携帯の電波が届かない場所に位置しており、利用は1日1組に限定。その名の通り自然の中での音の無い世界を体験することができることが評判となり、予約はつねに2か月先まで埋まっている状態だ。そしてこのたび地域活性化事業の一環として、地元住民の方の山を活用する形で新たなキャンプサイトの区画拡大を行うという。
1日1組限定で、ペットとの同伴が可能なエリアも展開中
佐賀県佐賀市にある「むおんきゃんぷ場」は、地域活性化事業による耕作放棄地の活用をしたキャンプ場として2021年10月にオープン。もともとこの場所は別名「無音地区」と呼ばれていたそうで、その由来となったのは地元住民が「あそこは音がないぐらい静かな場所」ということにちなんだ愛称だった。さらに1日1組限定の完全プライベートサイトで、誰にも邪魔されずに静かな自然を満喫することが可能に。携帯の電波も届かないので、デジタルデトックスを目的とする人も多いという。
現在展開しているのは全3サイト。中でも贅沢な空間としてオープン当初からたくさんのファンがリピートしているのが「サイトA」で、こちらはペットの同伴が可能となっている。
ほか、このたび拡大したのが「サイトB:むおんの丘①」「サイトC:むおんの丘②」「サイトD:むおんの森」だ。そ地元住民から「うちの山もキャンプ場に活用もできないだろうか」という声があがったことで、活用する形でサイトが拡大することになった。
むおんきゃんぷ場では今後も耕作放棄地の活用や地域活性化事業への新たな行動を具体化し、地域への還元を目指している。目的とするのは過疎地域であっても経済を回せる活力となるような仕組みの構築。地域が一体となってキャンプ場を運営することにより、新たな地域活性化となることを期待したい。
施設概要
所在地:〒840-0532 佐賀県佐賀市富士町大字大野古賀1−1
HP:https://muoncamp.localinfo.jp/