こんにちは、子連れライター渡部郁子です。4歳の息子を連れて、山やフェスや温泉を巡っています。小さな子どもを連れてアウトドアに出かけるとき、服装や持ち物は気を使います。特にフェスのような過酷な状況であればなおさら。キャンプや登山なら悪天候の場合は延期すればいいですが、フェスの場合は雨が降ろうが暑かろうが、長時間を外で過ごすことになりがちです。体力を温存するために、しっかりした服装や装備が必須です。今回は、親子でコーディネート可能なパタゴニアのレインウェアについてインプレッションをお届けします。
親子で同素材・パタゴニア「トレントシェル・ジャケット」
トレントシェル・ジャケットは、防水性と透湿性を備えたハードシェルジャケット。メンズ、ウィメンズ、ボーイズ、ガールズ、ベビーのサイズ展開があり、どれも同じ素材を使っています。2.5層構造のシンプルな素材で軽量、コンパクトに収納できます。デザインは大人用と子ども用で多少異なるので、一見するとお揃いとわかりませんが、並んで着てみれば同シリーズならではの素材感や統一感を感じることができるはず。
親子おそろいにこだわる理由
服の素材によって体感温度が変わるように、防寒着やレインウェアは素材によって寒暖の感じ方が大きく変わると思います。悪天候のフェスや、雪山や、富士山など、過酷な環境に子どもを連れていく機会が多かった私にとって、子どものウェア素材はいつも気になっていました。小さい子どもを担いで歩くと、私は汗だくになる一方で子どもはどんどん冷えていきます。そんな状態で雨が降ってくると、子どもは寒さで震えることになります。特に、長時間雨に濡れるなど過酷な環境で長時間過ごす場合は、ウェアの防水機能や透湿性、子どもの体感はどうかなど、不安になることがよくありました。
しかも、100㎝以下のベビーサイズのレインウェアはどのメーカーも撥水タイプのものが多く、しっかりとした防水素材でさらに上下セパレートタイプとなると、選択肢がかなり限られます。パタゴニアの場合、トレントシェルジャケットなら親子で同素材のレインウェアを揃えることが可能です。ただし、ベビーとキッズにはボトムスがないので、どうか子ども用のボトムスも作ってほしい…。
ちなみに5歳100㎝の息子が着ているのは、ベビーサイズの4Tです。ベビーサイズは2T(89㎝)から5T(112㎝)まで、それより大きいサイズは、ボーイズとガールズのキッズサイズになります。裏地はこんな感じ。