ピストン西沢がダートを激走!トヨタ「ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition”」は凄かった
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    2024.01.28

    ピストン西沢がダートを激走!トヨタ「ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition”」は凄かった

    ピストン西沢がダートを激走!トヨタ「ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition”」は凄かった
    クルマ大好きDJのピストン西沢さんが、トヨタ・ハイラックスをダート試乗。それもZ“Revo ROCCO Edition”という特別仕様車だ。岩あり急斜面ありのダートコースはハイラックスにふさわしいフィールド。そこで繰り広げられた激しい走りは動画でも視聴できるので、そちらもぜひ! ※動画のリンクは記事の一番下にあります。

    タイで販売されているすごいヤツ

    ピストン西沢とハイラックス

    ピストン西澤のYOUTUBEでアップした動画のサムネ。ひとりで行ったから、クルマと映っているのはコレ1枚(泣)。

    愛知県にある、オフロードコースも備わったアウトドア施設「さなげアドベンチャー・フィールド」で、ハイラックスの特別仕様車「ZRevo ROCCO Edition”」(以下、「ROCCO」)の凄い走りを体験してきたぞ。

    まずこの特別仕様車だが、単刀直入に言うと“微笑みの国”タイで売られているクルマだ。ハイラックスは日本のほかにタイ、オーストラリア、南米などでカタログに載っていて、各々の国に様々な仕様があるそうだ。ちなみに北米にはこんな大きなクルマでも小さいそうで、やはり人気はタンドラ。その大きさは一番大きなヤツで、長さ6,410ミリ、幅は2,030ミリだって()

    話を戻すと、ハイラックスの世界のバリエーションの中で、日本のマーケット用のスポーツバージョンには「GR SPORTS」があるものの、走りを追求している割には見た目がちょっと大人しい。その点このROCCO(ロッコ=岩)は、ちょっぴりヤンチャなルックスで、このようなピックアップやSUVを飾り立てて、イベントに集まるような人たちに、純正でもイケるぜ!ってアピールするために用意されたってこと。なんで、主にルックスをオートサロン的にチューニングしてはいるものの、そのハードはほぼノーマルと一緒…ってバカにしてたらもの凄い走りで死ぬかと思ったww

    見ためにこだわったノーマルとの違い

    ハイラックスのフロント部分

    フロントのラジエタ―グリルとバンパーは、まるでチューニングカーの様な迫力。

    後ろ斜め7:3

    リア回りは大きく張り出したオーバーフェンダーでかなり印象が変わる。

    まず目を引くのは精悍なラジエターグリルと、フロントバンパー。この辺りのパーツは、社外品のチューニングパーツと比べてもそこそこに攻撃的で、子供っぽくもないので好感が持てる。 

    さらに存在感があるのが左右のオーバーフェンダーだ。これは形状こそ似ているものの、「GR SPORTS」よりも張り出しがデカい!左右で45ミリのその迫力は、トヨタ純正とは思えないカッコ良さ。さらに目を引くのは荷台を囲うデッキバー。荷台を照らす照明がついていて、夜はスイッチひとつで暗いキャンプ場での荷物探しを助けてくれる。

    リアのデッキバー照明

    リアのデッキバーには照明も付いていて、キャンプの夜なんかで役に立ちそうだ。

    その他、大径化された専用アルミホイールと、ホワイトレタータイヤがこれまた専門店でドレスアップしたみたいにキマってる。リアバンパーの塗装やドアハンドル、バックミラー、サイドのステッカーなど、細かく手を入れられていて、ノーマルとはだいぶ見た目が違う。

    リアタイヤ

    リアのオーバーフェンダーの中におさまるのは、ベースグレード「Z」の17インチからよりワイルドに見える265/60R18タイヤ。

    特別仕様車のデカール

    テールのイメージを大きく変えるステッカーもかっこいい。

    クルマはやっぱりデカい 

    フロント7:3

    全長は5メートル超えながら、意外にも全幅は1,900ミリと細長いボディ。写真の車両のカラーはオキサイドブロンズメタリック。ほかにプラチナホワイトパールマイカ、ブラックの全3色を用意。

    ROCCO」のサイズは全長5,325×全幅1,900×全高1,800ミリ。特徴としては細長いフォルムだ。日本で走ってるクルマで、これに匹敵する長いのはあんまりなくて、メルセデスのGクラスは全長4,660ミリ。アルファードの旧型で長さ4,950ミリ。ランクルでさえ長さは4,985ミリ。重さもスゴくて、カタログ値で2,885キロだから、人や荷物とかいろいろ積むと3トンは超えるw

    最小回転半径も6.4メートルと、東京の狭い道で走るオラにはしびれる数字だ。

    しかしその走りは凄かったのだ!

    激走するハイラックス

    トヨタの凄腕ドライバーの助手席で体験したのは、ハイラックスの本当のすごさ。

    そうなんですよ!

    さなげを爆走する「ROCCO」の助手席で感じたのは、大きさや重さを感じさせないキビキビとした走り。ステアリングを握った方の名は明かせないが、競技経験もあるトヨタ内トップドライバーwww  Dレンジだけで狭い山道を登ったり下ったりを凄いペースで繰り返す。

    岩を乗り越えるようす

    こんな岩も登れるから、東南アジアやオーストラリアで実用車として使われているわけですよ。

    まずイイのが、ディーゼルエンジンのピックアップの良さで、すぐに反応することと、後ろが空荷でトラクションが逃げそうなところも、しっかりと地面をつかんでいた。さらに足がビヨーンと伸びて地面をしっかりとつかんでいたり、パートタイム4駆とはいえ、レベルの高い悪路走破性が素晴らしい。アプローチアングル(体地障害角)が大きいので、顎の余裕もばっちり。

    足着き性

    リアの足がルフィーの手みたいにびよーんと伸びる。

    ホイールベースは驚異の3085ミリ! 軽自動車の全長が3,400ミリだから、いかに長いか! ってことっすね。この余裕あるホイールベースのおかげで、あまりテールスライドしない。ハンドリングが軽快なこともすごいが、西沢が慣れないダートの急な下り坂をゆっくり下る時に支援してくれるDAC(ダウンヒル・アシスト・コントロール)が優秀で、湿った20度の下りでも4輪別々にブレーキを握り、ブレーキのアクチュエーター(エネルギーを動作に変換する装置)の音が頻繁に聞こえ、滑るタイヤをいなしていて、安心できた。

    これが……

    水たまりに突入

    都会のハイラックス乗りだと、一生しないような水浴びも体験。

    こう!

    豪快に出てきた

    どうやって使うか?

    インカー写真

    西沢も運転したが、DACなど初心者に優しい装備のおかげで安心してダウンヒルを楽しめた。

    インパネ

    それなりの安全装備もついているし、シートも優しいし、実用性が高い。

    日本では、ピックアップトラック自体あまりなじみがないから、なんか欲しいけど、どうやって使うかわからんなぁってとこが大きくある。でも、たまに行くスキー場や夏休みで1か月くらい滞在する沖縄あたりなら、あんなことやらこんなことやらできそう。

    荷台

    テールゲート・リフト・アシスト装備で片手でも簡単に閉められる軽さ。

    まず、薪やアウトドアギア諸々を荷台に積んでみたい!

    家のDIYの工具や材料を買いにホームセンターに行きたい!

    捕った獲物を載せてみたいwww

    ハイエースでもやれるが、ピックアップトラックの方が面白いよね。シャツもネルシャツ着て、気分は『ディアハンター』(※)!……って古いわ。

    ともかく、すごく面白い生活につながりそうな気がする。

    ※1978年に公開された、ロバート・デ・ニーロ主演の映画。

    購入価格は高いが価値は下がりにくい

    エンジン

    エンジンは2.4Lのディーゼルターボ。400Nmという太いトルクで重たいボディを軽快に走らせる。

    「ROCCO」の価格は4772,000円。ベースグレードの「Z」から70万円アップだ。これが中古車市場だと、3年乗った走行3万キロの「Z」が340万円くらいで売られているから、ざっくり220万円で買い取ってくれるとしよう。この数字は新車の約55パーセントとなり、「ROCCO」の購入3年後の金額は2624,600円となるぞ。しかも1ナンバーで、自動車税は年間16,000円だ。なんか買えそうな気がするww 

    欲しいなぁ。

    問い合わせ先

    トヨタ自動車

    TEL:0800-700-7700

    ピストン西沢のダート試乗動画はこちら!

    私が書きました!
    ラジオDJ、ミュージシャン
    ピストン西沢
    多数のラジオ番組にてパーソナリティを担当。ウィックに富んだトークが人気を集め、第48回ギャラクシー賞でDJパーソナリティ賞を受賞。一方で車好きとしても知られ、レーサーとしてインテグラレースやスーパー耐久などに参戦。日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員も務めた実績もあり。https://twitter.com/piston2438

     

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