こんにちは、子連れライター渡部郁子です。4歳の息子を連れて、山やフェスや温泉を巡っています。今回は、子どもといっしょにキャンプ。ありきたりなキャンプではありますが、「キャンプで使ってみて」と渡された「ソーダストリーム」というマシンを試してきたので、そのインプレッションをお届けします。
炭酸がすぐに作れる
「ソーダストリーム」は、水を瞬時に炭酸に変えるマシンです。夏場のキャンプは水分を多くとりたくなるもの。そんなときに、飲み物のバリエーションが増やせるのはおもしろいかも、ということで持ってきました。幅、高さとも30㎝ぐらいの大きさ。マシンのほかに、炭酸のガスボンベ、水を入れるボトルがついています。
ガスボンベを本体にセットして、あとは付属のボトルに水を入れ、カチッとセットするだけ。一瞬にしてボトルの水に二酸化炭素が注入され、炭酸水が完成します。
電池不要、電源不要。これならアウトドアでも電気を心配せずに使えます。炭酸は、水の温度にもよりますが、冷たい水なら一瞬で炭酸水に早変わり。炭酸水をそのまま飲んでみると、味はついていないはずなのに、炭酸の刺激のあとに、ほんのり甘い水本来のおいしさを感じました。このまま飲んでもおいしい!
活用方法は?
炭酸水をそのまま飲んでもいいですが、例えばジュースを炭酸水で割ってみたり、お茶を炭酸水で割ったりしても楽しい。しかも炭酸がすぐに作れるとなれば、お酒のバリエーションが一気に広がります。ウィスキーやリキュールを持参してソーダで割ったり、カクテルを作ったり、自家用サングリアや梅酒などをソーダで割れば、パーティーの主役になりそうです。デトックスウォーターを炭酸で作るのもおいしそう。そうか、屋外のパーティーにこれがあったら便利かも。
フルーツを漬け込んでもおいしい
飲むだけでない楽しみ方が広がります。たとえば炭酸水にいちごやぶどうなどフルーツを漬け込んでおくと、フルーツに炭酸ガスが浸透し、果汁が炭酸に変わります。食べたときに口の中で果汁がシュワッと広がり、新食感を味わえます。
炭酸水の活用法
ふつうの水を炭酸水に変えることができるので、思い切って料理に使ってみたり、美容に使ってみることも躊躇なくできます。炭酸水でお米を炊くとモチモチに、煮物はやわらかく仕上がると言われています。また、炭酸水をそのまま肌につけたり、ヘッドマッサージに使ったりすることも可能。ちょっとぜいたくな炭酸の使い方を試す絶好のチャンスです。
家では使いきれませんが
大人数のアウトドアパーティーや、屋外のBBQ会場、ビアガーデンなどにあると便利ではないでしょうか。キャンプというよりも、大人数で集まるパーティーなどに活躍しそうです。個人的には、山の湧き水や、温泉水などを炭酸にして飲みやすく味比べできたら楽しそう。アウトドアだけでなく、もちろん家の中で使うことができるので、飲み物を楽しみたい人ならきっと楽しめると思います。
渡部郁子(わたなべいくこ)
フリーアナウンサー/ライター
JFNアウトドア番組「JOYFUL LIFE」パーソナリティほか、アウトドア、温泉、音楽をテーマに新聞・雑誌で情報を発信。ライフワークのフジロックほか、数多くのフェスで子連れスタイルを実践中。www.watanabeikuko.jimdo.com/