そして、降雪エリアへの移住の相談などを受けることもたまにあるのですが、移住を検討されている方が決まって気にするのは”雪との付き合い方”。
そこで今回は、雪国に移住をした私が、生活する中で持っておきたいと実際に感じた必須アイテムを紹介します。雪が積もると大変なことも多いですが、雪がある生活もまた一興です。
雪国への移住を検討されている方や、移住先に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
雪国で必須のアイテム4選
4WDのクルマ
雪国で持っておきたいアイテムの代表格といえば、4WDのクルマです。
4WDとは、4つのタイヤ全てにエンジンの動力が伝わる駆動方式で、四輪駆動とも呼ばれています。
滑りやすい道路や、ガタガタしている路面状況の悪い道路でも走りやすいです(状況と駆動制御によって変わりますが)。
4WDのクルマはアウトドアシーンでもよく見かけるので、BE-PAL読者の方々には馴染み深いかもしれませんね。
雪国では、雪が積もってしまっている道路や、路面が凍結している道路に出くわすことは少なくありません。
一般的に流通している2WDのクルマだと、雪や泥などにタイヤがはまって動かなくなる“スタック現象”が起こる可能性が高くなるので、リスクを避けるためにも4WDのクルマがあると安心です。
また、凍結路面でも滑らないスタッドレスタイヤも忘れずに準備しましょう。
スノーダンプ
スノーダンプとは、一度に大量の雪を運ぶことができる除雪道具です。
雪が降る地域では、別名“ママさんダンプ”とも呼ばれています。
大きいスコップのような形状をしており、両手で押すことができるパイプの持ち手が付いているので、滑らせるようにすると少ない労力で除雪することができます。
生活道路は除雪車が入ることが多いので通行できるようになりますが、自宅や敷地内での歩道確保のためや、駐車場からクルマを出すまでの動線確保のために、このアイテムは持っておく必要があります。
雪国では、冬になるとホームセンターだけでなく薬局、スーパーでも販売されることがあるほど重要なアイテムです。
防滑シューズ
朝晩の冷え込みが厳しい雪国では、路面凍結が頻繁に起こります。
雪が積もっていなくても、路面が凍結することがあり、そうなると滑りやすく、徒歩だと転倒してしまう危険があります。
そのため、ソール部分が滑りにくい素材で作られていたり、防滑加工が施されていたりするシューズを持っている必要があるのです。
私が愛用しているシューズはソール部分が硬化しにくく、細かい突起がついた形状になっているので、しっかりとグリップが効き、転ぶことは滅多にありません。
また、歩き方にもコツがあり、足の裏全体を着地させながら歩くと転びにくくなります。
その他、雪が靴の中に入って足元が冷えないように、最低でも足首まで覆えるシューズがおすすめです。
石油ストーブ
雪国の冬は、家の中もびっくりするくらいの寒さになるので、暖房器具は必要不可欠。
特に、石油ストーブはどの家庭にもあるほど重宝されている暖房器具です。
エアコンでいいのでは?と思うかもしれませんが、石油ストーブは速暖性に優れており、部屋をすぐに暖めてくれるので好まれています。
また、電力がいらないので、万が一の災害時やアウトドアでも活躍してくれるのも嬉しいポイントです。
石油ストーブの燃料は灯油なので、灯油用のポリエチレン缶と灯油ポンプも準備しておきましょう。
なお、石油ストーブを使用する際は、一酸化炭素中毒を防ぐために1時間に1回程度必ず換気を行う必要があります。
雪国特有のアイテムが必要になる
雪国での生活は、東京などの首都圏エリアとは違った生活アイテムが必要になります。
私も移住したての頃は、今まで使ったことのないものばかりが必要となるので困惑しましたが、それらを駆使して生活をしていると、だんだんと慣れて快適になってきました。
雪がある生活は大変かもしれませんが、綺麗な景色やウインタースポーツなどが身近にあることは魅力だと思います。
上手に雪と付き合っていくことで、最高の雪国生活になるかもしれません。
もし移住を検討する場合は、今回の記事を参考にしてみてくださいね。