みそとバターといえば、みそラーメンでおなじみ。私たちの舌になじんだ絶対おいしい組み合わせです。蓮池陽子さんは、このコンビで春らしいスープを作ってくれました。
「バターや牛乳などの乳製品とみそを合わせるときは、白いみそを使うと、味も色もしっくりきます」と陽子さん。今回は、関西の甘い白みそか信州のシャープな米みそ白かでしばし検討した末、関西の白みそを選びました。辛さの少ない新玉ねぎとの相性も考えてのことです。
そのほかの具は、皮ごと食べられて手間のかからない新じゃがいもと、緑の彩りを添えてくれるスナップエンドウ。「スナップエンドウは、半分に割って丸い豆を見せて、船のように浮かべると見栄えが良くなります」。
牛乳入りの白いスープにバターとベーコンの脂が浮き出した姿は、まるでクリームシチュー。シチューほどのとろみはないものの、バターと白みその粘りのおかげか口当たりはやわらかい。市販のルーを使わず、あっというまにクリームシチューが完成しました。
みそ大好き、アウトドア大好きの蓮池陽子さんによる「ソトみそスープ」は、Facebookの「みそパル」でも月に2回公開中です。その中から厳選したメニューを『BE-PAL』本誌奇数月発売号(次回は5月9日発売の6月号)でも紹介しています。こちらもお楽しみください。
【陽子さんのソトみそスープ 第28回 新玉ねぎと新じゃがいものみそバタースープ】
材料(2~3人分)
新玉ねぎ…1/2個
新じゃがいも…小さいもの4個
ベーコン…2枚
スナップエンドウ…3~4個
牛乳…30ml
昆布…1枚
バター…大さじ1/2
米みそ白…大さじ2
作り方
1、玉ねぎは櫛形に、じゃがいもは半分に切る。ベーコンは2cm幅にする。
2、鍋でベーコンを炒める(焦げつきそうなときはオリーブオイルを熱してから)。油が出てきたら、水500ml(分量外)と昆布を入れて、玉ねぎ、じゃがいもを加えて、米みそ白の半量を溶き入れる。
3、じゃがいもがやわらかくなったら、スナップエンドウと牛乳とバターを加えて、残りのみそを溶き入れる。