FILE38は、台東区にある下谷坂本の富士塚です。
第38座目「下谷坂本の富士塚」
今回は、JR鶯谷駅南口登山口です。
下町の宿に泊まることが多いのですが、今回はそういえばこの辺で富士塚を見た記憶があるよな、といった記憶から始まりました。山形に戻り、「江戸・東京百名山を行く」を改めてみると、なんと下谷坂本富士塚の存在の記載はありました。
実は宿から駅に向かう歩きなれた道です。この日は朝から事件があり、パトカーが出ていたので、夕方、宿に帰るのにあわせて下谷坂本の富士塚へ行こうと決めていました。
しかし、残念なことに夕方も規制線が張られていました。規制線をよけるように進みます。
その道ですが、真っすぐ行くと入谷朝顔祭りの会場なんです。お祭りの時は道路が封鎖され、たくさんの屋台が並びます。興味のある方は、入谷朝顔まつりhttps://www.asagao-maturi.comでご確認下さい。
年に何度もこのエリアを拠点に上京しますので、お祭りやらに出くわすことも多くあります。下町の良い所ですね。
駅から1つ目の信号を渡ると、サウナセンターがあります。中にはガンダムとシャアザクの大きな人形がありますので、こちらを目印にするといいかもしれません。
そのまま入谷口通りを真っすぐ進むと、肉のえびすやさんがあります。ここでは、揚げ物と焼き鳥を買うことが出来ます。コロッケ美味しいんですよ!安くてオススメです。
肉のえびすやさんを過ぎて直ぐ小野照崎神社の石柱が現れます。中に入ると小野照崎神社の鳥居がありますのでくぐって中に入ると左手に、下谷坂本の富士塚が見えてきます。
下谷坂本の富士塚入口は閉じられていました。
下谷坂本富士塚
1782年に築かれた下谷坂本富士。富士山に誰もが行けるわけではなかった時代、その霊験あらたかな姿を伝えるべく作られたそうです。その高さ約6m。なかなかの存在感です。
塚は富士の溶岩でおおわれています。一部が欠損していますが、保存状態が良好な塚は東京に少ないので、国の重要有形民俗文化財に指定されたそうです。
毎年、夏越の大祓と富士山の開山に合わせた6月30日と7月1日の2日間に限り、一般の方々に開放されているそうですよ。
ちなみに、この小野照崎神社は、境内にある末社を含めると、 15柱もの神様がお祀りされています。また、御朱印帳がオシャレですし、なんと月1度スマホの待ち受け用壁紙が公開されていますよ。詳しくは小野照崎神社(https://onoteru.or.jp)をご覧ください。
かなり参拝客がいましたので、ご利益のある神社なのかもしれませんね。
神社も時代にあわせて近代的になっていますね。
とりあえず、富士塚を見た記憶が正しくてホッとしました。
次回は「新宿駅東口から登頂する新宿富士(富士塚)」を予定しています。
なお、今回紹介したルートを登った様子は、動画でご覧いただけます。