ホットサンドメーカーの使い方|おいしく作るコツやお手入れ方法も解説!
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    調理器具・食器

    2024.03.07

    ホットサンドメーカーの使い方|おいしく作るコツやお手入れ方法も解説!

    ホットサンドメーカーの使い方|おいしく作るコツやお手入れ方法も解説!
    キャンプの調理器具として定番のホットサンドメーカー。様々な具材をサンドして楽しめるホットサンドだけでなく、幅広い調理が可能だ。そんなホットサンドメーカーの使い方を、基本的な手順から、上手においしく調理できるコツやお手入れ方法まで解説する。

    ホットサンドメーカーの種類をおさらい

    ホットサンドメーカーは材料を挟んで両面を焼くため、食材に火が通りやすくカリッとした食感に仕上がるのが魅力。

    できたてのホットサンドを楽しめるのはもちろん、野菜を蒸し焼きにしたり、目玉焼きをパリッと焼き上げたり、ホットサンドメーカーの使い方は多岐にわたる。まずはホットサンドメーカーの種類を確認しておこう。

    キャンプにぴったりな「直火式」

    ホットサンドメーカーには直火式と電気式の2タイプが存在する。直火式は、名前の通り直接火にかけて調理するのが特徴で、コンセントがなくても利用できるため、アウトドアにも適している。キャンプなどアウトドアシーンで調理をしたいなら、直火式のアイテムを選ぶのがおすすめだ。

    また、熱伝導率の高い素材を採用しており、食材をたっぷり入れても中まで火が通りやすいのもメリット。

    直火式のアイテムは、電気式と比べてコンパクトなものが多い。収納しやすいだけでなく、かさばらないため携帯しやすいのもうれしいポイントだ。作りもシンプルなため、使用後のお手入れがしやすいのも大きな特徴。

    自宅向きの「電気式」

    電気式のホットサンドメーカーは、電気の力で本体を温めて食材を加熱する。タイマー機能が搭載されているものも多く、ボタンを押すだけで調理が完了するので機能的だ。

    火加減を調節する必要はなく、調理中に別の作業をすることもできる。直火式に比べて安全性が高いため、お子さんと一緒に利用するのもおすすめ。

    比較的重量があり持ち運びには向いていないものの、豊富なデザインから選べるのも電気式の特徴。主に自宅で利用するという場合は、電気式のものを選ぶといいだろう。

    ▼参考記事
    キャンプで人気のホットサンドメーカー。選び方や商品5選

    サイズをチェック

    ホットサンドメーカーには、次のような種類がある。

    シングル:1個分(食パン2枚使用)
    ダブル:2個分(食パン4枚使用)
    ハーフ:ハーフサイズ1個分(食パン1枚使用)

    一度に2個のホットサンドが焼けるダブルタイプは、大人数でのキャンプに便利。ハーフサイズは少量から作れるため、ソロキャンプや食の細い人でも使いやすい。ほかにも、プレートに仕切りが付いていて、1個のホットサンドを真ん中でプレスできるタイプもある。半分にカットしやすい反面、仕切りなしと比べると中に入る具材が少なくなる。

    また、カリカリ感を出したいなら耳まで焼けるタイプを、ふんわりとした食感が好きなら耳を圧着しないで焼くタイプがおすすめだ。

    利便性ならセパレート式がおすすめ

    直火式ホットサンドメーカーのプレートは、上下が固定されている一体式と、2枚に分離できるセパレート式がある。どちらも焼き上がりに差はないが、準備や片付け段階のことを考えるとセパレート式がおすすめだ。

    プレートにバターや油を塗ることもあるほか、具材にボリュームがあると、プレスしたときに中身がはみ出してしまうこともある。プレートが汚れてしまってもセパレート式ならすみずみまで洗うことができ、水切りをする際にも場所を取らない。

    ▼参考記事
    直火式ホットサンドメーカーのおすすめ11選!選び方・使い方も紹介

    簡単!ホットサンドメーカーの使い方

    直火式ホットサンドメーカーの基本の使い方を紹介しよう。直火式と電気式との大きな違いは、ひっくり返す工程の有無だ。

    1. プレートに油を薄く塗る
    2. 食パンに具材を乗せる
    3. プレスして火にかける
    4. 両面に焦げ目が付いたら完成

    フッ素コーティングが施してある場合でも、油やバターを塗っておいたほうが塗装が長持ちする。油をしみ込ませたキッチンペーパーで、表面に薄く伸ばしておこう。

    プレスすると上の食パンが手前に押し出されてくるため、プレートを閉じる際は手で食パンをしっかり押さえる。弱火~中火にかけたら、焼き加減をチェックしながら焼いていこう。約1~2分で焦げ目が付いてくるので、ひっくり返して両面が焼けたら完成だ。

    ▼参考記事
    直火式ホットサンドメーカーのおすすめ11選!選び方・使い方も紹介

    上手にホットサンドメーカーを使うコツを解説!

    教えてくれたのは…
    アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター
    長谷部雅一 さん
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    1977年4月5日生まれ。株式会社ビーコン代表取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊なネイチャー系会社の役員。仕事の範囲は広く、プロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。

     

    ホットサンドメーカーは、今やキャンプの定番調理器具といっても過言ではない。ちょっとしたフライパン代わりにもなり、焼き物から揚げ物まで様々な調理ができるため、キャンプに必携の調理アイテムだ。

    ホットサンドは、安定感抜群のおいしさとバリエーションの豊富さが魅力。キャンプの朝食のレギュラーメニューになっている方も多いのではないだろうか。

    とはいえ、「どうしてもうまく焼けないんだけど」という声も。そこで、ホットサンドをおいしく焼くための3つのポイントを紹介。これさえ押さえれば、真っ黒焦げのホットサンドとはおさらばできる。

    1.火が当たっている場所が1箇所にならないようにする

    バーナーなど火器の中心にホットサンドメーカーを置いているだけでは、ホットサンドメーカー全体にしっかりと火が当たっていないことがほとんど。特に四辺と角には熱が伝わりきれない場合がある。

    そこで、ホットサンドを4分割して考える。それぞれの1/4の領域全体にしっかりと火が当たることをイメージしながらホットサンドメーカーをゆっくりと動かしながら焼いていこう(1/2サイズのホットサンドメーカーの場合は2分割でもOK)。

    2.焼け具合をこまめにチェックする

    ホットサンドを焦がしてしまう最大の理由は、焼け具合をチェックしないこと。油断をすると一面真っ黒になって悲しいホットサンドになってしまう。

    いったん閉じると、なぜか途中で開けるのを躊躇してしまうホットサンドメーカー。でも、ちょくちょく開けて、焼け具合をチェックすることが肝心だ。常に焼け具合をチェックして、焼けているところには火が当たらないように、そして焼け具合が甘いところにはしっかりと火が当たるように調整しながら焼いていこう。

    3.じっくり時間をかけて焼く

    中火から強火で一気に時短で焼き上げようとすると、ホットサンドはすぐに焦げてしまう。また、パンの表面は上手に焼けたのに、具がまだ冷たい! なんてことも。ホットサンドをつくっていると、なぜか気が焦って“待てなくなる”のが不思議だ。

    おいしく焼きたい場合は、最大火力が中火、できれば弱火から中火の間でじっくりと時間をかけて焼くことを意識してみよう。ゆっくりあせらずにが肝心だ。のんびりとホットサンドを焼く時間を楽しむ姿は、もしかすると傍目にも玄人っぽく見えるかもしれない。

    ▼参考記事
    ホットサンドの上手な焼き方をご紹介。これでもう焦がさない!

    ホットサンドに最適なパンは何枚切り?

    ホットサンドに最適な食パンは何枚切りなのか? アウトドアコーディネイター・小雀陣二さんとともに、『BE-PAL』編集部員オーシタとハラボーが実験した。


    4枚、6枚、8枚切りのパンを用意し、オーソドックスなハム&チーズを挟んで実験。


    同じ機器を使い、火加減も焼き時間もそろえて焼く。4枚切りはかなりの力で押し込んだ。


    左から8枚切り、6枚切り、4枚切り。6枚切りの食感がいちばんパンのふっくら感が伝わった。


    8枚切りは薄く、4枚切りだと密度が濃い。6枚切りは食べ応えがありフワフワだ。

    ▼参考記事
    ホットサンドメーカーとメスティンはどう選ぶ?料理成功の秘訣は?初心者が聞いてみた

    ホットサンドメーカーのお手入れ方法

    どんなアイテムも、使い方次第で寿命が伸び縮みするもの。お気に入りを長く活用できるよう、お手入れ方法もチェックしておこう。

    直火式ホットサンドメーカーの多くは、フッ素コーティングを施したアルミニウム製。手入れには柔らかいスポンジと食器用洗剤を使う。軽い汚れなら水洗いだけでもいいだろう。具材がはみ出ると焦げ付きができることもあるが、スチールたわしや研磨剤は使わないようにしよう。コーティングのはがれやキズの原因となり、サビが出やすくなってしまう。

    鋳物や鉄製の場合は鉄製フライパンと同じく、油をならす工程がプラスされる。使用後は洗剤を使わず水洗いし、手早く水分をふき取った後、完全に乾燥させてから収納しよう。

    ▼参考記事
    直火式ホットサンドメーカーのおすすめ11選!選び方・使い方も紹介

    人気のホットサンドメーカーを紹介!おすすめ7選

    SOTO(ソト)
    ミニマルホットサンドメーカー

    ハンドルを折りたたんでコンパクトに携行可能なホットサンドメーカー。これならザックに入れてもかさばらない。プレートは上下で分割でき、フライパンとしても活用できる。

    ●サイズ:幅136×奥行き339×高さ39mm
    ●収納サイズ:幅136×奥行192×高さ53mm
    ●重量:約630g
    ●素材:(本体プレート)アルミダイキャスト/フッ素樹脂コーティング、(ハンドル)ステンレス、シリコンゴム

     


    後発ならではの着眼点でヒット商品になったアウトドア用ホットサンドメーカー。ゴトクの上で安定するようにプレートとハンドルの重量バランスを考慮。フライパンになるから汎用性も高い。

    折り畳み式のハンドルでコンパクトに。

    プレートは着脱式なのでフライパンとして使用可能。

    収納ポーチ付きなので持ち運びに便利。

    ▼関連記事
    SOTO(ソト)/ミニマルホットサンドメーカー


    テンマクデザイン
    マルチホットサンドイッチメーカーⅡ

    本体は18mmと28mmの2種類。深型なら蒸し料理はもちろん炊飯も可能!天然木の太めの取っ手は、フライパン時も持ちやすい。重量は795g。

     


    パンの厚さに合わせて本体を替えることができる。フタにはホッとリラックスできる「ほ」の焼印入り。


    OIGEN
    ホットサンドクッカー

    南部鉄器はじっくり熱が伝わるので予熱が必要だが、焼き上がりはきめ細かく、中はフワフワ。2分割できるので油ならしも行ないやすい。重量は1.5kg。

     


    重厚で無骨な鋳鉄だが、レザーのような質感で、まさに一生もののクッカー。


    4w1h
    ホットサンドソロ

    少食な朝にピッタリなコンパクトサイズのホットサンドメーカー。食パン1枚を折りたたんで作るので、間食や夜食にも最適。返し間違いがないようツートーンカラーになっている。上下分割タイプで扱いやすい。

    ●サイズ:約140×285×高さ40mm
    ●重量:約405g

     

    食パン1枚を折りたたんで作る。間食や夜食にもおあつらえ向きなサイズ。

    個性的な波形のふちは、パンの端がハミ出ないようにしっかり圧着させるため。

    返し間違いがないツートーンカラーも特徴。

    焼いたホットサンドは、上面を外して皿を乗せてひっくり返せば、触らずに盛り付け完了。

    ▼関連記事
    4w1h/ホットサンドソロ


    ハイマウント
    キューバサンドメーカーIH

    バケットにローストポークやチーズを挟んで作るキューバサンド専用メーカー。IHもOKで家でも使いやすい。重量は約1,100g。

     


    市販の食パンなら2枚並べて焼ける。内側は波型で肉や魚のローストにも最適。


    i-WANO
    ホットサンドメーカーFT

    パンの耳が圧着できる形状。両面フラットで刻印もないシンプルなデザインなので、フライパンとしても使いやすい。アルミ合金製。重量は758g。

     


    凹み部分は、卵1個焼くのに丁度ピッタリなサイズ。フッ素樹脂加工が施され、手入れも楽。


    コフラン
    エイアンドエフホットサンドクッカー

    日本の食パンに合わせて別注したA&Fモデルで、パンが耳まできれいに収まる。鋳鉄製で重いが、焦げついてもゴシゴシ洗えるのがいい。重量は1.4kg。

     


    ハンドルはねじ込み式で、取り外してコンパクトに収納でき、ザックにも収まる。

    ▼参考記事
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