防振双眼鏡「FUJINON TECHNO-STABI(テクノスタビ)」シリーズから、小型軽量で、防水機能を搭載した2アイテムが登場した。
また、防振ONにした時の電池連続駆動時間も30時間と長寿命化。
バードウォッチングやスポーツ観戦だけでなく、セーリングや釣り、雨の日のアウトドアでも活躍してくれそうだ。
「見る」を揺らさない防振双眼鏡「FUJINON TECHNO-STABI」
防振双眼鏡「FUJINON TECHNO-STABI」は、高倍率双眼鏡に強力な防振システムを搭載したタイプ。富士フィルムが独自開発した「電子ジャイロ防振システム」が採用されている。
この「電子ジャイロ防振システム」は、電子ジャイロセンサーが振動を感知し、ジンバル構造に組み込まれた正立プリズムを常に安定した状態に保つ。そのため、ほかの方式に比べて広い補正角が得られるというもの。
「FUJINON」はもともと天体観測や海上での監視用途など業務用で、プロユースの条件をクリアするため、光学性能、堅牢性が発展してきた。中でも防振技術は、「FUJINON」の特長となっていて、「手振れではっきり見えない」、「もう少し明るければ見えていた」といった悩みを解消してくれるアイテムだ。
防水機能と電池長寿命化がついた、れんぞく倍率の違う2アイテム
今回登場した、倍率が異なる2アイテムは、「FUJINON TECHNO-STABI TS12x28WP」と「FUJINON TECHNO-STABI TS16x28WP」。
2019年に発売した「TS12x28 」と「 TS16x28」の防振機能と小型軽量設計はそのままに、完全防水機能と電池長寿命化を加えたモデルだ。
以下、新登場した2アイテムの特徴3つを紹介しよう。
1、 小型軽量ボディに、補正角±3°の強力な防振システムを搭載
高い防振性能(補正角±3°)を搭載しながら、約485g(TS12x28WP)、約550g(TS16x28WP)の小型化を実現。
手持ちに適したデザインで、コンパクトで携帯しやすく、手振れが発生しやすいシーンでも、三脚を使わず、片手での使用でも安定した像を見ることができる。
防振機能のオンとオフを固定できるダイアル式スイッチを採用。長時間押し続ける必要がなく指が疲れにくい設計だ。
双眼鏡を大きく動かしたときの視野のカクツキ(滑らかでない動き)の抑制と、双眼鏡を静止したときの視野のふらつきの抑制を両立。煩わしいモードの切り替えが不要となった。
2、 IPX7の完全防水仕様
水深1mに30分水没しても内部に浸水しないIPX7の完全防水を採用。
今までは難しかった、海や川での観察でも落下を心配せず、安心して使用できる。
3、 連続駆動30時間
防振機能をオンにしたまま連続30時間の電池駆動が可能。長時間の使用ができる。
10分間のオートオフ機能を搭載しているので、切り忘れによる電池消耗も防止。電池が切れても、三脚などで固定すれば通常使用ができるのもうれしい。
双眼鏡を持って、観察に行こう
双眼鏡でみると、いつもの景色も違って見えてくるもの。高機能の双眼鏡は、ちょっと高価と感じるかもしれないが、その分、新しい発見ができそうだ。
双眼鏡を持って、今まで見たことがない世界を観察に行こう。
商品概要
TS12x28WP
価格:オープン
倍率:12倍
対物レンズ径:28mm
防振補正角:±3°
アイレリーフ:16.5mm
実視界:4.2°
1000mにおける視界:73m
最短合焦距離:3.5m
射出瞳径:2.33mm
電池寿命:リチウム電池(CR2);約30時間
寸法:148mm×109mm×74mm
重量:485g
防水性能:1m-30min(IPX7)
TS16 x28WP
価格:オープン
倍率:16倍
対物レンズ径:28mm
防振補正角:±3°
アイレリーフ:16mm
実視界:4°
1000mにおける視界:70m
最短合焦距離:3.5m
射出瞳径:1.75mm
電池寿命:リチウム電池(CR2);約30時間
寸法:151mm×120mm×74mm
重量:550g
防水性能:1m-30min(IPX7)