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大人気ブランド「ザ・ノース・フェイス」の歴史
ロッククライマーのダグラス・トンプキンスが、カリフォルニア州のサンフランシスコに開いたスキー・バックパック用品の小さな店舗がブランドのスタート地点だ。ダグラスがスローガンに掲げた"探検をやめるな"の言葉のとおり、革命的な製品を生み出し続けることとなる。
一番初めに製造したのは、軽量コンパクトなスリーピングバッグ。業界で初めて最低温度規格表示を明記したことで、ユーザーから大きな信頼を得た。1969年には、ダウンパーカの原型となる「シエラパーカ」を開発。世界初のドーム型テント「オーバルインテンション」を1975年に発売すると、最小の面積で最大の容積をかなえる新構造で、それまでのテントの常識を覆した。通気性を備えて蒸れを解消する防水透湿素材、「FUTURELIGHT™」の開発も記憶に新しい。アウトドアの枠を超え、いまやファッションシーンでも定番となりつつある時代の風雲児だ。
▼参考記事
パタゴニア、ソレル、ザ・ノース・フェイス…北米の人気アウトドアブランド誕生秘話【O~W編】
軽量で耐久性に優れた入門用ソロテント「ストームブレーク1」
THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)
ストームブレーク1
THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)が、アウトドア初心者でも手軽に使える入門用テントとして開発したダブルウォールの1人用エントリーモデル。使い勝手が良く、耐風性に優れているのが魅力。メッシュウォールを4面に採用。1.4kgと軽量なのも◎。
●フロアサイズ:奥行220cm × 幅86cm ×高さ86cm(フロア面積は1.6平方cm)
●収納サイズ:56cm × 高さ15cm
2014年から約5年かけて103ヶ国旅した旅女子!現在もフルリモートで旅行業界およびメディアで働かせていただきながら旅を継続しています。趣味はスキー・キャンプ・山登りなどのアウトドアをはじめスポーツ観戦、美術鑑賞など幅広いですが基本的には国内外問わず自然が豊かなところへ足を運ぶことが多いです。「アウトドア」をより多くの方々に楽しんでいただける様ジャンルに偏らない様々な情報を配信しています。
重量はわずか1.4kg!アクティブな“おひとりさま”に最適
せっかくソロテントを購入するなら、なるべく軽量で持ち運びに便利なタイプを購入したい。ストームブレーク1の重さは1.4kgで、女性でもラクに持ち運ぶことが出来るのが特徴。公共交通機関を利用してソロキャンプに出かける、もしくは登山やツーリングを1泊以上で楽しむのであれば、少しでも荷物を軽くして快適に過ごすのが理想だ。
メッシュウォールを4面に採用しているから夏のアウトドアも快適
インナー部分の素材には通気性を最大限に確保したメッシュ生地を使用しているため、換気性能に優れ、不快な湿気や虫の侵入を防ぐことが可能。
また、フライシートには網目からの漏水を防ぐためのシームシーリング加工がしっかりと施されているため、雨漏りの心配もない。
所要時間はわずか10分!気になる設営方法とコツを紹介
ストームブレーク1の設営はとても簡単で、慣れてくると約10分ほどの所要時間で完成させることが出来る。ここでは、気になる設営方法とコツを5ステップ形式で紹介しよう。
1. 設営する場所を決めて、インナーテントを広げる
アウトドアを快適に楽しむために欠かせない要素と言えるのが、安全で居心地の良いロケーション選び。キャンプ場や野外フェスでは設営に適した環境が整っている場合が多いが、山岳地帯や水辺では地面がデコボコしていたり風が強いなど環境条件が不安定なことがあるため、なるべく水はけが良く平坦な場所を選ぶことを心がけよう。
低地や川岸では雨天の浸水被害が想定されるので、状況に応じて適したロケーションを選択することが大切だ。また、インナーテントを広げる際は、傷と湿気を防ぐためにグランドシートを敷くのがオススメ。
2.付属のポールを組み立てて、それぞれの先端をグロメットに差し込む
付属のポールを組み立てたら、それぞれの先端をインナーテントのグロメット(四方に位置する丸い穴)に差し込んで中心部を交差させる。
3.ポールがクロスしている部分を押さえ、インナーテントのフックを引っ掛ける
フレーム部分が完成したら、インナーテントの吊り下げフックをポールに引っ掛ける。
この時、ポールがクロスしている部分を押さえながら作業を進めるとスムーズだ。
4.フライシートを被せて、インナーテントの四方に固定する
フライシートを被せる際は、フライシートとインナーテントのグロメットを重ねて固定する。
この時、テントの張り具合を調節するベルトの色がインナー部分のペグループと一致していることを確認しよう。
5.付属のペグを地面に打ち込んでボトムをしっかりと固定する
最後に、インナーテントとフライシートを地面に固定すれば完成(風が強い日はインナーテントを広げた段階で地面に固定しておくと作業しやすい)。
ペグはテントの反対側に約60度の角度に倒して、ロープと直角になることを意識してしっかりと打ち込むと抜けにくくなる。
ストームブレーク1に付属しているペグは、重く固定力がある一方で、ビーチのような柔らかい地面にはあまり向いていないため、テントを設営する環境に合わせて使用するペグを変えるのも良いだろう。
▼参考記事
軽量で耐久性に優れた入門用ソロテント!THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)「ストームブレーク1」
暴風雨にも対応する球体型テント「ジオドーム4」
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
ジオドーム4
アメリカのバックミンスター・フラー博士の理論をもとに、三角形を組み合わせることで球体に近付けた「ジオデシック・ドーム」型のテント。5本の本体ポールと1本の赤道ポールを使い、サイズ感のわりにはかなり軽量で、高い強度をもつ。
●フロアサイズ:230×218cm、高さ:210cm
●収納サイズ:73×26×20cm
●重量:11.07kg
●収容人数:4名
●素材:75Dリップストップポリエステル、150D ポリエステルオックス 10,000mmPUコーティング、75D ポリエステルタフタ 1,500mmPUコーティングなど
年末の引っ越し以来、自宅の庭には物置代わりのテントが張りっぱなしに……。
その中はキャンプ用具でいっぱいだ。著書に『山道具 選び方、使い方』など。
雨風に圧倒的に強い球体型テント
ヒマラヤに代表される高所登山や極地遠征で、暴風雪に耐えうるテントとして活躍しているのが「ジオデシック・ドーム」。これはモデル名ではなく、三角形で構成される半球形のデザインのことで、「最小のパーツで最大の強度と居住空間を持つ」のが大きな特徴だ。
これをテントに取り入れたのはザ・ノース・フェイスで、1975年発表の「オーバルインテンション」はパタゴニアで風速60mにも耐えたといい、それを継承する名作「2メータードーム」も販売されていた。
その流れをさらに汲むのが、この「ジオドーム4」なのである。4人用で小さいけれど、風雨への対応力は間違いなく、テストを行なった千葉のキャンプ地は雨だったが、まったく問題なし。ポールを通すだけで直感的に設営でき、悪天候下でも内部で立って歩ける高さと広さの居住空間をすみやかに作ることができた。そしてまあ、とにかくカッコいい!
窓となるスペースは、インナーテントとフライシートが連動。空気と光をたっぷりと取り入れる。
フライシートは視認性が高い濃いめのイエローで、キャンプ場ではかなり目立ちそう。
内部から見ても、ポールの構造はおもしろい。4人用のテントだが、それ以上に広く感じる。
テントから突き出た短いポール。そこから延びるコードでテンションがかかり、美しい形状になる。
収納時は73×26cm、厚み20cmほど。11kg以上あるが、肩にかけて運べるので、意外と軽く感じる。
▼参考記事
【気になる最新ギアお試し隊】高いけれど、安い!? ザ・ノース・フェイスのジオデシック・ドーム
高剛性な特大2ルームテント「ノーチラス4×4」
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
ノーチラス4×4
アウトフレーム構造で、フライに吊り下げ式インナーを付けたまま立ち上げられるので、設営は意外と簡単。また、ウォール全体が三角形のパネルで構成されていて、この三角を基調としたトラス構造が剛性を高くするメリットがある。付属インナーは左右どちらにでも付けられ、別売りインナーも装着可能だ。
●サイズ:315×220×高さ225cm
●収納サイズ:35×90×35cm
●重量:20.9kg
●収容人数:4人(最大8人)
インナーを増設すれば2家族でも使える特大2ルームテント。ダブルウォールのアウトフレーム構造で、フライシートのみの単体シェルターとしても使用可能。フライシートはPUコーティングで耐水性を高めている。天井部は遮光性の高いピグメント加工で快適度アップ。携行時に便利なダッフル型の収納ケースが付属する。
メインのクロスポールと左右のアーチポールをガッチリ留めるリッジポール(露出した黒いポール)が、剛性を高めている。
寄りかかろうが、押し倒そうとしようがビクともしない。このサイズでこれほど高い剛性があるテントは珍しい。
たくさん設けられた開閉可能なメッシュ窓に加え、下からもしっかりと通気できるベンチレーターがあり、換気性能はバッチリだ。
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THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)/ノーチラス4×4
大人数でもくつろげる「ランダー6」
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
ランダー6
最大6人まで寝られる大型2ルームテント。広いインナーテント(寝室部)に加え、最大幅290×奥行き190cmのリビングスペースを持つ。オートキャンプやフェスで快適な時間を過ごすことができる。
●サイズ(フライ装着時):幅315×奥行き545×高さ205cm
●サイズ(インナーのみ):幅290×奥行き250×高さ190cm
●収納サイズ:27×72×27cm
●総重量:約9.70kg
●対応人数:6名
フライシートにポールをセットして立ち上げるアウターフレーム構造。6人用の大きなテントだが、設営そのものはとても簡単だ。収納時に吊り下げ式インナーテントを取り付けたままにしておけば、フレームを立ち上げるだけで本体部分が完成し、あとはリビング用フレームをセットするだけ。
手持ちのポールでフライシートの前面を張り出せばリビングスペースを広げることができ、大人数でも窮屈な思いをすることなく過ごせる。
フライシート前面のパネルを張り出すこともできる。(張り出すためのポールは付属しない)
インナーテントは吊り下げ式だから、フライシートを立ち上げてからでも着脱可能。インナーテントを取り外せばは広々としたシェルターとしても使え、グループでキャンプするときのくつろぎスペースにもなる。
フライシート両サイドに大きなドアがあるので、複数人のときも出入りが楽にできる。