キナウル・スピティの旅10
スピティのカザの北側には、標高4000メートルを越える高原地帯が連なり、そこには小さな村々が点在しています。中でも、コミックと呼ばれる村は、「自動車が通行可能な道路が通じている中で、世界でもっとも高い場所にある村」の座を、同じスピティ内のキッバルから奪った村(笑)。ただ、スピティに限らず、インドにおける標高の測定値はかなりアバウトで、コミックがキッバルから奪ったこの称号が本当に正しいのかどうかも、正直よくわからないそうです。
コミックにある僧院、タンギュット・ゴンパに祀られていた、ユキヒョウの剥製。この一帯にはユキヒョウが比較的数多く生息していて、その姿を撮影しようと大勢のネイチャーフォトグラファーが訪れます。
この女性が荒野を歩き回りながら摘み集めていた紫色の花は、天日で乾燥させた後、料理のスパイスの一種として用いるのだそうです。
コミックで出会った男性と男の子。スピティでは、男性が子供をおぶってあやしながら歩いている場面によく出会います。