実は隙間時間を運動タイムに変えてくれる機能もどんどん増えています。ガーミンの女性向けスマートウォッチ最新モデルの機能や見た目、使い勝手をチェックしてきました。
アメリカ発GPS機器のパイオニア、ガーミンジャパンから2024年1月18日に発売された女性向けスマートファッションウォッチの最新モデル「Lily 2 Classic(リリー ツー クラシック)」「Lily 2 Sport(リリー ツー スポーツ)」には、ストレスを和らげて集中力を高める「ブレスワーク」(呼吸法)が追加され、体調チェックだけでなく、改善のための活動プログラムが増えました。
女性の腕にやさしく寄り添う軽量&薄手のスタイリッシュモデル
スマートフォンの普及で時計をつけなくなった人も多いなか、アクセサリー感覚で付けられる「Lily」シリーズの人気の理由は、やはりその軽さと薄さ。時計サイズは35.4mmとGarmin最小サイズで、他社を含めたスマートウォッチのなかでも随一のコンパクトさ。
今回はアルミニウムケースに高級感溢れるレザーバンド、オン・オフどちらにもしっくり馴染むナイロンバンドの「Lily 2 Classic」と、アクティブシーンにも適したシリコンバンドの「Lily 2 Sport」の2モデルでの展開です。バンド交換もワンタッチでできるので、ファッションを着替えるように気軽に気分を変えられるのもうれしいところ。
新機能「ブレスワーク」で隙間時間にストレスを減らす
Gamin 「Lily2」シリーズに内蔵のフィットネスサポート機能は、ランニング、ウォーキング、自転車、筋トレ、カーディオ、ヨガ、ピラティスなど18種類あります。
そして今回のモデルから「ブレスワーク」(呼吸法)が追加搭載。
仕事の合間や移動中などの隙間時間にこっそりできるメニューで、約5分間で1プログラム。口を閉じた状態で息を4秒かけて鼻から吸い、次に4秒間息を止める。今度は4秒間かけて息を同じく鼻から吐き、また4秒止める――。これを繰り返すプログラムを「Lily2」では振動により実践のタイミングを教えてくれるので、自分で管理・カウントする必要はありません。
呼吸コーチ・ヨガインストラクターの堀 杏子さんによると、胸ではなく鼻からの呼吸「鼻呼吸」を意識するだけでも、睡眠の質や疲労の回復度、集中力アップ、疲れにくい身体づくりなど、たくさんのメリットが期待されるそうです。
また、アウトドアシーンにあると便利なアクティビティ中の「事故検出機能」も追加。ウォーキング、ランニング、サイクリングなどのときにウォッチが事故を自動検知すると、あらかじめ登録された連絡先に通知が届く仕組みになっています。
自分の小さな変化を細かくチェックし、隙間時間を活用してストレスを軽減する。日常生活シーンからアウトドアシーンまで頼れるスマートウォッチですね。
Garmin https://www.garmin.co.jp/
取材・文/北本祐子