秋のフライフィッシングはこの毛鉤で!
秋のフライフィッシング、毛鉤は陸生昆虫(テレストリアル・フライ)がいいといわれます、バッタとかコオロギとか。陸の昆虫がそんなに川に飛び込むのか?と思うかもしれませんが、水に棲む寄生虫のハリガネムシが陸の虫を入水自殺に誘導するのだそうで、この研究は昔からあるようです(フランスではコオロギで実験)。
ハリガネムシが水中で産んだ卵→水生昆虫→陸生昆虫→入水行動でハリガネムシが再び水へ‥‥というサイクルになります。
これをさらに進めたのが、神戸大学の佐藤拓哉准教授で、なんとヤマメ、イワナの年間エネルギーの60%がこの陸生昆虫(カマドウマやゴミムシ)で得ていることが全国調査からわかったそうです(論文・2011年)。
で、秋のイワナ釣りは便所コオロギとも呼ばれるカマドウマの疑似毛鉤で。
UMPQUA/
ファットボーイ
市販フライ(毛鉤)の最大手UMPQUAのファットボーイ。これがカマドウマに一番近い。
450円(現在は廃番)。
◎お問い合わせ先/ティムコ
TEL03(5600)0120
キホアル中村/中村滋
1944年、東京都生まれ。『BE-PAL』『DIME』『サライ』の創刊編集長。
現在は「CoolSenior Magazine」を編集。
http://www.csmagazine.jp/