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世界的ブランド「コールマン」のヒストリー
貸しランプ業から世界的ブランドへ
1899年、創設者のウィリアム・コフィン・コールマンは、偶然通りかかったある店の窓に光り輝くランプを発見する。そのランプは、圧力をかけたガソリンがマントルという発光体に送り込まれて白い光を放っていた。当時主流だった、灯芯に燃料を染み込ませるランプとは比べものにならない明るさのランプにすっかり魅了された彼は、「機能しなければ代金不要」という貸しランプ業を始めた。
そして1901年、地元ウイチタに本拠を構え会社としてスタートし、米国随一の古豪アウトドアブランドが誕生した。やがてランタンの加圧構造を応用したストーブのほか、ツーバーナーやクーラーボックスなどキャンプギアメーカーとしての地位を確立。現在は、ファミリーからソロ用までラインアップしているテントやシェード、バッグ&パック、アパレル製品まで展開する世界的総合ブランドに成長している。
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テントの選び方をおさらい
テントの種類をチェック
スタンダードな「ドーム型」テント
ドーム型は天井に丸みを持たせた形の、最もオーソドックスな形状のテント。丸みを帯びた形は四方からの風を受け流し、山間部の変わりやすい天候にも耐えることができる。
柱となるポールをまっすぐに立てるのではなく、湾曲に反らせることでテントの居住空間を広げている。大人1人が立っていられるほど頭上にゆとりのあるタイプもあり、窮屈感を感じにくい作りになっている。中で簡単な作業や着替えも可能な点など、使い勝手の良いテントであると言えるだろう。
ドーム型は設営も簡単で、メインポールを2本クロスさせてスリーブに差し込むことで立ち上げることができる。慣れると1人でも設営できるため、ソロキャンパーからの人気も高い。
室内が広い「2ルーム」テント
2ルームテントとは、寝室とリビングが一体化したテントのこと。フライシートの内部にインナーテントと前室がまとまっているのが特徴。
キャンプではドーム型やティピー型などのテントを寝るスペースとし、ヘキサ&レクタタープやスクリーンタープをリビングスペースとして、連結させて設営するのが一般的。その場合、2張り分の設営が必要だが、2ルームテントなら1つで済む。
2ルームある分、テント内部が広々としているのが魅力。シートやマットを敷いて靴を脱げば、部屋のような感覚でゆったり過ごせる。2ルームテントは全方向にウォールがあるので、フルクローズすれば風が強い日や雨の日でも安心して食事ができるのもポイントだ。
とんがり屋根の「ティピー型」テント
ティピー型は、横から見ると三角形、真上から見ると丸型という、円錐型の構造になっている。もともとは、アメリカの先住民が住居用として草原に立てていたため、インディアンテントと呼ばれることもある。
ティピー型テントの特徴として挙げられるのは、組み立てが簡単なこと。『ワンポールテント』とも呼ばれる通り、ポール1本で設営可能なため、キャンプ初心者やソロキャンパーにも向いている。周囲をぐるりとペグで打ち付けることで突風や強い風にも耐えることができ、風を受け流しやすいことも利点の一つだ。
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テント選びのポイント
テントにはいくつかの種類が存在するため、用途に合わせて最適なテントを選ぶことが大切だ。テントを選ぶときに着目すべきポイントをチェックしておこう。
利用人数に合ったサイズを選ぶ
テント選びにおいて最も重要といっても過言ではないのが、サイズ。利用人数に合ったテントを選ばなければ、快適に過ごせなくなる恐れもある。
そのため、テントを選ぶときは必ず『何人用のテントなのか』をチェックするようにしよう。ただし、ここで記載されている人数は、あくまでも『最大収容可能人数』。たとえば『4~5人用』と表記されているテントを5人で使用すると、少し窮屈に感じられるかもしれない。ゆったりと過ごしたいときは、利用する人数プラス1~2人のテントを選ぶと良いだろう。
耐水圧や通気性を確認する
テントごとに機能性は大きく異なるため、しっかりとチェックしておくことが大切。特に注目すべきポイントとしては、耐水圧や通気性が挙げられる。耐水圧が高いテントほど、テントの裏に水が染み出しにくくなる。
たとえば、山にキャンプに行く場合は急に天候が変わる可能性も高いため、耐水圧の高いテントを準備しておくと安心だ。耐水圧が1500mm以上のものがおすすめ。商品購入の際、スペックや表示をしっかりと確認しておこう。
また、夏場のキャンプでは熱が内部にこもりやすくなるため、通気性の良いものを選ぶと快適に過ごせるだろう。
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ベーシックな定番「タフシリーズ」おすすめテント2選
Coleman(コールマン)
タフスクリーン2ルーム TX/MDX
コットンのような風合いを持つ、耐久撥水加工済みのポリエステル生地「テックスファイバー」を使用した2ルームテント。広々としたリビング、4~5人が寝ることができる寝室と、ファミリーキャンプにおすすめ。
●設営サイズ:約560×340×H210cm
●収納サイズ:直径約35×74cm
●重量:約20.5kg
●耐水圧:約2,000mm(フライ・ルーフ・フロア)
速乾性に優れ、カビの発生を軽減する高機能素材「テックスファイバー」を採用した4~5人用の2ルームテント。広々としたリビングスペースはレイアウトを考えるのも楽しい。付属のルーフライをかけることで、天井部の結露を軽減することができる。日差しの強い日には温度上昇を抑えてくれる役割も。
冷気や虫の侵入を防ぐフルスカート、空気を効率的に循環させる大型サークルベンチレーションも装備。快適なキャンプのための機能が満載だ。
キャンプビギナーの『BE-PAL』編集部員がレビュー!
新卒入社で本誌配属となった、キャンパーとしても1年生。
「TexFiber」というコットンのような風合いの新素材を幕体に使ったモデル。重くて車から取り出すのは大変だったが、設営してみたら広いリビングと、高さ173cmの寝室があって、ゆったり団らんできる快適さ満点のスペースのでき上がり!
足を引っ掛ける心配のあるグランドテープは、設営後に片側をはずしてポケットに収納可能。
フライ裾のスカートは、季節や天候などの状況に応じてトグルで留めておくことができる。
スリーブ先端の色に合わせてポールを挿入すれば間違える心配なし。親切な工夫がありがたい。
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ビギナー女性が設営に挑戦してわかった!おすすめ大型テント6選
Coleman(コールマン)
タフスクリーン2ルームハウス/MDX
設営が簡単で、寝室もリビングスペースも広く、しかも手頃な価格であることから、ビギナーキャンパーに人気の2ルームテント。リビングの出入口が3面あるので、どのような形のキャンプサイトでも設営しやすい。
●設営サイズ:(約)約560×340×H215cm
●収納サイズ:直径約32×74cm
●重量:約17kg
●耐水圧:約2,000mm(フロア:約2,000mm)
ポールには耐久性に優れたアルミ合金を使用。クロスフレーム構造とアシスト機能のクリップで1人でも設営しやすい。メッシュ・オープン・クローズが選べるワイドなリビングスペースが備わっているため、天候や気温に合わせてスタイルを変えられる。キャノピーポール2本も付属。
暑い季節は、リビングスペースの3面とインナー部分をメッシュやフルオープンにすれば風通しが良くなる。寝室とリビングの両方に、バッテリーランタン用のフックが付いているのもうれしいポイントだ。4~5人用で、広々としたリビングスペースはファミリーでもゆったり過ごせる。
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Coleman (コールマン) / タフスクリーン2ルームハウス/MDX
独自テクノロジーで涼しく快適「ダークルームエアーシリーズ」おすすめテント4選
ダークルームエアシリーズとは
快適性をアップさせてリニューアルした「エアー」シリーズは、日光を90%以上ブロックするとともにテント内の温度上昇を抑える「ダークルームテクノロジー」を搭載。寝室には、旧モデルと比較して約1.5倍も通気性の高い「ワイドエアメッシュ」を採用した。
さらに、空気循環を促す「サークルベンチレーションワイドエアシステム」も搭載。別売りの「リバーシブルファンベンチレーション」を併用すれば、空気循環とスピード冷却を促進してくれる。
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夏のアウトドアを快適に!コールマンのファミキャン向けテントがリニューアル
Coleman(コールマン)
ツーリングドーム エアー/ST+
2本のクロスフレームと吊り下げ式インナーテントのシンプルな構造で、初心者でも設営しやすいテント。高さのあるフロントポールにより、コンパクトながら出入りがしやすく、ゆとりのある前室スペースを確保できるので、荷物の保管や雨よけに便利だ。大人2人がゆったり就寝できる「LX +」もラインナップ。
●インナーサイズ(約):210×120×100cm
●本体サイズ(約):265×210×110m
●収納時サイズ(約):直径19×49cm
●重量(約):4.5kg
●耐水圧:フライ/約3,000mm(寝室)、約1,500mm(フロア)
●定員:1~2人用
遮光性に優れたダークルームテクノロジーのフライシートに、通気性のいいワイドエアメッシュを採用。大きな開口部のトップベンチレーションがスムーズな換気を促進し、快適なテント環境を演出してくれる。別売りの電動ファンとセットで使用すれば、スピード冷却も可能に。
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Coleman(コールマン)/ツーリングドームエアー/ST+
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さらに涼しく進化!コールマン「エアーシリーズ」3つの秘密とは?
Coleman(コールマン)
タフドームエアー/240+ヘキサセット
240cmサイズのドームテントと、テントとの連結機能を備えたヘキサタープのセット。「ダークルームテクノロジー」と「ワイドエアメッシュ」に加え、別売りの「リバーシブルファンベンチレーション」にも対応している。これらを組み合わせることで、外気を取り込んでテント内に気流を生み出し、風の力でより涼しい空間を作ることが可能となる。
●インナーサイズ(約):240×240×150cm
●本体サイズ(約):405×240×162cm
●収納時サイズ(約):68×22×18cm
●重量(約):8kg
●耐水圧:フライ/約3,000mm(寝室)、約2,000mm(フロア)
●定員:3~4人用
フライシート上部には、開閉式のクリアウィンドウを装備。自然の光をテント内に取り込むことで、日中も快適に過ごすことができる。また、セットのヘキサタープはリビングスペースとしての使用はもちろん、タープ単体としても使用可能だ。
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さらに涼しく進化!コールマン「エアーシリーズ」3つの秘密とは?
Coleman(コールマン)
タフスクリーン2ルームエアー/MDX+
涼しさにおいては実績のある、遮光生地を採用したダークルームエアーシリーズ。通気性能がアップして夏のキャンプがより快適になった4~5人用ファミリーテント。暑い季節のキャンプをより快適に過ごせるようにアップデートされている。LDX+とMDX+の2サイズの展開。
●サイズ:約560×340×高さ215cm
●インナーサイズ:約300×250×高さ175cm
●収納サイズ:直径約34cm×74cm
●重量:約20kg
アシストクリップを使用してポールを固定しながら建てるので、設営が簡単。前室だけでなく寝室にも「クロスフレーム構造」を採用し、高い天井と広い室内空間を確保するとともに、強風にも負けない剛性を持たせる構造になっている。
インナーのフライ部分とルーフフライにダークルームテクノロジーを採用。真夏でも強い日射しをしっかりブロックしてくれる。
大きな窓に加え、地面近くにも換気窓が付き、さらに天井にも! 外気を取り入れ、上部に淀んだ空気を速やかに排出してくれる。
インナーテント上部には別売りの電動ファンが取り付け可能。スイッチ操作で、換気、送風の切り替えが簡単にできる。
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Coleman(コールマン)/タフスクリーン2ルームエアー/MDX+
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夏のアウトドアを快適に!コールマンのファミキャン向けテントがリニューアル
Coleman(コールマン)
タフドームエアー/3025+
荷物の保管や雨よけに便利な広い前室空間が特徴。サイドフラップ開閉機能により、雨の浸入を軽減して前室を有効に使用することができる。
●本体サイズ:約450×300×180cm
●インナーサイズ:約300×250×175cm
●収納時サイズ:約直径24×70cm
●重量:約9.8kg
●耐水圧:フライ/約3,000mm フロア/約2,000mm
●定員:4~5人用
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コールマンの最高峰「マスターシリーズ」おすすめテント2選
「マスターシリーズ」とは
2004年に発売をスタートし、2024年に20周年を迎える「マスターシリーズ」は、コールマンの最高峰シリーズ。日本特有の高い気温と湿度、雨でも快適に過ごせるようにデザインされていることもあって、高い人気を誇る。
こだわり抜いた素材や機能で、強風が吹く春、雨が続く梅雨や秋雨、厳冬の氷点下から30℃を超える盛夏でも、同じテントで快適なキャンプができる。
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コールマン「マスターシリーズ」発売20周年モデル第1弾は…マスターブラウン一色で存在感バツグンのコクーンテントだ!
Coleman(コールマン)
4Sワイド2ルームカーブ
寝室部とリビング部を持つ4~5人用2ルームテント。風に負けない剛性、雨や雪に対応する素材や作り、盛夏でも快適に過ごせる換気&通気性能を併せ持つコールマンの最高峰モデル。インナーテントは通気性に優れ、冬には結露しにくいコットン混紡素材を使用。
●サイズ:フライ:350×580×H200cm
●インナーテント:300×225×H185cm
●収納サイズ 83×34cm
●総重量:約24kg
●対応人数:4~5人
氷点下になる冬から蒸し暑い盛夏まで、4シーズンに対応するモデル。フライ約3,000mm、フロア約10,000mm、ルーフ約3,000mmと、十分な耐水圧を持つ素材が使われ、広さと強度を両立した独自のフレーム構造を採用。
テフロン防水加工が施されたフライシートの裏には、遮光性のあるポリウレタンコーティングが施されている。フライシートの裾全周にペグ留めできるスカートを装備しているので、冬は冷気の侵入を、夏場は不快害虫の侵入を防ぐことができる。
前面の張り出しパネルには、さまざまなアレンジができるサイドウォール付き。張り出し用キャノピーポールは標準装備。
前面パネルのサイドウォールを開いて本体と接続すれば、雨や風の吹き込みを防ぐことができる。
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Coleman(コールマン)
4Sワイド2ルームコクーンⅢ
3世代目となる同製品と従来品との大きな違いは、両サイドのパネル(サイドキャノピー)がタープとして使用できるようになったこと。まるでキャンピングカーのサイドオーニングのように、広く日除けができ、テントの有効面積が上がってより広々と過ごせるようになった。キャノピーポールも付属。
リビングのサイズは約405×400×220cmで、従来品と変わらず高い居住性。寝室を2部屋に拡張することも可能で、2家族や三世代でのキャンプも楽しめる。なお、1部屋目は付属、2部屋目は別売り。
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Coleman(コールマン)
ツーリングドーム/ST
1人用ながら前後どちらにも出入り口があり、使い勝手の良さに定評のあるツーリングテント。ひとりでも設営しやすいポールポケット式で、荷物を置くのに十分な広さの前室を装備。ソロキャンプやツーリング用途向き。
●サイズ(フライ装着時):約210×265×H100cm
●収納サイズ:直径約19×49cm
●重量:4kg
●耐水圧:約1,500mm(フロア:約1,500mm)
ソロキャンデビューに最適なツーリングテント
ソロキャンプ向けのテントは、同じ大きさ・広さでも、軽量だけど値が張るのが山岳テントと、多少重い代わりに価格が抑えられるツーリングテントに分けられる。ただし、安かろう悪かろうな格安テントもオンラインストア等で販売されているため、商品の品質の見極めが重要。長く使うなら信頼できるアウトドアブランドのものを選ぶようにしよう。
コールマンが発売する「ツーリングドーム ST」は、インナーテントが210cm×120cm×100cm(高さ)という大人ひとり、もしくは大人1名と子ども1名での使用に適したサイズ。収納時は直径約19cm×49cmになる。重さは約4.4kg。
ドーム型は風の抵抗を低減するため、強風にも強い構造。
バックパックに入れて持ち歩くには少々重いため、登山用というよりはキャンプ用。製品名からも、ツーリング向けに作られたテントだということが分かる。
簡単! 丈夫! 長く使える優等生テント
テントの立てやすさ(組み立てやすさ)は、さすがコールマン。ファミリーキャンパー向けのテントでも「立てやすい」と評判の同社製テントは、このツーリングドーム STでも期待を裏切らない。
インナーテントを広げて、四隅からポールをセットしたら(吊り下げたら)、この時点で自立。その後にフライシートをかけて、前室を確保するためのポールを入れれば完成だ。もちろん、各場所でペグダウンは必要だが、ドーム型なのでペグの数は最小で済む。
ひとりでも設営しやすい、ポールポケット式。過度な力を必要とせず、無理なく設営が可能だ。もちろんひとりでも全然OK!
インナーテントをポールに吊り下げると、その状態で自立する。この状態で、大型シェルターの中に入れて使う“カンガルースタイル”も人気だ。
慣れれば5分とかからず立てられるこのテント。キャンプ場への到着が日没間近だとしても、設営に時間がかからないから安心だ。設営時間を短縮できる分、自由な旅プランが楽しめる。
出入り簡単、広々とした前室! 快適に過ごせるしかけが満載
ツーリングドーム STの出入りは前後、両方から行なえる。ふたりで使ったとしても、相手をまたぐことなく外に出ることが可能。
前室は210mm×105mmと、広めのつくりになっている。タープポールを使ってひさしを上げれば、前室の長さは105mmから150mmへと拡張できるのもグッド。土間スペースとして簡単な調理をしたり、ローチェアを入れてくつろいだりできる(テント中は火気厳禁。また、たとえテント前の空間であっても、火器類の使用には十分注意しよう)。
この前室部はフライシートのサイドを上げることで、レイアウトを変更することが可能。天気が良いときは両サイドを上げて開放的に使っても◎。もちろん、日差しを遮るために半分だけ下げてもOK。フライシートはUV加工が施されているので、日焼け対策としても安心だ。
片方だけ上げても使い勝手は良好。反対側のサイトとの目隠しとしても。
前室をフルオープンすると開放感は最高潮! 気持ちいい朝などはこのスタイルがおすすめ。
インナーテントにも使いやすいしかけが満載。出入り口は開け閉めしやすいダブルファスナーを採用。テント内で貴重品を無くさないようポケットが付いている。インナーテントはメッシュ加工で通気性十分。テント内が結露することなく快適に過ごすことができる。
左右どちらからでも開け閉めできるダブルファスナー式。夜にトイレに行くとき、暗闇のなかで「どっちだっけ…」と悩むこともない。
貴重品類はインナーテントのポケットに。ポケットもメッシュ仕立てなので、何が入っているかすぐに分かる。
天井にはベンチレーション付き。暑いなどの使用時に重宝する。フルオープンにしても、フライシートがあるので雨が入ったりはしない。
ソロキャンプのための最初のテントとして購入する人も多いコールマン「ツーリングドーム ST」。使い勝手の良さとバランスが取れた価格帯は、長らくツーリングテントのベストセラーとなっているのもうなずける。万人におすすめできる、“最高にちょうど良い”テントだ。
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Coleman(コールマン)
BCクロスドーム/270
設営方法や内部の構造もシンプルで、非常に使いやすい万能型テント。BCは“ベーシックキャンプ”の略で、コールマンの数あるテントの中でも、特にキャンプ初心者に向けた作りになっている。3~4人のファミリーキャンプだけでなく、デュオキャンプにもおすすめ。
●使用時サイズ:約270×270×175(h)cm
●収納時サイズ:直径約25×75cm
●重量:約10kg
●耐水圧:約1,500mm(フロア:1,500mm)
●定員:4~5人用
キャンプが趣味のアウトドアライター。時間や場所に縛られずに働くことを目標にライターを始め、現在はアウトドアや健康系の記事を主に執筆。休日は趣味に奔走するため、外にいる時間が長い。
「BCクロスドーム/270」のサイズ感
テントの床面積は270cm×270cm。一般的なマットやコットが、ぴったり4枚並べられるサイズだ。カバンや衣類などを置くスペースも枕元、あるいは足元に確保できる。
大人4人、あるいは大人2人+子供3人などであれば、多少の余裕を持ちつつくつろぐことが可能だろう。言うまでもなく、人数の少ないデュオキャンプであれば、よりゆったりと過ごせる。大きすぎることもないので、デュオキャンプがメインの方にもおすすめ。
立って着替えることができる
「BCクロスドーム/270」の一番のおすすめポイントは、やはり室内の快適さだと感じる。広い床面積に加え、高さも175cmあるため、立ったまま着替えをすることができる。背の大きい方でも圧迫感を感じることはないだろう。
大きいテントはいくらでもあるが、このサイズで設営にも時間がかからないテントは貴重だと言える。
広い前室
テントの入り口部分には奥行き100cm程のスペースがあり、玄関代わりに靴を置いたり、荷物をしまう場所として活用できる。多少の雨であれば、置いた物が濡れることもない。
また、後室も45cm程の奥行きがある。後室も前室と同様に荷物置き場として使用することができ、前室が荷物でいっぱいになってしまった場合には後室から出入りをすることが可能。
キャノピーで雨よけもできる
テントの前方にはキャノピーを立てることができる。テントを設営した状態から2本のポールをたてて、それぞれ1本のロープで固定するだけだ。タープを持っていないときにも、キャノピーは重宝する。
キャノピーのサイズは、縦160cm×横175cm。大人2人程度であればキャノピーの下で食事を行うことも可能だ。デュオキャンプにも最適な理由が、ここにもある。
コスパ抜群の「BCクロスドーム/270」
筆者は2年間で20回以上使用しているが、大きな破損や劣化はなく、耐久性も問題ない。キャンプを始める際の、「できるだけ初期費用を抑えたい。でもクオリティも諦めたくない」というニーズにも応えてくれるアイテムだ。
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ぜひ”初めてのテント”に。コールマン「BCクロスドーム/270」がすごい!
Coleman(コールマン)
インスタントアップドーム/240
扱いが簡単なワンタッチ構造のファミリーテント。天井のハブをカチッとくっつければ完成する。ポールをスリーブに通す手間がなく、瞬時に設営・撤収できるのが魅力だ。ワンタッチ式のインナーテントにフライシートを取り付けるだけなのでビギナーにもおすすめ。
●設営サイズ:約405×240×H170cm
●収納サイズ:直径約23×75cm
●重量:約8.4kg
●耐水圧:約1,500mm(フロア:約1,500mm)
●対応人数:3~4人用
ワンタッチ構造で設営、撤収がスムーズ!
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ワンタッチ機構により、エントリーキャンパーでも簡単に設営&撤収ができるファミリーサイズのテント。広い前室部分は、全開、前面またはサイドのみ開くなど、天候等の状況に応じた張り方が可能。フロントポールを装着することで広い前室スペースを確保することができ、出入りもスムーズになり荷物置きとしても活用できる。
熱気のこもりやすいテント上部にはベンチレーションを装備し換気性も◎。ペグを使用できない場所で便利な砂袋が付属する。
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Coleman(コールマン)
ティピーTX/ST
コットンのような風合いの新素材「TexFiber」を使用したティピー型テント。見た目はコットンそのものだが、実は耐久と撥水性に優れたポリエステルの仲間。コットン素材に比べて乾燥時間が大幅に短縮でき、雨天時の撤収も楽々。カビの発生も軽減する。冷気や虫の浸入を抑えるフルスカートを搭載しており、暑い時期は巻き上げて外気を取り入れることもできる。
●使用サイズ(約):インナー/325×230×200(h)cm、本体/385×325×200(h)cm
●収納時サイズ(約):直径20×60cm
フライシートだけを立ち上げればリビングとしてデイキャンプも楽しめる。
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コールマンの新テントはコットンとポリエステルのいいところ取り!
Coleman(コールマン)
カーサイドテント/3025
クルマと連結できる大型のテント。4~5人が過ごせる室内の広さがあり、設営アレンジ次第でタープからフルクローズのテントとして利用できる。吊り下げ式のインナーテント付きで夏場にもおすすめ。防災用品としても活躍する。
●設営サイズ:約330×325×H210cm
●収納サイズ:直径約23×73cm
●重量:約10kg
●耐水圧:約1500mm(フロア:約2000mm)
●対応人数:4~5人用
車と連結し車内空間を有効的に活用
本体サイズは330×325×H210cmで、車高160~195cmのクルマに対応。日中はリビングとして、夜は寝室として使用できるハンギングインナーテントが付属する。インナーテントを外してシェードとして使うことも可能。
テント本体の3面すべてにメッシュ付きドアパネルを持ち、どの面でも張り上げることが可能で出入りもしやすい。裾にはスカートが装備されているので、虫や冷気の侵入も軽減してくれる。キャンプの雨天時はテントと車の連結に悩むが、外に出ず車の荷物を出し入れでき、急な天候悪化で心配な時はすぐに車内に避難できるので安心だ。
「カーサイドテント/3025」の使い勝手をレビュー!
フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドア、旅行で、ときどきキャンピングカーや料理の記事を書いています。https://twitter.com/utahiro7
気軽に出かけて気に入った場所で寝泊まりする車中泊の旅が注目されているが、クルマを自分好みの隠れ家に仕上げたバンにせよ、プロの知識が詰まったキャンピングカーにせよ、車内だけで暮らしを完結させるのは結構大変。そんな悩みを解消するのがカーサイドテントだ。
広げるだけでクルマのすぐそばに開放的なリビングが生まれるし、車内でベッドを作るときはちょっと荷物を外に出しておける。フルクローズタイプなら着替えだってお手の物。カーサイドテントがひとつあると、プライベート空間を大幅に拡充できるのだから。
市場には多くのカーサイドテントが販売されていて、その多くがフロアレスなのだが、コールマン「カーサイドテント/3025」は、なんとインナーテント付きでドームテント並の居住性を誇るという。
カーサイドテント/3025はカーシェア派にも使いやすい
収納サイズは直径23×73cm、重量約10kg。インナーテントが同じ広さの「タフドーム/3025+」の収納サイズは直径24×76cm、重量11.5kgだからややスリムになっているが、持った感じはほぼ同じ。
屋根にFRP製ポールを通し、アルミポール2本とクルマのルーフで支える仕組み。「タフドーム/3025+」よりも約1.5kg軽くなった最大の理由は、ポールの数が減っているためだろう。
ルーフのポールは端っこが袋状になっているので組み立てている途中に不用意に抜けることがないので、ひとりでも迷うことなく設営できる。
とはいえ、風に煽られるとやっかいなので、車両やテントが密集するイベント会場ではトラブルを避けるためにもパートナーにサポートしてもらうほうが安心だ。
本体にあらかじめ装備されている樹脂のジョイントパーツにルーフ用と脚となるポールを差し込む。まっすぐのポールを素直に真下に伸ばせばいいので不安はない。
また、張り綱を脚となるポールに巻きつけるため、風によるたわみを軽減できるのも頼もしい。
吸盤はお世辞にも強力ではないので、吸盤を取り付けるグロメットに手持ちのポールを取り付けて支えるほうが早いかも。それに、手持ちのポールを使えば自立するので、設営後に出かけやすいという利点もある。
設営でもっとも悩ましいのがクルマへの取り付け位置だ。今どきのクルマは曲線が多く、なかなか吸盤が効く場所が見つからない。テント本体にはいくつか吸盤の取り付けグロメットがあるので、最初はいろいろな位置で試すしかない。
3面すべてにメッシュ付きドアパネルを持ち、どの面でも張り上げOK、出入りも自由。裾にはスカートが装備されているので真夏も肌寒い季節も心地よく過ごせる仕様だ。
本体サイズは330×325×H210cmで、車高160~195cmのクルマに対応する。一部のハイルーフ車を除き、アルファード、ヴェルファイア、ランクル、セレナ、デリカほか多くのミニバン、SUVに対応する汎用性の高さも自慢。クルマを買い替えても使い続けられるし、カーシェア派、飛行機+レンタカーの旅でも使いやすい。
テーブルとコットを置いても余裕の広さ。背も高く、フルクローズにしても圧迫感がない。自由度が高いフリーサイトであればドアパネルを張り出してもっと広々過ごしてもよさそう。
インナーを取り付ければほぼドームテント
「カーサイドテント/3025」はうれしいことにインナーテント付き。フックで引っ掛ければいいので夜になってから準備しても焦ることはない。
気をつけたいのがインナーテントは前後非対称だということ。コールマンのテントは、通常、テントのドアパネルにランタンマークがあるほうが外側になるわけだが、カーサイドテント/3025はクルマ側のドアパネルにランタンマークが描かれている。慣れている人こそ、最初の設営では注意が必要だ。
インナーテントは300×250×H185cmで、見た目はドームテントそのまま。家族4~5人が車内で眠るには2段ベッドにでもしないと窮屈なのだが、カーサイドテントがあれば、リビングそしてベッドルームを大きく拡張できるのがいい。
フロアレスのカーサイドテントはマット&寝袋のほかにコットも必要だが、カーサイドテント/3025であればコット不要。寒い時期はクルマの下からの風を防ぐシートがほしいが、それでもインナーなしに比べると随分あたたかい。
「カーサイドテント/3025」は、自分でバンを改造する自信がないけれど気軽な車中泊の旅にあこがれている人、バンコンや軽キャンパーはあるけれど荷物が増えがちでもっとゆとりがほしい人にぴったりの道具。また、雨の日はテントとクルマの連結に頭を悩ませるが、その心配もない。車中泊派でなくても利用価値は高い。