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リビングと寝室が一体化したタフスクリーン2ルームハウス
タフスクリーン2ルームハウスは、コールマンを代表するテントのひとつです。キャンパーの間では非常に人気があります。
リビングと寝室が一体化した、“2ルームテント”というタイプのテントです。
2ルームテントは、一度の設営で広い居住空間が確保できる点がメリットです。
コールマン
タフスクリーン2ルームハウス
●耐水圧:約2,000mm(フロア:約2,000mm)
●定員:4~5人用
●インナーサイズ:約320×230×170(h)cm
●収納時サイズ:約φ30×74cm
●重量:約16kg
タフスクリーン2ルームハウスはどんな人におすすめ?
タフスクリーン2ルームハウスは、ビギナーのファミリーキャンパーから、ベテランキャンパーまで、さまざまなユーザーにおすすめできるテントです。組み立てやすく、一つテントを設営するだけで、リビングと寝室が確保できるからです。
タフスクリーン2ルームハウスは4〜5人がゆったりとくつろげる広さがあるため、ファミリーキャンプの最初の一張としてもぴったりです。
ファミリーキャンプでは、お父さんが設営を行うことが多いかと思います。その間、子供が小さいとお母さんは目を離せない、などということはよくあります…..。
そのようなシチュエーションでも、タフスクリーン2ルームハウスならば安心です。設計に工夫があるため、一人でも設営ができるのです。
タフスクリーン2ルームハウスのメリットデメリット
メリット①大人数でも気にならない空間の広さ
タフスクリーン2ルームハウスは、広い室内空間が魅力。
寝室部分は縦250cm、横300cmあり、家族がゆったりと横になれる空間があります。リビング部分は寝室よりもさらに広く、縦260cm、横340cm。さらに高さも215cmとゆとりがあるため、大人が立ち上がっても窮屈な思いをしません。
しかも、テントのフロントだけでなく、リビング部分の側面がオープンできます。すべて開くことで、開放的な気分が味わえます。
リビングには4~5脚のキャンプ用チェアと、キャンプ用テーブルが無理なく収まります。
クーラーなどのアイテムを設置しても、家族で広々とリラックスできますよ。
メリット②十分に手が出る価格帯
タフスクリーン2ルームハウスは、その価格も魅力。公式サイトでは5万円台から購入できることもあります(2024年4月時点。セール時)。
はじめの一張としては、手が出しやすい価格なのではないでしょうか?
テントの購入費を抑えれば、寝袋やマットなど、ほかに必要なアイテムに資金を充てることができますよ。
メリット③設営が難しくない
タフスクリーン2ルームハウスは設営が簡単なのもおすすめポイント。
ポールと差込口のテープが色分けされているため、迷うことなく適切な位置にポールを配置できます。2人いれば難なく設営ができるでしょう。
また、慣れれば1人でも設営ができる点もメリット。テント下部に、アシストクリップというテントポールをはめ込める便利なクリップがあるからです。
ポールの片側をあらかじめアシストクリップに固定しておけば、逆側からポールを押し込んで、1人でテントの立ち上げができます。
ただし、強風時はテントがあおられるので、1人での設営はおすすめできません。ポールに負荷がかかり、破損するリスクがあります。1人での設営は風がないときに、無理なく行いましょう。
メリット④雨天や風にも強い構造
タフスクリーン2ルームハウスはリビング部分がフルクローズでき、全面を覆うことが可能なため、雨や風に強い構造となっています。
サイドから雨は吹き込みませんし、風が吹いても、リビングに置いてあるアイテムは吹き飛ばされません。
天候が崩れても、安心してゆったりと過ごせます。
メリット⑤シェルターとしての利用も可能
タフスクリーン2ルームハウスはインナーテントを外せば、シェルターとしての使用も可能。
縦560cm、横340cmの巨大な空間になるため、10人ほどが椅子を並べてくつろげます。
グループキャンプのリビングや、バーベキューの拠点として活躍すること間違いなしです!
デメリット①スカートがないので気温が低い場合に気になる
タフスクリーン2ルームハウスは、寝室部分にスカートが付属していないため、冬場には下から冷気が浸入してしまいます。
寒い時期には、「しっかりと着こむ」「電源サイトを利用してこたつや電気毛布を使う」などの防寒対策が必要です。
デメリット②大きいテントなので重量的にかさばる
タフスクリーン2ルームハウスは居住性が高い分、大きくかさばるテントです。
収納サイズは径32cm、長さ74cmとかさばります。重量は約16kgですが、収納サイズが大きいせいもあって、重く感じるかもしれません。
積載スペースの少ない車でキャンプに出かける方は、「持って行く荷物を少なくする」「ほかのアイテムを軽量コンパクトなもので揃える」などの対策をした方が良いでしょう。
デメリット③遮光性がないので暑さにも注意が必要
タフスクリーン2ルームハウスの素材自体には、UVカット機能がありません。
暑い時期には内部の気温が上がり、湿気がこもる場合があります。
リビング部分では三面をメッシュにできるため、新鮮な空気を取り入れ、熱中症対策をするなどして工夫しましょう。
タフスクリーン2ルームハウスの設営方法
設営に慣れないうちや、風が吹いている場合は、テントの左右にそれぞれ立って、2人で設営をしましょう。
1.フライシートを広げます。コールマンのロゴがある方が前になります。その際、フライシートの周囲にあるスタンディングテープのバックルをすべてはめた状態にしてください。
2.シルバーポールを組み立て、フライシート後ろ側のスリーブ(スリーブの端がグレーになっている個所)に交差させるように、それぞれを押し入れます。
3.シルバーポール2本の端を、フライシート後方のアシストクリップにそれぞれ差し込みます。
4.シルバーポールが固定されていないほうの端を持ち、片手でスリーブを引きながら、もう片方の手でポールを押し入れます。フライシートが立ち上がったら、ポールの端をシルバーのループがついたアシストクリップに差し込みます。
5.シルバーポールに沿ってフライシートに配置されているフックをかけ、フライシートとシルバーポールを固定します。
6.リッジポール(最も細く短いポール)を組み立てて、両端をフライシートの上部にあるテープがグレーのグロメットに差し込み、フックをポールにかけて固定します。
7.端がグリーンのリビングポールを組み立て、フライシートの端がグリーンのスリーブに通します。リビングポールはシルバーポールの上にくるようにセットしてください。
8.リビングポールの端を、フライシートのコーナーにある緑色のループがついたアシストクロップにそれぞれ差し込んで固定します。ポールがアシストクリップにはめ込まれていないほうのスリーブの先を片手で持ち、もう片方の手でポールを押し入れながらフライシートを立ち上げます。
9.立ち上がったら、まだアシストクリップがはめ込まれていないほうの端を、フライシート中間にある緑色のループがついたアシストクリップにそれぞれ差し込みます。
10.リビングポールに沿ってフライシートに配置されているフックをかけ、フライシートとシルバーポールを固定します。
11.前後左右のフライシートのファスナーを全て閉めます。
12.ポールのたもとにある8カ所のループをプラスチックペグで地面に固定します。
13.フライシート周りにある10カ所のループをスチールペグで地面に固定します。
14.フライシート内側にあるフックにインナーテントをかけ、インナーテントを吊り下げます。インナーテントのフロアにあるフックを、フライシートの下部の4隅にあるリングにそれぞれ固定します。
15.最後に各ポール脇にあるループに自在ロープを結び、地面にスチールペグで固定したら設営完了です。
タフスクリーン2ルームエアーとタフ2ルームとの違い
タフスクリーン2ルームエアーとの違い
タフスクリーン2ルームエアー
●本体サイズ:約560×340×215(h)cm
●インナーサイズ:約300×250×175(h)cm
●収納時サイズ:約φ34×74cm
●重量:約20kg
●耐水圧:フライ/約3,000mm(寝室)、約2,000mm(リビング)、フロア/約2,000mm、ルーフ/約3,000mm
●定員:4~5人用
タフスクリーン2ルームエアーは、通気性をアップさせた2ルームテントです。タフスクリーン2ルームハウスとの、主な違いは以下の3つです。
- メッシュ部分にワイドエアメッシュを採用し、より風通しが良くなっている。
- 日光をブロックするダークルームテクノロジーで、気温の上昇を防ぐ。
- 別売りのリバーシブルファンベンチレーション(換気扇)がベンチレーション部分に固定可能。室内の空気循環をアップさせる。
夏の暑い時期に、快適に使用できるテントですね。
タフ2ルームとの違い
タフ2ルーム
●定員: 4~5人用
●使用サイズ: 約590×320×205(h)cm
●収納時サイズ: 約φ34×74cm
●重量: 約16g
●耐水圧: フライ/約2,000mm、フロア/約2,000mm
タフ2ルームとタフスクリーン2ルームハウスは、2か所異なる点があります。
- フロントだけでなく、サイドのキャノピーも立ち上げられる
- 別売りのリバーシブルファンベンチレーション(換気扇)をリビングや寝室のベンチレーションに固定できるようになった。
サイズ感などはほとんど変わりませんが、環境や気分に応じてキャノピーの位置を変え、空間を有効活用できます。
夏場にリバーシブルファンベンチレーションを使って通気性がアップできる点もいいですね。
タフスクリーン2ルームハウスで快適なキャンプを!
タフスクリーン2ルームハウスは設営がしやすく、お求めやすい価格のテントです。
これから家族でキャンプをスタートしたい人に、とくにおすすめできます。4〜5人がゆったりとくつろいで、自然を満喫できますよ。
シェルターにして、グループキャンプのリビングとして使用するのもおすすめです。ぜひチェックしてくださいね。