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リクライニングチェアの選び方
フットレスト・ヘッドレストの有無で選ぶ
昼寝など長時間体を傾ける体勢をするなら、フットレスト付きがおすすめ。ハイタイプの背もたれと組み合わせれば、仰向けで寝られるので、昼食後の昼寝がもっと気持ちよくなる。
一方、作業のしやすさやコンパクト性を重視する人は、フットレストなしのものを選ぶのも一つの手だ。フットレストがあると足をチェアの下にしまえないため、下を向く作業にはあまり向いていない。
またヘッドレストがあれば、頭を預けられるのでより一層リラックスできる。
背もたれの高さで選ぶ
チェアの背もたれの高さは『ローバック』『ミドルバック』『ハイバック』の3段階に分けられる。高さについて明確な基準はないが、ローバックは背中の真ん中まで、ミドルバックは肩まで、ハイバックは肩から頭までが目安。
背もたれが高いほど寄りかかれるので、座り心地がよくなる。特に、頭までカバーできるハイバックなら、リラックスした姿勢で寝られるのでおすすめ。
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リクライニング可能なアウトドアチェア8選。フットレスト付きも紹介
BE-PAL編集部員が使ってわかったおすすめ3選
NEMO(ニーモ)
スターゲイズ リクライニングキャンプチェア
組み上げたフレームに、シートのストラップ2か所を独自開発の金属留め具でカシャッと留めるだけ。座るとあら不思議。背もたれが自動でリクライニングする!その名のとおり星空観察も超楽ちんだ。
●収納サイズ:長さ73cm×幅18.5cm×高さ18.5cm
●重量:3.72kg
●耐荷重:136kg
CHECK POINT
大きなヘッドレストは面ファスナー着脱式。位置調節が楽にできるから、座る人の体格を選ばない。
シートの内側両サイドにポケットを装備。ドリンクやスマートフォンを入れておくのに重宝する。
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NEMO (ニーモ) / スターゲイズ リクライニング キャンプチェア
NEMO(ニーモ)
ムーンライト リクライニングチェア
軽量コンパクトながら耐荷重136kgという堅牢性と、調節幅は小さいもののリクライニングする画期的なモデル。風通しの良いメッシュシート全面に縫い目がなく、座る人の体型にジャストフィットする。
●使用時サイズ:49×53×64cm
●収納サイズ:10×10×35cm
●重量:830g
●耐荷重:136kg
CHECK POINT
両サイドにあるストラップの長さを調節すると、背もたれの角度が変えられる新機構を搭載。
球状先端部を独自のソケットに装着。体の動きに合わせてソケットが動くので圧迫感が少ない。
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NEMO(ニーモ)/ムーンライトリクライニング
DOD(ディーオーディー)
ヤバイッス
さまざまにアレンジできる多様性もさることながら、リーズナブルな価格は絶大なる魅力!机にもなるオットマンは重宝すること間違いなし。スマートな収納形状も◎。
●使用時サイズ:約幅58×奥行97×高さ86/95/101cm(チェア)、約幅61×奥行46×高さ43/47/51cm(オットマン)
●座面高:18/31/32/35/37/40cm(チェアのみ)
●収納サイズ:約幅61×奥行11×高さ46cm
●重量:約3.4kg
●耐荷重:100kg(チェア、オットマンそれぞれ)
CHECK POINT
収納ケースをシートとして使うオットマンもチェア同様耐荷重100kg。机としても座ってもOKだ。
チェア6段階、オットマンは3段階に高さ調節ができるので、思いのままにセットアップできる。MAXではほぼ仰向け状態に。
▼参考記事
編集部員が使ってわかったおすすめ6脚!超リラックス型から軽量コンパクトなチェアまで
BE-PAL編集部員大注目のリクライニングチェア
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
トレッカーグランドリクライニングチェア
前中後の3本の脚があり、体を後ろに預けるだけでリクライニングできる。
●使用時サイズ:幅66×奥行69~89×高さ66~82cm
●収納サイズ:16×16×長さ49cm
●重量:1.75kg
CHECK POINT
「シンプルで独創的!サイズもちょうどよく、このまま寝られそう。」(編集部・伊藤)
目からウロコの機能。安定感も抜群。
重量はそれなりだが、収納はコンパクトだ。
▼参考記事
大注目の新作アウトドアチェア7種を座り比べ!BE-PAL編集部員のマイベストは?
アウトドアギアのスぺシャリストがチェック!くつろげるチェア3選
KELTY(ケルティ)
デラックスラウンジチェア
シート幅が広く、ゆったり座れるのが最大の特徴。背もたれの角度を3段階に調節でき、食事から寛ぎタイムまで幅広く活用できる。ユーザーの好みに合わせてアームレストの角度も調節できる。
●使用時サイズ:幅62×奥行64×高さ95cm
●座面高:幅100×奥行23×高さ23cm
●重量:4.6kg
●耐荷重:147.4kg
CHECK POINT
パッド入り仕切り付きドリンクホルダー。仕切りを動かせば、巨大なタンブラーも入る。
脚の先端部用ポケットだけを装備した風呂敷スタイルの付属収納ケース。細長い袋で出し入れするより数倍も楽!
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KELTY (ケルティ) / デラックスラウンジチェア
Coleman(コールマン)
レイチェア
頭も支えてくれるハイバックスタイル。セット&撤収が楽で、なおかつ、アームレストのセット位置を変えることで背もたれの角度を3段階に調節できてリラックス度も文句なし。
●使用時サイズ:約幅61x奥行70x高さ98cm
●収納サイズ:約幅25x奥行15x高さ89cm
●重量:約3.7kg
●耐荷重:約80kg
CHECK POINT
フレームはロック機構付き中央収束型で、一般的な中央収束式フレームより収納時の長さが短くなる。
背面にフレームのロック機構を搭載。背もたれシートがビシーっと張り、上体をしっかりと支えてくれるのが特徴。
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Coleman (コールマン) / レイチェア
WHOLE EARTH(ホール アース)
RECLINING SIESTA CHAIR
座って背もたれに体を預けていくと、背もたれの角度に合わせて足もとのシートも上がりフレームがロックされる。体を起こすと自動的にロックが解除される仕組みだ。
●使用時サイズ:約幅83x奥行44x高さ47/104cm
●座面高:約45cm
●収納サイズ:約幅102x奥行25x高さ20cm
●重量:約6.5kg
●耐荷重:約80kg
CHECK POINT
このようにスタンダードな座り方にもなるので、これ一脚で食事や昼寝もできる。
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WHOLE EARTH (ホール アース) / リクライニング シエスタ チェア
▼参考記事
アウトドアギアのスぺシャリストがチェック!くつろげるチェア7選
達人が検証したリクライニングチェア
Qualz(クオルツ)
フリーアングルチェアメッシュ
背もたれのリクライニングに合わせてフットレストも連動し、最適な角度に。あらゆる角度で最高の座り心地を実現。濡れてもサッと拭き取るだけですぐ使えるメッシュ生地を採用。生地の伸びも少なく、耐久性も抜群!
●使用時サイズ:約幅65×90~160×高さ109~82.5cm
●収納サイズ:約91×65×厚み10cm
●重量:約8.1kg
●耐荷重:80kg
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Qualz (クオルツ) / フリーアングルチェアメッシュ
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キャンプギアを達人が徹底検証 !シーンや目的に合わせて使うアウトドアチェア12
キャンプで使えるリラックスチェア
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
CSブラックラベル ウルトラハイバックチェア
3段階にリクライニング調節でき、背もたれを起こせばダイニング用、倒せばリラックス用にも使えるのが特徴。背面にポケット付き。
●使用時サイズ:幅58×奥行79/90/104×高さ101/95/84cm
●座面高:37cm
●収納サイズ:25×19×長さ94cm
●重量:6.0kg
▼参考記事
キャンプで使えるリラックスチェア&ダイニングチェア12選
アウトドアライターがレビュー!おすすめリクライニングチェア3選
Coleman(コールマン)
インフィニティチェア
リクライニングが可能な座り心地最高のチェア。とことんリラックスすることを求めている方におすすめ。
●使用時サイズ:約92×69×高さ110cm(通常時)、約166×69×高さ76cm(リクライニング最大時)
●座面高:約50cm(通常時)
●収納サイズ:約15×69×高さ90cm
●重量:約8.8kg
●耐荷重:約100kg
行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。
とにかく座り心地がよい
一番のおすすめポイントは、その座り心地のよさ。背もたれの角度を地面と平行の、180度まで倒すことができる。
180度まで倒した時は、夢うつつのここちよさ。空を見上げてリラックスしていると、そのまま寝落ちしてしまうほど。実際、筆者は何度か寝落ちした。
リクライニング方法は簡単。座ったまま後ろへもたれかかり、頭のほうへ重心移動すると、背もたれが後ろに下がり、連動した脚部分が上に上がる。
両サイドのひじ掛け下にはレバーがあり、下げるとロックが可能。約90度~180度まで、背もたれの位置を好きな角度で固定できる。
また、座面と椅子のフレームは伸縮性のあるバンジーコードでつながっており、クッション性が高いのもポイント。体を預けると、椅子全体に包み込まれているような、心地よい感覚が味わえる。
枕の位置を調節できる
インフィニティチェアは、もともと枕が付属されているのも特徴の一つだ。
枕は背もたれ部分とレール状のパーツでつながっており、上下にスライドすれば高さ調節ができる。使用する人の背の高さに合わせて、枕の位置が変更できるため、背の低い子どもも枕を使えて快適。また、枕を一番下まで降ろしてその上に座ると、腰を楽にするクッションとしても使用できる。
設営と撤収が簡単
設営は非常に簡単。パーツを組み立てる必要はなく、パーツの左右をつかんで、広げるだけでOK。
撤収もその逆で、折りたたむだけで完了。
なお、設営と撤収の際にはインフィニティチェアを横に倒してから行うのがおすすめ。立てた状態からよりも、少ない力で簡単に広げたりたたんだりできる。
濡れてもすぐに乾き、汚れにも強い
インフィニティチェアのシート生地は、ポリエステル素材のメッシュ構造。耐久性が高く、汚れや水に強い素材。
川遊びをしたあとなど、体が濡れた状態で座っても水の抜けがよいため快適に使用できる。速乾性も高いため、濡れても日光の下においておけばすぐに乾く。また、通気性も高く、夏場に座っていても蒸れにくい点もメリットといえる。
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Coleman (コールマン) / インフィニティチェア
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寝落ち必至!コールマンのインフィニティチェアが心地よすぎた
LOGOS(ロゴス)
neos ファミリースムースリクライナー(サイドトレープラス)
座ったまま無段階リクライニング調節が可能。最大150Kgまで耐えられるシートは安定感があり、触り心地バツグン。
●使用時サイズ:約幅64×奥行92×高さ110cm
●座面高:46cm
●収納サイズ:約縦65×横96×高さ14cm
●重量:約7kg
●耐荷重:約150kg
島の自然と人の温かさに魅了され、夫婦で移住した沖縄在住ライター。海辺や森でのファミリーキャンプ・アウトドア、そして食べる事が趣味。よりキャンプ飯を盛り上げるべく初級バーベキューインストラクターの資格も取得。家族で楽しめるアウトドア情報をお届けする。
自分のベスト位置に調整できる無段階リクライニング
最大の魅力は、ゆったり身体全体を支えてくれるリクライニング。
アウトドア用のリクライニングチェアには、フッドレストが別パーツになっていたり、フッドレストがそもそも無いものなどがあるが、このリクライニングチェアはフッドレスト一体型。フッドレスト一体型は頭から脚まで全体をしっかりと支えてくれるので、とてもリラックスできる。しかも、好きな角度に調整が可能!その時、その場所に合わせた最高のリクライニングで楽しむことができる。
操作がシンプル
背もたれの角度の調整や固定がとても簡単なのも、このチェアの魅力の一つ。
深く腰掛けたら、背中の方へ重心を移動するだけで、背もたれが倒れる。いきなりバタン!と倒れるのではなく、ゆっくりと倒れてくれるので安心だ。
筆者は身長157cmなので背中の上の方、だいたい肩の当たりでグッと押すイメージ。このようなタイプのリクライニングチェアは少し珍しいため、初めは戸惑うかもしれないが、一度やればすぐにコツが掴める。好きな角度まで倒せたら、手元にあるレバーを下に向ければ固定完了。
蒸れにくく肌触りの良いメッシュ
明るいベージュカラーのメッシュ部分は、テスリンメッシュ素材が使われている。
触り心地はさらさらしており、気持ちが良い素材で蒸れにくく、長時間座っていても背中が不快にならない。また、陽射しに強く耐水性も高い素材なので、アウトドアにはピッタリ!
便利なサイドテーブル付き
付属品としてサイドテーブルが付いている。装着方法は、フレーム部分に差し込むだけ。ドリンクとスマホホルダーがあるのは嬉しいポイント。ドリンクホルダーは取っ手付きのカップでも置ける形状、スマホホルダーは座っていても画面が確認できる便利な位置にあるなど、細かな気配りを感じる。
また、スマホを置かずにテーブルとして使用すれば、文庫本が丁度置ける位のサイズ感。
ヘッドレスト位置も調整できる
少しふわっとしているヘッドレストは、昼寝にも気持ちいい柔らかさ。簡単に上下位置を調整できるので、好みの位置でリラックスできる姿勢を作れる。
収納はコンパクト
片付けもとても簡単。サイドテーブルを外し、リクライニングのロックを解除したら、折りたたむだけ。女性の力でも簡単に折りたためる。
フレーム式なのでどうしても多少の重さと大きさは出るが、厚みは14cmと意外とコンパクト。車のトランクに収納する際は、荷物の隙間に差し込めそうだ。
▼参考記事
チェア難民が辿り着いたアウトドアチェアが…ロゴス「neos ファミリースムースリクライナー」
S’more(スモア)
ハイバックリクライニングチェア
リクライニング機能が4段階で調節可能。キャンプシーンに合わせて、リラックスできる角度に調節できる一脚だ。
●使用時サイズ:62×71×98cm
●収納サイズ:23×16.5×89cm
●重量:約4.8kg
●耐荷重:約120kg
1990年5月10日生まれ。北海道在住のアウトドアライター。自身の経験をもとに、紙・Web媒体問わずアウトドアジャンルを執筆。野生女子。キャンプ・オフロードバイク・アウトドア・料理・三菱jeep・一眼レフ・猫が趣味。
安定した座り心地が実現
腰をかけると、太ももからお尻、背中、頭までサポートしてくれる安定感抜群の「ハイバックリクライニングチェア」。体を包み込むような座り心地の良さが魅力だ。
座り心地の良さに繋がる秘密は、張りのある座面とワイドサイズ。より深く腰をかけても、安定した座り心地を実現。
一度腰をかけると、立ち上がりたくなくなるくらい座り心地が良い。
小物収納に便利なメッシュポケット
背面部分にメッシュポケットを採用しており、小物の収納にとても便利。メッシュ素材を使っていることで、何を収納したのか見えるのも嬉しいポイント。
持ち運びに便利な収納袋付き
持ち運びしやすいよう収納袋が付属している。収納袋には持ち手がついているので、肩にかけたり手で持ったりと、キャンプサイトまで少し距離がある場合でも、持ち運びが苦にならない。