初心者がキャンプの準備でやるべきこと
キャンプの準備として主にやるべきことは、キャンプ場選びと持ち物の準備、当日のスケジューリングです。それぞれのポイントを解説します。
キャンプ場を選ぶ
まずは、キャンプ場を選びましょう。以下の点を満たすキャンプ場ほど、初心者は快適なキャンプをしやすくなります。
- 自宅から近い
- 水洗トイレがある
- 入浴施設がある、または隣接している
- 電源がある
- 売店がある
- スタッフが常駐している
テントを持ってない人や、いきなりテント泊をするのはハードルが高いと感じる人は、コテージを借りるのもおすすめです。
不便を楽しむキャンプですが、初心者のうちは設備が整っているところで行い、慣れてきたら徐々に野営地に近い場所に挑戦してみましょう。
必要な持ち物を用意する
キャンプに必要な持ち物を、チェックリスト形式で紹介します。以下はキャンプに欠かせない、必ず持っていくべきアイテムです。
- テント・タープ
- シュラフ・マット
- テーブル・チェア
- ペグハンマー
- ランタン
- たき火台/BBQグリル(またはバーナー類)・着火道具
- 調理器具・食器
- ごみ袋
- クーラーボックス
- 着替え
- 軍手・グローブ
初めから全てを購入するのはなかなか難しいため、足りないものはレンタルしてもよいでしょう。
「タープはなくてもいいのでは?」と考える人もいるかもしれません。しかし、快適なキャンプには日差し・雨をしのぐことが欠かせないため、用意する方が望ましいでしょう。
当日のスケジュールを立てる
デイキャンプと1泊2日のキャンプそれぞれのスケジュールの立て方を、タイムテーブル形式で紹介します。まずは、デイキャンプのモデルスケジュールを見ていきましょう。
【デイキャンプ】
- 10時:キャンプ場に到着、チェックイン
- 10時半〜: タープ・テーブルなどの設営
- 11時半~:たき火・BBQ(昼食)
- 13時~:自由時間
- 16~17時:撤収
一般的なキャンプ場のチェックイン時間は13時以降ですが、自由時間を多く取るなら、午前中にチェックインできるキャンプ場を探して早めに出発するのがポイントです。
次に、1泊2日のキャンプのモデルスケジュールを紹介します。
【キャンプ1日目】
- 13時:キャンプ場に到着、チェックイン
- 13時半~:テント・タープ・テーブルなどの設営
- 14時半〜:自由時間
- 16時~:夕食の準備・入浴
- 18時~:夕食
- 20時~:片付け・歯磨き・寝る準備
- 22時:消灯
【キャンプ2日目】
- 7時~:起床・朝食
- 9時~:片付け
- 11時:撤収
キャンプ場では22時ごろを目安に消灯となるため、他のキャンパーの迷惑にならないよう静かに過ごしましょう。
キャンプ初心者が注意すべきこと
キャンプ初心者がキャンプをする際に、注意すべきことを解説します。キャンプは、他の人への思いやりを持ちながら行うのが重要です。
基本的なマナーを守る
キャンプのマナーの原則は、人に迷惑をかけないことと、自然を大切にすることです。キャンプ場には自分たちだけでなく、他のキャンパーも多くいます。
消灯時間を過ぎたら静かに過ごす、他人のサイトを侵食しないといった、誰もが気持ちよく過ごせる配慮が大切です。
また、キャンプは自然の中で過ごすアクティビティであるため、自然を大切にしなければなりません。具体的には、木を勝手に切らない、直火(地面でのたき火)は特別に許可されている場合以外は避ける、などです。これらは基本的なマナーですが、キャンプ場のルールで禁止されている場合も少なくありません。
服装はレイヤリングを意識する
キャンプの服装は、インナー・ミドル・アウターの3層構造が基本です。たき火中は暑くなったり、就寝中は寒くなったりと、キャンプ中は身の回りの温度変化が激しくなりがちです。そのため、重ね着をして体温調節をすることが重要になります。
インナーは、春・秋・冬はウール製、夏には速乾性に期待できる混紡素材のTシャツが向いています。ミドルにはフリースなどの保温性の高いもの、アウターには雨・風をブロックできる性能を持ったジャケットがおすすめです。季節によって素材を変えながら、体温調節をしましょう。
キャンプ初心者におすすめの寝具
キャンプ初心者でも買うに値する、おすすめのギアを紹介します。まずは、テントや寝袋などの寝具を見ていきましょう。
スノーピーク「アメニティドーム」
高品質で、コストパフォーマンスに優れたテントです。3~4人向けに設計されているため、デュオやファミリーでキャンプをする際に適しています。
風を巧みに避けるデザインにより、強風下でもテントの安定性を保ちます。内部は広々としており、立ったままでの作業や着替えも快適にできるでしょう。
インナーテントとフライシートのカバー・テープは色分けされており、初心者でも迷うことなく組み立てられるのもポイントです。キャンプ初心者から特に人気のモデルで、上級者になってからも長く使える一品です。
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- 商品名:スノーピーク「アメニティドーム」
- 公式サイト:商品はこちら
モンベル「シームレス アルパイン バロウバッグ #3」
高い保温性と軽量性を兼ね備えた寝袋です。快適温度は約5℃、寝袋のみの重量は約898gで、春から秋にかけてのキャンプに向いています。中綿には、ぬれても保温力が落ちないモンベル独自の素材『エクセロフト』を使用しています。
独自のシームレス構造により、中綿のかさ高を保ち、熱をしっかりと内部に閉じ込められるのもポイントです。さらに、スパイラルストレッチシステムにより、体の動きに合わせて寝袋が柔軟に伸縮し、快適な睡眠をサポートします。
使用環境によって複数のモデルに分かれているので、シーンに合ったモデルを選びましょう。
- 商品名:モンベル「シームレス アルパイン バロウバッグ #3」
- 公式サイト:商品はこちら
mont-bell(モンベル)
シームレス アルパイン バロウバッグ #3
【重量】898g(928g) ※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。
【カラー】ブルーグリーン(BASM)
【収納サイズ】∅17×34cm(6.8L)
【快適温度】5℃
【使用可能温度】0℃
【適応身長】183cmまで
【付属品】スタッフバッグ
サーマレスト「リッジレストクラシック」
快適な睡眠をサポートするマットです。マットは、寝袋の下に敷くことで地面からの冷気を遮断し、心地よい寝心地を実現するため、マストアイテムの一つです。
重量は約400gと軽量で、サイズは約51×183cmと成人男性の頭から爪先までカバーします。収納時は約51×20cmまでコンパクトに折り畳めるので、持ち運びしやすいでしょう。
約1.5cmの厚さが体を優しく支え、柔らかい寝心地を提供します。断熱性を表すR値は2であり、春から初秋のキャンプに適しています。
- 商品名:サーマレスト「リッジレストクラシック」
- 公式サイト:商品はこちら
キャンプ初心者におすすめのテーブル・チェア
テーブルとチェアもキャンプで必ず使うアイテムなので、買っておいて損はないでしょう。テーブルとチェアのおすすめ商品を紹介します。
スノーピーク「Myテーブル竹」
持ち運びが簡単なテーブルで、環境に優しい竹を天板に使用しています。地上高は約40cmあり、ロータイプのチェアとの相性が抜群です。シンプルな折り畳み構造で、設営や撤収も簡単にできます。
アウトドアだけでなく、自宅の寝室やベランダでの使用にも適しているため、1台あると重宝するでしょう。ハンドル付きキャリングケースが付属しており、持ち運びもしやすくなっています。
- 商品名:スノーピーク「Myテーブル竹」
- 公式サイト:商品はこちら
ヘリノックス「タクティカル チェア ミニ」
快適な座り心地と、軽量性を兼ね備えたチェアです。座面の高さは約23cmで、ロースタイルのテーブルと併せて使うのに適しています。座面の角度は、子どもが座っても転びにくいように調整できるのが魅力です。
夜間の視認性を高める反射板も取り付けられており、安全面にも配慮されています。小物を収納できるカーゴポケットと、ボトルを収納できるメッシュポケットが、片面ずつに付いている収納性も見逃せません。
収納時は約26×9×11cmのコンパクトサイズに収まり、重さは約560gとどこへでも簡単に持ち運べます。
- 商品名:ヘリノックス「タクティカル チェア ミニ」
- 公式サイト:商品はこちら
ヘリノックス
タクティカル チェア ミニ
サイズ:使用時/幅40cm×奥行き34cm×高さ44cm収納時/幅26cm×奥行き9cm×高さ11cm 座面の高さ:23cm 重量:使用時/475g収納時/560g 耐荷重:90kg
まとめ
キャンプ初心者は、まず設備の整ったキャンプ場からスタートし、徐々に手付かずの自然に近い場所に挑戦するのがおすすめです。ギアについてはレンタルも活用しながら、必需品から少しずつ購入していきましょう。
キャンプ場は他のキャンパーも利用するため、迷惑にならないようルール・マナーを守ることがキャンパーの務めです。キャンプの準備をしっかりと行い、初キャンプを成功させましょう。