夏休みにカブトムシを捕まえよう!
夏真っ盛りの夏休み時期は、カブトムシが活発に行動する時期です。カブトムシの生態や生息域を知ることで、上手に捕まえられるようになりますよ。
自宅の近所やキャンプ先で子どもと一緒に昆虫採集し、夏休みの思い出を作ってくださいね!
そもそもカブトムシはどこにいる?
どんな場所にいる?
カブトムシの住処は、雑木林。そこまで山奥でなくても、樹木が多い場所ならば、街の近くの森林公園でも発見できます。
カブトムシのエサは、木から染み出る樹液です。樹液が染み出るのはクヌギやコナラ、ミズナラなどの木。どれも縦に不規則な模様があり、どんぐりを実らせる木です。
日中は、エサの染み出る木の上や地中で休み、夜になると活発に飛び回る習性があります。
捕まえやすい時期や時間帯
カブトムシが捕まえやすい時期は、6月中旬~8月下旬ぐらいまで。
カブトムシは日が高くなると、高い木の上や土の中に隠れてしまいます。採取におすすめの時間帯は早朝です。日が昇って間もない時間帯ならば、エサの染み出る木の周りで採取できます。
夜間でも採取はできますが、視界が悪いのでおすすめはできません。雑木林で迷子になるリスクがあるため、控えましょう。
カブトムシを捕まえる際に必要になる道具
服装
採取の際は、蚊やハチなどの害虫対策のために、長袖、長ズボンを着用しましょう。
また、汚れてもよい動きやすい服にしましょう。黒色の服は避けたほうが無難。ハチの攻撃対象になりやすい色だからです。
足元は履きなれた動きやすい靴。上から落下してくる恐れのある枝などから頭を守るために、帽子を着用しましょう。首元の露出を避けるためにはタオルを巻いておけば安心です。
木や草を触った際に、手にケガをする恐れがあるため、軍手や手袋を着用しましょう。
必要な道具
必要な道具は、高いところにいるカブトムシを捕まえるための虫取り網と、採取したカブトムシを入れておく虫かごが必要です。
害虫対策のために、虫よけスプレーやかゆみ止めも用意しておくとよいでしょう。採取時期は暑い時期なので、飲み物を用意し、熱中症対策のためにこまめに水分補給しましょう。
カブトムシの捕まえ方
樹液の出る木の周りで捕まえる
カブトムシを捕まえるにはまずはエサとなる樹液の出る、クヌギやコナラ、ミズナラなどの木を探しましょう。
樹液が出ている木を見つけたら、樹液が出ている部分だけでなく木の周辺をくまなく探しましょう。木のうろや、枝の先端などで発見できることもあります。
高い場所にいるカブトムシは、虫取り網をのばして捕まえましょう。虫取り網がなければ、木を傷つけない程度に揺らしたりすると、落ちてくる場合がありますよ。
見落としがちなのが、木の根元部分。土が盛り上がっていたり、土の色が変わっている場所を掘ってみると隠れている場合もありますよ。土を掘り返す場合は木を傷つけないように注意しましょう。また、掘り返した土は必ずもとに戻しましょう。
なお、カブトムシを手でつかむ際は、カラダの横側を親指と人指し指でつまむようにしましょう。木にしっかりとしがみついているため、引き離すのには多少の力が必要です。カブトムシのしがみつく力は強く、指先はかぎのような形状になっています。指などにしがみつかれると、皮がむけることがあるので、軍手を着用して捕まえるようにしましょう。
バナナトラップで捕まえる
樹液の出る木が見つからなければ、カブトムシをトラップでおびき寄せて捕まえましょう。
トラップ(通称バナナトラップ)作成に使用する道具と材料は、以下です。
- バナナ 1〜2本
- 焼酎 1カップ(200mlほど)
- ジップロック
- ストッキング
作り方はかんたん。バナナを皮ごとざっくりとカットし、焼酎と一緒にジップロックに入れて、軽くもんでつぶし、しっかりと口を閉じます。
材料を入れたジップロックを1〜2日、日光に当てて中身を発酵させます。ガスが発生し、ジップロックが膨らんできたら、口を開けてガス抜きしてください。
中身をストッキングに移せば、バナナトラップの完成。
作ったバナナトラップを雑木林の木に吊るして、カブトムシをおびき寄せましょう。設置の際は木を傷つけないように注意してくださいね。
昼間に設置して、翌日の朝に確認してみましょう。運がよければトラップにおびき寄せられたカブトムシがゲットできるはずです!
最後に、トラップは木から外して必ず持ち帰って処分してくださいね。
カブトムシを捕まえられるか否かは運も重要?
カブトムシを捕まえるには運も必要ですが、生息域やエサとなる木がわかるだけで、ゲットできる確率は大幅に上がります。
木の周りを探して発見できない場合でも、他の場所を探して、しばらくしてから戻ってくると、さっきまでいなかった場所で発見できることもあります。粘り強く探してみてください!
ただし樹液にはカブトムシだけではなく、スズメバチなどの危険生物が集まっているケースもあります。長袖長ズボンを着用し、注意しながら昆虫採集を行ってくださいね!