ミニマリストは家とアウトドア用を同じに
カップやケトル、ストーブ、カラビナ、テント用ペグなどチタン製品が増えています。コストが下がれば椅子やテーブル、テントポールなどの金属部分も鉄やアルミからチタンに替わっていくでしょう。スプーン、フォークもアウトドア用が各種ありますが、実は家庭用のチタン製スプーン、フォークがあります。
これを選べば家とアウトドアで共有でき、モノを減らすことが可能。キャンプ用の折りたたみ椅子やテーブル、食器類を家でも使うのがミニマリストのライフスタイル。
チタンのカトラリーは別の利点もあります。カレーやスープ、ヌードルなど、スプーンやフォークが舌や唇に当たりますが、チタンは金属臭がしないので、食べ物の味を変えません。金属アレルギーの人とか、重いものが持てない病人にも役に立ちます。チタンにはいくつか種類があるそうで、カトラリーの場合はそれほど強度を必要としないので純チタンというタイプ。チタン合金と違い強度は鉄くらいとのことですが、重さは半分以下。
ホリエの「チタンカトラリー デザートスプーン(20g)」と「デザートフォーク(15g)」。ともに1,100円。デザートと名前が付いていますが、長さ18㎝、いわゆるチタンカラーではなくツヤのあるプラチナ仕上げで、一般のものとほとんど変わりません。
問い合わせ先:ホリエ TEL:0256(66)2237
中村 滋
1944年生まれ。『BE-PAL』『DIME』『サライ』の創刊編集長。現在は「Cool Senior Magazine」を編集。www.csmagazine.jp/
(BE-PAL 2024年4月号より)