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フィールドラックとは?
フィールドラックは、ギア類、食器類、クーラーボックスやコンテナなどの整理はもちろん、簡易的なキッチンテーブルとしても便利なアイテム。ちょっとしたスペースに調味料などの小物を置けば、手が届く範囲で必要なものが取り出しやすく、野外生活を快適に過ごすことができる。
メーカー各社から色や素材など、バラエティーに富んだ製品が多々発売されている。サイズや高さもそれぞれで、ワイドなものから軽量かつシンプルを追求したもの、コンパクトに折りたたみできるものなど多種多様。それらほぼすべてが簡単に組み立てできるよう工夫が施されている。車載して持ち運びできるのも、アウトドアファニチャーならではだ。
▼参考記事
脱キャンプ初心者!キャンプ棚&ラックのおすすめ28選
大人気の定番品!ユニフレーム「フィールドラック」
ユニフレーム
フィールドラック ブラック
雨水や泥汚れからギアを守る置き場として活躍する、使い勝手のいいフィールドラック。単体での使用のほか、最大4段積み重ねての使用が可能。分散耐荷重は約30kgと頑丈で、幅広い使い方ができる。収納時には約1cmの薄さになるのもポイント。シンプルでスタイリッシュなデザインは、どんなキャンプサイトにもマッチする。天板などのオプションも豊富。
●使用時サイズ : 約60cm×35cm×23cm
●収納時サイズ:約60cm×35cm×1cm
●材質 : スチール、カチオンメッキ
●重量 : 約1.7kg
●分散耐荷重 : 約30kg
キャンプや釣りといったアウトドアが好きで、将来は自然に囲まれて暮らすのが夢。最近ではキャンプを通じて、コーヒーや料理、DIYなど、様々なカルチャーと合わせて楽しむ。子どもたちにも、自然と触れ合うことでたくさんの経験をしてもらいたいと思っている。
キャンプサイトをつくる上で、重要な役割を担うラック。各ブランドが展開するラックそれぞれに特徴はあるものの、キャンプではおしゃれでなるべくコンパクトなギアをチョイスしたいと思う方も多いだろう。
そんなキャンパーの思いに応えてくれるギアが、ユニフレーム「フィールドラック ブラック」。一時期は人気のあまり、品薄状態になるほど。その人気の秘訣を愛用者目線で紹介しよう。
使い勝手が抜群
まず最初に、使い勝手の良さが挙げられる。「フィールドラック ブラック」は単体での使用から、最大4段積み重ねての使用が可能。それにより、テーブルやラックとしてはもちろん、キッチンスタンドとしてなど、キャンプサイトに合わせて使い分けが可能になっている。
雨水や泥汚れが気になる場合でも、地面に直置きしたくないギアの置き場として活躍してくれる。
また、「フィールドラック ブラック」にはカチオンメッキと呼ばれる、塗装が剥がれにくく、錆に強くなる焼き付け塗装が施されている。キャンプ場のコンディションを気にせずガシガシ使えるのはうれしいポイントだ。
「フィールドラック ブラック」は、天板などのオプションも豊富で、それらを駆使すれば格段に使い勝手が向上する。筆者が「フィールドラック ブラック」と合わせて使用しているのが、同じくユニフレームから展開されているステンレス天板だ。
この天板は文字どおりステンレス製で、耐熱性に優れており、熱々の鍋を置くことも可能(置いた部分が熱くなるので注意が必要)。汚れなどを簡単に拭き取ることができるのも、好感がもてる。
また、天板を使用することで、「フィールドラック ブラック」単体では置きづらかった小物類も安心して置くことができる。
十分な耐荷重がある
分散耐荷重は約30kg。一見、これだけの耐荷重があるようには見えないほどシンプルなつくりだが、だいたいのキャンプギアが置けてしまうくらいの頑丈さがある。
重量のある大型のクーラーボックスやギアボックスなども乗せられるため、幅広い使い方ができるだろう。
コンパクトになる
これだけ使い勝手が良く、耐荷重もありながら、折りたためば「フィールドラック ブラック」1つあたりの厚みが約1cmと、衝撃的な薄さになる。別売の収納袋には4つまとめて入れられるが、それでも計算上の厚さは約4cmほどだ。
このコンパクトさは、車への積載や自宅での収納において、かなり重宝するのではないだろうか。
使用上の注意点
組み立ては脚を広げて、脚に溶接してあるツメを天面の格子に引っ掛けるだけと簡単な仕組み。しかし、このツメを引っ掛ける作業が、多少力とコツを要する。また、格子にツメを引っ掛ける際に指などを挟まないように注意して作業する必要がある。
また、頑丈さがあり、かつコンパクトにもなる「フィールドラック ブラック」は、単体では約1.7kgとさほど重量は気にならない。一方で収納袋に4つ入れてまとめると、約7kgほどになる。まとめて持ち運ぶと、ずっしりとした重さを感じるほどになるため、その点は理解しておこう。
▼参考記事
キャンプで超人気!ユニフレーム「フィールドラック」を使ってみてわかった3つの長所
1台3役の多機能ラック「SOTフィールドラック」
ハングアウト(HangOut)
SOTフィールドラック
小物やスパイスを並べられる1台3役の多機能アウトドアラック。棚板はロストル状のスチール天板を2枚、ウッド天板を1枚使用。スチール天板はナノセラミックコーティングを施しているので耐熱性がある。棚の高さは5段階に調整可能。直火で使用できるスチール版は、バーナーやストーブなどの上にセットしてクッカースタンドとして使ったり、調理台として使うことも可能。棚板を取り外して五徳として使用することもできる。
●サイズ:W500×D195×H360mm
●収納サイズ:W530×D230×H75mm
●素材:(棚板)スチール/ナノセラミックコーティング、(ウッド棚)合板/オーク突板貼り ポリウレタン塗装、(脚)ステンレス、(フレーム)スチール
●耐荷重:棚板1枚当たり5kg
スパイスラック・クッカースタンド・五徳の3wayラック
スチール部分は、ナノセラミックコーティングされているため耐熱性があり、直火が可能だ。
ウッド天板は美しい木目の天然木オーク材突板を使用。ウレタン加工してあるのでお手入れも布で拭けばOK。
▼参考記事
棚にも調理台にも五徳にまで!!ハングアウトの3ウェイラックと焚火台が超便利だー
熱や水もOK!タフな大型ラック「タフライトスタンド」
キャンパーズコレクション
タフライトスタンド
キャンパーズコレクションは、家電で有名な「山善」が手がけるアウトドア用品ブランド。水や熱に強く、アウトドア調理にもぴったり。シンプルながらしっかりした構造で、高さ調節も可能。展開サイズは大きめだが、折りたたむとスリムになる。
●サイズ:幅129×奥行42×高さ86cm
●重量:5.3kg
旅・キャンプ・温泉・猫が大好きなアウトドアライター。群馬県在住。フリースクール運営のかたわらライター活動中。夫婦でキャンプ&車中泊の日本一周をしたり直感で旅する世界一周をしたり、根っからの旅好きです。今年、家庭菜園を始めました!
熱や水に強い
名前に由来するタフさの秘密は、メッシュの金属製天板。熱に強いため、ダッチオーブンやバーベキューコンロがそのままのせられる。
「タフライトスタンド」は水に強いのも特徴。アウトドアテーブルやラックは、天板に木製ボードがよく使われているため、雨にぬれて、木製天板がたわんでしまうことも。しかしタフライトスタンドは金属製なので、心配無用だ。
耐荷重ばっちり!しっかりしたつくり
タフさのもうひとつの秘密は、しっかりしたつくり。材質は、スチールとアルミニウムのみ。真ん中の天板の耐荷重は、上下ともに各20キログラム。金属製メッシュ天板は、広い方が7キログラムで、狭い方が3キログラムだ。
天板や脚部分は、丈夫なスチール製のヒンジで固定。ぐらつきもなく安定する。
ハイスタンドが魅力!高さの変更も可能
中央上部の天板は、高さを2段階で調節できるようになっている。使用する人の身長や作業によって、高さを変えることができ、とても使いやすい。
コンパクトに収納できて持ち運び簡単
近年のアウトドアグッズは、コンパクトに収納できるものが主流。タフライトスタンドは、両サイドを展開するとかなり大きいが、折りたたむとスリムに。収納袋にサッと入れて、どこへでも持ち運び可能だ。
▼参考記事
キャンパーズコレクションのタフライトスタンドを徹底レビュー!リモートワークにも使える?
天然木を使用したおしゃれな「ワンアクションラック」
Snow Peak(スノーピーク)
ワンアクションラック
収束型のフレームを広げ天板をのせるだけと、組み立てはいたって簡単。とはいえ、見た目はウッディーで格好よく、室内のインテリアにしても遜色ない、アーバンアウトドアライフを体現したラック。天板には天然木を使用し、使い込むほど味が出る。
●サイズ:幅1020×奥行き360×高さ830mm
●収納サイズ:幅1050×奥行き380×厚さ160mm(梱包サイズ)
●重量:約9kg
●素材:フレーム/アルミニウム合金、ステンレス、スチール 天板/天然木
美しいデザインで、キャンプサイトの整理整頓をしつつ、お隣とはひと味違うサイトを演出してくれるラック。上段の天板は地上高830mm、下段は地上高400mmで使い勝手の良さもポイント。収納ボックスで引き出しをつくると、よりスッキリ見える。
フレームは、並べたアイテムが美しく見える黒を基調にした上品なデザイン。組み立ても簡単で丈夫。
やさしい風合いの天然木を天板に採用。自然の中ではもちろん、自宅のインテリアにもよくなじむ。