テントの下に敷くシートならこれ!グランドシートおすすめ3選
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    マット

    2024.04.26

    テントの下に敷くシートならこれ!グランドシートおすすめ3選

    テントの下に敷くシートならこれ!グランドシートおすすめ3選
    テントの下に敷くことで、テントの保護や浸水・湿気・冷え対策など、さまざまなメリットがあるグランドシート(グラウンドシート)。厳選おすすめシートを、アウトドアライターによるレビューで紹介。グランドシートの役割や使い方、選び方も解説する。

    テントの下に敷く「グランドシート」とは?

    テントを張るとき、底面に敷くのがグランドシート。実際にはどのような役割があるのか、テントのグランドシートを使う理由を解説しよう。

    テントの底面を保護する

    グランドシートの最も重要な役割は、テントの底面を汚れや傷から守ること。

    テントを設置する際、石や枯葉だらけの場所にテントを張ることもあるだろう。この場合、何も敷かずにテントを張ると底面が破れたり傷ついたりする恐れがある。地面とテント底面の間にグランドシートをはさめば、テントへのダメージを軽減できるのだ。

    特に携行性の高い軽量テントは、生地が薄く作られていることが少なくない。小石や小枝でも簡単に穴が開くことがあるため、グランドシートで保護するのが正解だ。

    急な雨による浸水・湿気対策

    グランドシートは、雨天の浸水・湿気でテント内部がぬれるのを防ぐ。

    テント底面は水気を通さないようになっているものの、全てのテントが高耐水性を持っているわけではない。長時間水にさらされれば浸水することもあり、グランドシートを敷いてテント底面の耐水性を高めることは必要だ。

    また、地面が絶えずぬれた状態なら、下から湿気が上がってくるのは避けられない。この場合も、グランドシートが湿気を防いでくれる。グランドシートがあれば、悪天候時でもテント内を快適に保ちやすくなるだろう。

    底冷え対策にも有用

    外気の温度が低い季節のキャンプは、底冷えとの戦いとなる。テント底面にグランドシートを敷くことは、多少なりとも冷気を遮断することにつながる。

    特に寒さを実感するのは、地面に体を横たえる就寝時だ。暖房等でテント内の空気が暖まっていたとしても、床面が無策だと寒くて寝られない。だが、グランドシートでテント底面と地面の間にワンクッション入れることで、断熱&保温効果を期待できる。

    ただし、真冬の底冷えは、「ブランケット」や「インフレーターマット」などを併用して、しっかり底冷え対策することが必要だ。

    ▼参考記事
    テントのグランドシートはどんな役割?快適キャンプを実現するには

    グランドシートの選び方

    グランドシートは、選ぶサイズや素材によってテントの快適性が異なる。グランドシートの有効性を最大限生かせるよう、選ぶポイントを知っておこう。

    シートのサイズで選ぶ

    グランドシートは、テント底面より10cm程度小さめのサイズを選ぼう。グランドシートが大き過ぎると、テントを張ったときにはみ出してしまう。雨が降ればそこに水がたまり、かえって浸水の危険がアップしてしまうことに。

    「大きいなら折りたためばよいのでは?」と考えがちだが、底面に段差ができるためおすすめできない。グランドシートはテントの快適性を保つためのものだから、初めからジャストサイズを選ぶことが重要だ。

    サイズで悩んだとき最もよいのは、テントと同じメーカーをチェックすること。多くのメーカーは、テントにジャストフィットするグランドシートをラインアップしている。

    素材の違いにも注目

    グランドシートの素材を大別すると「化学繊維」「合成繊維」がある。

    • 化学繊維:ナイロン・ポリエステルなど
    • 合成繊維:ポリ塩化ビニル(PVC)・ポリエチレン(PE)など

    化学繊維は、テントのフライシートと同じ素材。汎用性・デザイン性が高い上、クッション性もあり、テント底面に敷けば、テント内の快適性が高まる。ただし、化学繊維の防水性は加工によって加えられたもの。防水加工が剥がれると、防水は期待できなくなる。

    一方、合成繊維は縫い目がなく、水が染みこむ心配がない。いわゆるブルーシートのようなもので、価格も安価だ。合成繊維は軽量で携行性がよいというメリットがあるものの、使用感では化学繊維に劣る。テント底面に敷くとバリバリガサガサ音がする上、地面の感触をダイレクトに感じやすい。

    ▼参考記事
    テントのグランドシートはどんな役割?快適キャンプを実現するには

    LOGOS(ロゴス)|ぴったりグランドシート200

    小石などでテントが破れることを防ぎ、インナーテントへの浸水予防、さらに、地面からの冷気をシャットアウトすることができるグランドシート。「ぴったりグランドシート」シリーズは幅広いサイズ展開が最大の魅力。200×200cmサイズのほかにも、210×210cm、270×270cm、300×300cmなど、様々なテントサイズ用のシートを展開している。正方形だけではなく、横長サイズもある。ラインナップ豊富でキャンプ初心者にもおすすめだ。

    ●サイズ:(約)幅192×奥行192cm
    ●主素材:PEラミネートクロス

     

    教えてくれたのは…
    フリーライター
    みーこ さん

    夫婦2人でキャンプの知識やギアを求める「キャンプ沼」にハマったアウトドアライター。関東のキャンプ場をめぐり、地元の美味しい食材でキャンプ飯を作るのがマイブーム。キャンプ系YouTubeを見るのが大好きです。

     

    収納時の大きさは、小さめなクッションくらい

    大きさは、小さめのクッションくらいのサイズだ。

    収納袋は付属していないのため、筆者は購入した際のパッケージの袋をそのまま使用している。このパッケージの袋は、固めのプラスチック素材。汚れもつきづらいので、他にぴったりサイズの収納袋を見つけるまでは、この袋は捨てないことをおすすめする。

    色は汚れが目立たないブラック

    折りたたむとこのサイズになる。

    グランドシートは、土の上や芝の上に置く。地面に直接触れる部分は汚れるため、ブラックのカラーリングに助けられている。なおかつ白い紐の部分が、ブラックの武骨さをやわらげて、おしゃれだ。

    テントを設営する前に広げよう


    テントの設営前にグランドシートを開こう。ただ広げるだけなので、ほとんど手間はかからない。裏面と表面が少しわかりにくいため、表面に防水シールなどわかりやすい目印をつけておくとベター。

    材質はPEラミネートクロス

    素材はブルーシートと同じ。

    素材は防湿・防水効果のあるポリエチレン(PE)ラミネートクロス。ブルーシートに使用する素材と同じものだ。グランドシートをブルーシートで代用することもできるが、ブルーシートだと作業場感がでてしまうこともあり、筆者はこちらのグランドシートを選んだ。

    四隅の紐はテントに結べる

    端っこに結び紐がある。

    四隅に2本の結び紐がある。この紐をテントフレームにくくりつけることができるため、テントからずれてしまう心配はない。

    キャンプが終わったら最後にシートの裏を拭くだけ

    キャンプが終わったら裏を拭くだけ。

    キャンプが終わったら撤収準備。テントをしまったら、最後にグランドシートの裏を拭けばOKだ。我が家は、撤収するときはバタバタしがちなので、キャンプ場ではグランドシートをささっと拭くだけ。帰ったら軽くシャワーをかけて干す。テントを洗うよりも断然楽だ。

    テントの保護をするならグランドシートを!

    我が家のテントの下にすっぽり収まっている。

    私の使用しているテントは200×200cm。テントの下にすっぽり収まってくれて、四隅の紐も余裕で結ぶことができる。

    グランドシート購入のセオリーは、テントのサイズよりも少し小さいサイズを購入すること。テントより大きいと雨水がシートに溜まって浸水するおそれがある。「ぴったりグランドシート200」は、商品名のとおり200cmサイズのテントを想定して、192×192cmとまさにぴったりのサイズになっている。

    テント購入時にグランドシートを購入したおかげで、いまもテントの状態は良好。テントに穴をあけたくない、または汚したくない人におすすめだ。

    ▼参考記事
    LOGOS「ぴったりグランドシート」はサイズが豊富で使える!初心者にもおすすめ!

    ogawa(オガワ)|PVCマルチシート 300×210

    ogawaが手がけるテント「アポロン」の専用グランドシート。210cm×300cmのサイズのシートが入るテントであれば、問題なく使用することができる。PVC素材を採用しており、高い防水性を誇る。

    ●サイズ:300cm×210cm
    ●重量:約2.6kg
    ●素材:PVC

     

    教えてくれたのは…
    アウトドア愛好家
    たまぞう さん

    キャンプや釣りといったアウトドアが好きで、将来は自然に囲まれて暮らすのが夢。最近ではキャンプを通じて、コーヒーや料理、DIYなど、様々なカルチャーと合わせて楽しむ。子どもたちにも、自然と触れ合うことでたくさんの経験をしてもらいたいと思っている。

     

    信頼できる防水グランドシート

    テント内にグランドシートを敷いた状態。ここにインナーテントを設営する。

    「PVCマルチシート300×210」は、同じくogawa(オガワ)から展開されているアポロンというテントの専用商品。インナーテントの下に敷いて使う。

    シートのつなぎ目も特殊な技法で処理されているため、高い防水性を誇る。

    素材にはPVCという素材が採用されており、高い耐水性がある。また、素材のつなぎ目に高周波溶着という特殊な技法が用いられている点も好印象で、これにより地面が濡れている状態でも安心して使用することができる。

    防水性や耐水性において、信頼できるグランドシートといえる。実際に使用していても、地面からの湿気を遮断してくれるので、寝具類が濡れたことはない。

    グランドシートに付属しているフックをテントの金具に引っ掛けるだけで固定できる。

    取り付け方は、いたってシンプル。シートをテント内の使用したい場所に広げ、四隅のフックをテントの金具に掛けるだけ。取り付けは簡単だが、しっかりとテントへ引っ掛かるため、通常の使用において外れることはない。

    テント「アポロン」の専用グランドシートとして販売されているが、210cm×300cmのサイズのシートが入るテントであれば、問題なく使い回すことができる。

    ▼参考記事
    初心者にこそ、こだわって欲しい!キャンプを快適にするおすすめグランドシート3選

    Oregonian Camper(オレゴニアンキャンパー)|防水グランドシートS

    荷物を置いたり、地面に敷いたりして使うのに便利なタイプのグランドシート。どんなキャンプサイトにもさりげなくとけこみ、木製の棚や箱との相性もピッタリのブラウンカラーや、アーミーカラーのフォレスト、ベージュ、カーキなど、全体的に落ち着いたカラーがラインアップされている。

    ●素材:100%POLYESTER(ポリエステル)、裏面/PVCコーティング(防水)
    ●サイズ:100×70cm(S)、100×140cm(M)、50×140cm(Mハーフ)、200×140cm(L)

     

    教えてくれたのは…
    アウトドアライター
    のまどう さん

    行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

     

    オレゴニアンキャンパーとは?

    オレゴニアンキャンパーは、ポップアップ式のゴミ箱、ランタンやダッジオーブン専用のケースなどでおなじみのブランド。

    ミリタリーを感じさせるベージュやブラウンなど、落ち着いたカラーの製品を販売している。武骨なスタイルのソロキャンプからファミリーキャンプまで、様々なスタイルのキャンプになじむ製品が多く、キャンパーのあいだで人気がある。

    キャンプに1枚あると便利!汎用性の高いギア


    グランドシートは地面の上に座る、お座敷スタイルのキャンプにはかかせない。荷物の上にかければ、雨に濡れるのを防ぐこともでき、タープのようにして日よけとしても使えてしまう、汎用性の高いギアだ。

    コットンのような素材感。

    「防水グランドシート」の表面はポリエステル100%の化繊素材。光沢があまり見られず、落ち着いたカラーなので、一見するとコットンのように見える。ポリエステルは頑丈で、吸水性が低く、水をふくみづらいため、グランドシートには適した素材だ。

    PVCコーティングが施された裏側。

    裏面はPVCコーティングが施されている。PVCコーティングとはアウトドア向けのバッグや、釣り用のウェダーなどでおなじみのコーティング。防水性が高く、水をほとんど通さない。

    防水グランドシートのサイズ

    四つ折りにしたSサイズの防水グラウンドシート。

    Sサイズ以外に、MサイズとLサイズ、Mハーフサイズが販売されている。

    Sサイズは100×70cm。MサイズはSサイズの2倍の100×140cm。LサイズはSサイズの4倍の200×140cm。Mハーフサイズは一辺がMサイズの半分の大きさで細長い50×140cm。

    個人的な感覚だが、ソロキャンプで荷物を置いたり、地面に敷いたりして使うのならば、Sサイズで十分だと思われる。ファミリーキャンプならMかLサイズが便利だろう。Lサイズは横幅が200cmあるので、上で寝転がることもできる。

    グロメットがあるのでペグダウンができる

    グロメットを使ってペグダウンが可能。

    グランドシートの四隅と、長い辺の中央にグロメットがあるため、ペグダウンが可能。ペグダウンすれば、強風でもめくれ上がることがないので安心だ。グロメットにポールを固定すれば、タープとしても使用できる。

    「防水グランドシート」のおすすめの使い方

    Sサイズは一人で座るのにちょうどいいサイズ感。

    地べたに座るお座敷スタイルのキャンプにおすすめ。防水性が高いので、地面から水がしみこんで、お尻が濡れることもない。

    荷物置きとしても便利。

    お花見や運動会などの行事での敷物としても便利だ。直火で焚き火をするときに敷くのもいい。ただ、難燃素材ではないため、飛んでくる火の粉には注意しよう。

    キャンプでの設営・撤収時、ギアを一時的にまとめておく荷物置きとして使うこともできる。ウッドやスチール製など、湿気に弱い素材のギアをキャンプサイトに配置するのに活躍する。

    オレゴニアンキャンパーのグランドシートは見た目が良く、雰囲気抜群。

    丈夫で防水性が高いオレゴニアンキャンパーのグランドシート。ブルーシートとは違って見た目がいいため、キャンプサイトに敷いていても、サイトの雰囲気を壊すことがない。1枚あれば、工夫次第でいろいろな使い方ができる。

    ▼参考記事
    キャンプに1枚あると便利!オレゴニアンキャンパーの「防水グランドシート」をレビュー

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