テグスの結び方は?キャンプでも使える手順を解説!
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • ロープワーク

    2024.04.26

    テグスの結び方は?キャンプでも使える手順を解説!

    テグスの結び方は?キャンプでも使える手順を解説!
    「ロープがあと少しだけ足りない……」という場面で、役に立つのがテグス結び。2本のロープを繋ぎ合わせる結びで、キャンプでも使える便利なロープワークです。

    アウトドアに想定外は付きもの。いくつかロープワークを覚えておくと、キャンプでのちょっとしたトラブルにも対処できるようになるほか、より快適にキャンプを楽しむことができるようになります。ぜひ、練習して身につけておきましょう。

    釣り糸を結ぶときに使われたテグス結び

    テグス結びは、もともとテグスという釣り糸同士を連結させるための結び方で、別名「フィッシャーマンズ・ノット」とも呼ばれています。

    結び方の構造自体はシンプルですが、ほどけにくく、太さの違う糸同士でも結ぶことができるので、釣りや船の繋ぎ合わせなどにも使われていました。

    もちろん、釣りだけではなくアウトドアシーンでも活躍してくれるロープワークです。特にテントやタープを張るときなど、ロープの長さが足りなくなった場合に重宝します。

    テグス結びのやり方

    それでは、テグス結びの具体的な手順を紹介します。

    実際に手元にロープを用意して、ぜひ一緒にやってみましょう。

    手順

    手順1

    まずはロープを揃えます。

    まず、ロープの両端を平行に揃えます。

    手順2

    上を通って下から出します。

    白色のロープ(上写真の上のロープ)の先端を、緑色のロープの上から通して輪を作ります。

    手順3

    できた輪の中に通します。

    先端が緑色のロープの上を抜けるよう輪に通します。

    手順4

    両側から引いて結び目を締めます。

    結び目を締めます。

    手順5

    緑色のロープも同様の手順で進めます。

    緑色のロープを、白色のロープの上から通して同様に輪を作ります。

    手順6

    白色のロープの下に来るように通します。

    先端が白色のロープの下を抜けるよう輪に通します。

    手順7

    緩まないようにしっかりと結び目を締めてください。

    先ほどと同様に結び目を締めます。

    手順8

    ロープを左右に引くと結び目が近づきます。

    2本のロープを左右に引っ張ると、結び目がくっつきます。

    完成したテグス結び

    これで完成です!

    結び目が左右対称になっていれば完成です。

    注意点

    • 結び目が左右対称になっているか確認!

    絡ませ方を間違えると結び目が左右対称にならず、強度が下がってしまいます。

    すると、強い張りで負荷がかかるとほどけてしまう場合があるので、結び目が左右対称になっているかは必ず確認しましょう。

    • 先端が短すぎる

    ロープの先端部分は、結び目から最低でも3〜5cmほどの余裕を持って結ぶようにしましょう。

    ロープの先端部分が短すぎると、負荷がかかったときに抜けやすくなります。

    ただ、あまり長く残しすぎると絡まってしまう恐れもあるので、ほどほどの長さを残しておくことがポイントです。

    • ロープの特徴を把握しておこう

    ロープの種類によっては結んでいても滑りやすいものがあり、注意が必要です。

    持っているロープのクセを把握して、先端部分の残す長さなど変えてみるのがおすすめです。

    キャンプでの活用方法

    テグス結びの活用

    ペグまであと少し足りない!といった場合に活躍します。

    テグス結びはキャンプで、ロープの長さが足りない、というときに活躍します。

    例えば、テントを張るロープが足りないとき、小物を吊るすために張っておくロープが短くて届かないときなどです。

    テントやタープであればペグの位置を調整することでも対処可能ですが、ペグの位置調整だけでは適切にテンションをかけることができない場合がありますので、そのような際はテグス結びを活用するといいでしょう。

    また、立木にロープを張る場合には木の位置を変えることはできないため、ロープでの調整をするしかありません。テグス結びを知っておかなければ、非常に困ってしまう場面ですね。

    なお、より強くテンションをかけたい場合など、強度を上げたいときは手順を2回繰り返す“二重テグス結び”がおすすめです(別名「ダブル・フィッシャーマンズ・ノット」)。そちらも練習しておくといいでしょう。

    テグスの結び方を知ってキャンプでも活用

    ロープワークを覚えると、キャンプでのちょっとした不便もその場で解決できるようになります。

    新たに長いロープを買うのも良いですが、自分で対処することで技術力アップにも繋がり、キャンプ上級者へ一歩近づけるかも。

    便利なテグス結びを習得して、ぜひキャンプで活用してみてくださいね。

    プロフィール
    私が書きました!
    ライター
    ヒロ
    東京都出身、山形県在住。フルーツ愛ゆえに農家を目指して日々研修中。学生時代にキャンプや車中泊での日本1周を経験。趣味は格闘技(ムエタイ)、サウナ・温泉、サバイバルゲーム、ゴルフなど。最近スノーボードを始めました!

    あわせて読みたい

    「かた結び」とココが違う!つなげるロープワーク「本結び」の基本。

    「かた結び」とココが違う!つなげるロープワーク「本結び」の基本。

    「もやい結び」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその1】

    「もやい結び」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその1】

    「ガースヒッチ」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその8】

    「ガースヒッチ」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその8】

    「バタフライノット」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその3】

    「バタフライノット」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその3】

    「固め止め結び」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその7】

    「固め止め結び」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその7】

    「巻き結び」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその5】

    「巻き結び」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその5】

    「本結び」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその4】

    「本結び」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその4】

    「片輪結び」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその6】

    「片輪結び」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその6】

    「自在結び」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその2】

    「自在結び」はどう結ぶ?【すぐわかる!基本のロープワークその2】

    【はじめてのロープワーク】エイトノットフォロースルーの結び方と支点の確保

    【はじめてのロープワーク】エイトノットフォロースルーの結び方と支点の確保

    NEW ARTICLES

    『 ロープワーク 』新着編集部記事

    ガイロープのおすすめ8選!パラコードとの違いや選び方も解説

    2024.09.23

    よろい結びの結び方!詳しい手順からキャンプでの使い方まで解説

    2024.08.11

    棒結びの結び方!手順や注意点から活用方法まで解説!

    2024.06.20

    パラコードを使う際の結び方!キャンプで活躍する7つの方法を紹介

    2024.06.08

    スネークノットの結び方を解説!細かな手順から実際の使用例まで紹介

    2024.05.21

    ロープで輪っかを作る結び方!キャンプで活躍する結び方をこれでマスター

    2024.04.20

    柱へのロープの結び方8選!キャンプで活躍するスキルを身に付けよう

    2024.02.20

    南京結びって知ってる?トラック荷台の結び方だけどキャンプでも便利だぞ!

    2024.02.06