1.刺身
2.バターしょうゆ炒め
3.味噌汁
イカの味噌汁を食べたことがあるという人は、なかなかいないと思います。
私も、漁師の父が「船の上ではこうして食べるんだ!」と言って教えてくれていなかったら、一生食べていなかったでしょう。初めて食べたとき、おいしすぎて小学生ながら感動したのを覚えています。皆さんにも、このレシピでいい思い出を作っていただけたら嬉しいです!
イカの魅力
イカにはたくさんの魅力があります。
- 初心者でも釣りやすい
- 多くの調理方法で食べることができる
- 初心者でもさばくことができる
- 冷凍できる
以上のことから、イカはキャンプ料理に向いています
実際にキャンプ場で調理すると、魚と比べて非常に調理しやすいことが分かります。
イカのさばき方
簡単なイカのさばき方を3STEPで紹介します。なお、料理をするときは、食中毒予防のため手袋を使用するようにしましょう。
今回私は、自分で釣って冷凍していた約200gのアオリイカを使用しました。
アオリイカは冷凍すると、さばきやすくなるだけでなく甘みも増すため、冷凍することをおすすめします。ただ、コリコリした新鮮な食感の刺身を食べたい場合は、釣りたてがおすすめです。
STEP1 頭と胴体を分ける
まず、胴体から頭を引っこ抜きます。
解凍が不十分だと、内臓が胴体の中に残ってしまうことがあるため、完全に解凍してから調理を始めるとよいでしょう。
STEP2 頭の処理
触腕の付け根に包丁を入れ、二つに分けます。
目がついている側にも可食部がありますが内臓が絡んでいるため、食中毒の可能性を考慮し、キャンプ場で調理する場合は廃棄したほうが良いでしょう。
STEP3 胴体の処理
胴体とひれ部分に分けます。
胴体を裏返し、ひれと胴体の境目に指を入れると簡単に分離できます。
次に、ひれと胴体についている皮を取ります。
ひれだけでなく、胴体にも透明の薄皮があるため、よく確認しましょう。
多少残っていても問題ありませんが、刺身の場合は口当たりが悪くなるためしっかり取っておきましょう。
胴体のおなか側に、縦に包丁を入れ写真のように開きます。プラスチック状の甲羅があるのが背中側です。
内臓が残っているので、きれいに取り除いて水洗いします。以上で、準備が整いました!
刺身
<材料>
- イカ(胴体とひれ部分)
- しょうゆ
- お好みで酢やワサビ
先にキッチンペーパーなどで、まな板とイカの水分を取っておきましょう。
イカの繊維は、イカの頭とおしり側を結んだ線に対して垂直に入っています。
したがって、繊維に対して垂直に切ると、かみ切りやすい刺身になります。
切り身の大きさはお好みで構いませんが、新鮮なイカは歯ごたえがあるため薄く切るか、細長く切ったほうが良いでしょう。
最後に、お皿に盛りつけて完成です。
バターしょうゆ炒め
<材料>
- イカ(1匹分)
- 有塩バター 約30g
- 塩コショウ 少々
- しょうゆ 少々
- ニンニク チューブで2cmくらい
- お好みでパセリ
イカを一口大にカットし、フライパンにバターを溶かします。
ある程度溶けたらニンニクとイカ、塩コショウを入れて炒めていきます。
色が半透明から完全に白くなると、火が通った証拠です。
火が完全に通ったら、皿に移す約10秒前にしょうゆを入れます。
早い段階でしょうゆを入れると、香ばしくなる代わりに焦げやすいからです。
最後に、お皿に移して完成です。
お好みでパセリなどを振ると、色味と香りのアクセントが効いてよりおいしくなります!
味噌汁
<材料>
- イカ(1匹分)
- 水 約300ml
- 味噌 大さじ2
- 本だし 小さじ1
鍋にイカと水を入れ、火にかけます。灰汁が出るのでしっかり取りましょう。
沸騰したら火を止め、味噌を溶かします。本だしで味を調えたら完成です。
時間がたつにつれて出汁が効いてくるので、食べるまで時間がある場合はほんだしを少なめにするとよいでしょう。
また、他に具材を入れる場合、玉ねぎや白ネギ等はイカに絡まって食べにくいため、小ネギや固めの豆腐をおすすめします。
最後に
キャンプで料理をする場合は、衛生管理が特に大切です。
暑さで食品が腐りかけていないか、清潔な場所で料理できているか、しっかりと確認をしてから料理をしましょう。
食中毒で体調を崩してしまっては、せっかくのキャンプが台無しです。大切なことを面倒くさがらずに、最初から最後まで楽しい思い出にできると良いですね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。