
当選通知が届いたのが2月下旬。しかし、ずぶの素人の自分にできるのかな?と心配の日々。
そんなとき、妻が図書館に出かけ、資料となりそうな書籍をたくさん借りてきてくれました。それを読むことでようやく「農活」という未知の世界の扉を開けそうな気がしてきました。ワクワク!
市民農園はじめました
4月上旬に管理事務所に出かけて契約完了。使用期間は4月10日から翌年の3月15日まで。使用料は6,000円でした。こんな値段で12㎡(3×4m)の農地を借りられるとは、なんて幸せなんでしょう。早速、手続きした帰り道に自分が使う区画をチェック。2匹のニャンコが暇そうにしていました。
事務所の方の話では、使用前にパーク堆肥と苦土石灰を入れたとのこと。これを考慮して、追加する肥料は、「ぼかし肥料(有機物を発酵させて作った肥料。今回は市販品を使用)」と「くん炭」に決定。これは、資料を参考に自分なりに考えたもの。これが正解か否かは、後々判明するでしょう。

貸し出し前の農地はこんな感じでした。管理者が肥料などをまいてくれています。

参考にした書籍。どれも長年の経験をもとにした情報ばかりで、大変参考になりました。なかには異なる解説もあるので、なるべく多くの資料を読んで自分に必要なことを取り入れるのが良いと思います。
農活初日は、土を掘り起こすだけ
農活初日。桜が咲く道を自転車に乗って出かけました。持参した道具は、長靴、作業手袋、草刈り鎌、折りたたみスコップ、ゴミ袋など。スコップは、柄の長いフルサイズのものを買うか迷いましたが、畝を作るまでしか使わないことを考え、クワのように90度曲げても使える折りたたみ式のスコップにしました。通販サイトで1,000円と格安です。草刈り鎌は、100均で購入。なるべくお金を使わないよう工夫しました。

農園までは自転車で約15分。この日は、ちょっと遠まわりして、桜の名所を通り過ぎました。

初日に使ったおもな道具。
初日の作業は、通路をふさいでいた周辺の雑草を刈り取って、土を掘り起こすだけ。スコップで20cmほどの深さまで、土の上下を入れ替えるように掘り起こしました。実際に作業して感じたことは、短く小さなスコップでもなんとかなるということ。また、作業手袋と長靴は、なくてはならないものと感じました。
そのほか帽子は必須です。4月初旬とはいえ、紫外線はかなりきついのです。全面、土を掘り起こしたところで作業終了。近所のおじさんが、通りがかりに自由に使っていい置きジョウロがあることを教えてくれました。

通路をふさいでいた雑草を刈り取っていたら、なんとスペアミントが生えていました。いただいて帰り、ハイボールに添えました。
農活2日目。畝を作り、種をまく
初日は、自転車に乗って一人で出かけましたが、2日目は「栽培した野菜で美味しいものを作るぞ~!」と市民農園を誰よりも楽しみにしている料理研究家の妻と一緒にクルマで出かけました。数日前に買っておいた15kgの肥料や初期に使う道具が、案外かさばるので、さすがに自転車や徒歩では厳しかったからです。
まず、キャンプ用のペグを使って畝と通路の境界の目印となる紐を張ります。資料に「隣の畑とは30cmは離すように」とあったので、隣との間隔は30cmを確保。同じ資料に、「通路側はいっぱいまで使いましょう」とあったのでギリギリまで攻めました。

畝を作る際にペグと紐を使って区画を明確にすると作業が効率的になります。
まず買っておいた、くん炭とぼかし肥料を全体に薄くまいていきます。続いて土を掘り起こし、畝を作ります。ほかの畑を見ると、かなり深く土を掘って、20cmぐらいの高さがある立派な畝を作っています。うちは、そこまで深く掘らず、高さ5cmぐらいの畝を作りました。スズメが鳴く声が聞こえたり、蝶が飛んでいたり、のんびりしていていい感じです。土いじりって、なんて楽しい時間なんでしょう。

今回使った肥料。ホームセンターで購入。都市部より少し郊外の店に行った方が種類も豊富で適量の物が揃っていました。
畝に雑草避けのマルチシートを張る

畝は、通路を確保しつつ幅60cmがふたつ、幅70cmがひとつ作れました。畝ができたら畝の中央に溝を掘り、そこに肥料を入れていきます。
なんとなく畝が形になったら、畝の中央に溝を掘り、そこにぼかし肥料を入れます。全部の溝に肥料を入れたら土を被せます。この段階で、一度、水を撒いておきます。続いて、マルチシートを張ります。これをかけると雑草を防ぐほか、土の乾燥を防いだり、畝が崩れるのを防ぐ効果があるそうです。
マルチシートの端を土の中に埋めて張るため、畝の外側の通路の土を掘ります。最初に3本の畝の周囲をすべて掘ってしまったのですが、畝の上に避けた土を置いてしまったため、とても作業性が悪かったです。マルチシートは、畝1本ずつを順に張っていったほうが、効率が良いことを学びました。
なかなかピンと張れなかったり、マルチシートを重ねて埋めたところの水はけが悪くなったり、失敗を修正しながらなんとか張ることができました。

畝に肥料を入れます。この日は急に暑くなったので、この服装は大失敗。襟付き、長袖、ツバの大きな帽子をすすめます。日焼け止めも忘れずに。

土が乾燥していたので軽く水をまきました。ジョウロは、「農園の端に置いてあるものを使っていいよ」とおじさんが言ってくれたので遠慮なくお借りしました。

ホームセンターで購入したマルチシート。畝の幅が60~70cmだったので、幅95cmのマルチシートを選びました。

初めての畝づくりに続き、初めてのマルチシート張りもなんとか終了。
春から初夏にかけて収穫できる作物を植えます
資料には、「1年間通じて絶え間なく収穫できるような畑にするには、年間を通した計画が大切」とありました。また「食べたい野菜や果物を適量育てましょう」とも。なるほど、食べたくもない野菜を植える必要はないのです。妻とふたりで話し合い、なにを植えるかを決めました。
夏に向けてはこんな感じです。トウモロコシ、エダマメ、キュウリ、ネギ類、ニンジン、サニーレタス、落花生、小玉スイカ、トマト、シシトウ、万願寺、ホウレンソウ、コマツナ、クレソン、レモングラス、二十日大根、アスパラガス、ズッキーニ、ジャガイモ、サツマイモ。なんと20品種になりました。

最初に揃えた種。これもホームセンターで購入。
下見に行った際に知り合ったおじさんに「例年、4月上旬に苗を植えた人が、けっこう枯らしてます。まだ冷え込むことがあるから、苗を植えるならGWぐらいにするといいですよ」とのこと。ひとまずホームセンターで最初に植える種を買ってきました。「レモングラスを育てたい」という妻は、無農薬の苗をネットで買っていました。
先ほど張ったばかりのマルチシートに種を植えるための穴を開けます。穴のあけ方はいろいろあるようですが、僕はデザインを学んでいた学生時代に使っていたサークルカッターを使いました。このカッターは、小さな円から大きな円まで好きなサイズの円形の穴を簡単に開けられます。
苗や種のサイズ、成長するであろうサイズを考えて穴を開けていきます。そこに袋に書いてある分量の種を植えました。いろいろな種類を植えているので、その後もどこになにをいつ植えたかが分かるよう、各穴にネームプレートをつけて名前と日にちを書き込みました。そして、水やりをして完了。さて、無事に発芽してくれるでしょうか?そしてレモングラスは育ってくれるのでしょうか?

サークルカッターで開けた穴。

レモングラスは苗を植えました。最後に水をやって完了。

2日目に使った道具。なるべくあるものを利用。左のスコップは、雪山用のものですが、軽いうえに先端をグリップ側に差し替えてクワのようにも使えるので便利でした。
市民農園は初めてですが、これまでベランダ菜園を8年ほど続けています。8mほどの南向きのベランダには、端から端までプランターが並んでいます。今もパセリ、大葉、ホーリーバジル、パクチー、スイートバジル、プチトマト、ローズマリー、日向夏、ブルーベリー、アロエ、ノースポール(観賞用)、スムージー用のオオバコ、ドクダミが植わっています。
妻がドレッシングにしたり、料理のアクセントにしたりと、かなり重宝しています。しかもほとんどの植物が、数年前に植えたものが勝手に連作しているので、ここ数年はほとんど苗も買っていません。植物って案外強いんだな、というのが自分の感想です。なので市民農園も、なんとかなるんじゃないかと楽観的に考えています。いろいろと工夫しながら楽しんでみます。経過は、引き続きこちらのWEBで紹介していきますので乞うご期待!

この日植えた種と苗が緑。今後植えていく計画をしているのが黒。先を見据えた計画がなにより大切だそうです。
参考資料
- コツのコツシリーズ もっと上手に市民農園 小さな畑をフル活用
著者:斎藤 進 発行所:農山漁村文化協会 - 市民農園1区画で年間50品目の野菜を育てる本
著者:福田 俊 発行所:学研プラス - 生活実用シリーズ NHK趣味の園芸 やさいの時間 藤田 智の菜園スタートBOOK 春夏編
著者:藤田 智 発行所:日本放送出版協会 - 有機・無農薬コンパニオンプランツで無農薬の野菜づくり[増補改訂版]
発行所:学研パブリッシング
