さまざまなニーズに対応できるクロスオーバー3列シート車は、アウトドア好きにとっても選択肢の一つだろう。今回は人気の3車種を紹介!
スバル/
エクシーガ クロスオーバー7
ステーションワゴンのスタイルながら、3列シートと広いラゲッジを備える。最大荷室長は1,845㎜、幅は1,080㎜で、2名用の山岳テント並み。また、2~3列目の足元にヒーターの吹き出し口を設けるなど、フル乗車での快適性にも配慮。
箱型ミニバンよりも車高が低いぶん(それでも1,670㎜)、安定感の高い運転が楽しめるのも魅力。改良前の「エクシーガ」時代を含めれば、すでに発売から9年半が経ち、古さは否めないが、後継モデルが登場する気配もないので、買うなら今のうち。
ホンダ/
ジェイド
爽快な走りにこだわるホンダが、2-2-2の6人乗りミニバンでもスポーティなフィーリングを追求するなかで誕生したのがこのクルマ。
全高を1,530㎜に抑えながら、燃料タンクや排気システムを薄くして床を極限まで低くすることで、思ったほど窮屈さは感じない。とはいえ、3列目は緊急用と思ったほうがいいだろう。パワートレーンは1.5ℓエンジン+1モーターのハイブリッドと1.5ℓターボエンジンがあり、元気に走るのは後者。ホンダファンと希少車好きにおすすめしたい。
BMW/
2シリーズ グランツアラー
今、BMWで最も人気なのが、コンパクトクラスの2シリーズ。なかでも3列7人乗りのグランツアラーは全長4,565㎜ながら、最大荷室長は1,905㎜。長尺物の収納や車中泊にも対応する広さだ。パワートレーンは3種類。経済的でトルクフルなディーゼルエンジン車は4WDも選べるので、長くしっかり乗るならこちらがおすすめ。
また、BMWの特徴である、上質な走りにも妥協はなし。驚くほど滑らかに曲がり、路面の凸凹を上手に吸収する乗り味は、疲れ知らずの気持ちよさだ。
構成/櫻井 香