河口湖周辺には、今日も堂々たる富士山を見るために大勢の観光客が訪れています。河口湖から見る富士山は、巨大で迫力満点です。
河口湖のご近所にあたるこの三ツ峠山も、この巨大富士山を目の前にできる絶景スポットとなっています。初心者にも登れる簡単な山であり、かつ日帰りが十分に可能なアクセスの良さです。
今回はそんな三ツ峠山の素晴らしい景色と、ルート情報や山荘情報をお届けします。
三ツ峠山とは?
世界遺産に登録された富士山の北側に河口湖、そして河口湖のさらに北東に三ツ峠山はあります。
先述した通り、三ツ峠山という名前は最高峰である開運山・御巣鷹山・木無山という三つのピークがあることに由来しています。最高峰にして目的地となる開運山の標高は1,785mと、低山の部類に入ります。
しかし、低山と言えど山頂の景色はまさに絶景! 訪れる人に感動を与えてくれます。ここからは、山頂からの絶景を含めこの三ツ峠山の魅力をお伝えいたします。
三ツ峠山の魅力4選
美しい富士山が目の前に
富士山の周りには、それを囲うように山があり、三ツ峠山もそのひとつ。言わば三ツ峠山は富士山のお隣さん。すぐ近くから見る富士山は、圧倒的な迫力と美しさを誇ります。
晴れた日には、視界いっぱいに富士山を収めることができます。日本の自然の象徴を、こんなにも贅沢に堪能できる場所は数少ないでしょう。
初心者でも登れる優しいコース!
三ツ峠山の最高峰である開運山の頂上へ登るには、大まかに4つのルートが存在します。河口湖付近のバス停から登るコースや、ロープウェイを使うコースもありますが、初心者におすすめしたいのは「三ツ峠登山口バス停」からのコースです。
三ツ峠登山口バス停から頂上までは1時間半と長くなく、道も整備されており険しくありません。しかし、三ツ峠登山口バス停から駐車場までは、ほぼ登り一辺倒なため一定の体力は必要です。終盤には急登の階段を上る場面もあり、道を数メートル外れれば崖となる場所もあります。
そのため、初心者にも優しいコースではあるものの、体力に自信のないかたは避けるべきでしょう。
アクセスの良さは満点!
登山口にはいずれも公共交通機関でアクセスできます。また、いずれの登山口も都内から電車とバスで3時間程度と日帰りが可能です。
マイカーでのアクセスも可能ですが、冬季は駐車場へ続く道が封鎖されている可能性もあるため事前に情報収集が必須です。特に先述した三ツ峠登山口バス停の先にある駐車場、そこに続く林道は冬季は積雪の影響により封鎖されます。
登山口全てに公共交通機関でアクセス可能なため、登りを三ツ峠登山口バス停から、下りは違うバス停へ向かうのも三ツ峠山登山において一般的な方法です。
いずれも時刻表を調べて無理のない計画を立てましょう。
道中にもビューポイント多数
紹介した三ツ峠登山口バス停からのコースでは、途中で木無山の頂上を経由することができます。最高峰である開運山の頂上と並んで、ここからの景色も素晴らしいです。
ひらけた山頂では木の間からではありますが富士山を目の前に見ることができ、かつ南アルプスや八ヶ岳連峰を望むことができます。
木無山山頂からは本来、こんなにも山の景色が広がっているのです。晴れた日の空気が澄んだ朝、さらに素晴らしい絶景が待っていることでしょう。
また、木無山から開運山に至る道中には、富士山を眺めながら進める道も。よそ見は厳禁ですが、一度立ち止まって眺めてみましょう。
素晴らしい三ツ峠山登山へ
三ツ峠山の魅力をお伝えして参りましたが、いかがだったでしょうか。情報を集め無理のない計画で、ぜひとも登ってみてくださいね!