テント選びで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
テントの種類ってどのくらいある?
テントの種類は、いくつか分類の仕方がありますが、筆者は大きく8種類に分けられると考えます。
それぞれのテントにはそれぞれの特徴があるので、想定している過ごし方や使用する人数などを考慮して選ぶといいでしょう。
テントの種類とそれぞれの特徴
主要な8種類のテントの特徴を紹介します。それぞれのテントの特徴を知り、想定している使い方に適したものを選んでくださいね。
ドームテント
天井部が丸みを帯びているテントを、ドームテントと呼びます。ドームテントの主な特徴は、耐風性の高さ・組み立てやすさ・種類の多さの3点です。
丸みを帯びているため風を受け流しやすく、ドーム状にたわめたポールをクロスさせる構造により強度がとても高いです。また、キャンプ初心者でも扱いやすいと言えますね。
数多くのメーカーがドームテントを販売しているため、好みのカラーリングや形状を選べますよ。
ツールームテント
ツール―ムテントとは、広いリビングルームと寝室を備えているテントです。
広いリビングルームでは、家族や友達同士でテーブルを囲んで食事をしながら談笑できます。
また、側面にメッシュスクリーン(蚊帳)が付いていれば、蚊・ブユ(ブヨ・ブト)・アブなどの虫を気にせず快適に過ごせます。
ワンポールテント
ワンポールテントとは、1本のポールを中心部に設置するタイプのテントです。
円錐状のおしゃれな形状が目をひく写真映えしやすいテントと言えるでしょう。
1本のポールのみを使用するので、慣れると短時間で組み立てられ、撤収も短時間でできます。
シェルターテント
天井と側面のみがあって床面がないタイプのテントを、シェルターテントと言います。床面がないことからフロアレスシェルターとも呼ばれることがあります。
シェルター内は仕切りがないため、キッチン・リビング・寝室のレイアウトを自由に決められます。また、床面がなく土足で出入りできるのも魅力です。
ソロテント
ソロテントとは、ソロキャンプに適したコンパクトなテント全般を指します。
非常に軽くてコンパクトな点が大きな特徴です。1kg以下の重量のテントも販売されています。
バイクでのツーリングやバイクパッキングに適したテントと言えるでしょう。
ロッジ型テント
ロッジ型テントとは、山小屋のような形をしたテントです。
室内が広々としているので、家族や友人同士でゆっくりと過ごせるでしょう。
またおしゃれな外観の商品が多いため、写真映えしやすいと言えますね。
テントのデザインにこだわる人はぜひチェックしてください。
トンネルテント
トンネルテントは、3〜5本のメインポールを使用したトンネル状のテントです。リビングルームと寝室がある2ルームタイプのトンネルテントが多いです。
室内が広々としていて天井が高いので、友人や家族でゆったりと過ごせるでしょう。
2人以上で組み立てる必要がある商品が多い点に注意してください。慣れると10~30分程度で組み立てられます。
エアーテント
エアーテントとは、フレームに空気を入れて設営するタイプのテントです。
フレームを組み立てる必要がないため短時間で設営できます。市販の商品のなかには数十秒で設営できるものもあります。
テントを選ぶ際のポイント
ここからは、テントを選ぶ際の5つのポイントを紹介します。
設営のしやすさ
テントの設営のしやすさを判断する際の主なポイントは、色分けの有無・フレームの凹凸の有無です。
フレームとテントを繋ぎ合わせる際、対応する部分ごとに色分けがされていると、迷わずに組み立てられます。
また、フレームに凹凸がなければ、テントのスリーブに引っかからずスムーズにフレームを通せます。
使用する際の目的と人数
テントは、使用人数+1人のサイズを選ぶのがおすすめです。
やや大きめのサイズを選ぶことで、キャンプ道具を置いたり、ゆったり過ごしたりするスペースを広くとれます。
また、テント内でゆっくり過ごす時間が長い人はリビングルームが広いテントを選ぶとよいでしょう。
耐候性と通気性
年間を通して頻繁にキャンプをする人は、耐水性と通気性に着目しましょう。
耐水圧は「mm」という単位で表されます。数値が高いほど耐水圧が優れていることを示しています。
購入する際は、通常の雨に耐えられる1,500~2,000mm程度以上のテントを選んでください。
また、通気性を重視する人はメッシュスクリーンの数をチェックしましょう。
メッシュスクリーンが側面に多いほど風通しがよいでしょう。さらに出入口が前後にあるものも通気性がよいためおすすめですよ。
持ち運びのしやすさ
テントは、できるだけ軽くてコンパクトなものを選ぶのがポイントです。
特に車でキャンプに行く場合は、ラゲッジスペース(荷室)にすっきりとおさまるサイズかを確認しましょう。
バイクやロードバイクでのソロキャンプの場合は、1kgを基準にできるだけ軽いテントを選んでくださいね。
拡張可能な機能
別売りのパーツを買うことで機能を拡張できるテントは、使用する人数やキャンプサイトの状況に柔軟に対応できます。
たとえばシェルターテントの場合、別売りのポールを使用することでさまざまな形で設営できます。
また、別売りのサイドウォールを取り付ければ横風を防げます。
目的にあったテントを使って充実したキャンプライフを!
さまざまな種類のテントが市販されているので、使用する人数や想定する過ごし方などを十分に考慮して選んでくださいね。
ゆったりとしたキャンプの時間を、お気に入りのテントの中で過ごしましょう。