連載【漕いで、釣って、食べて】カヤックフィッシング奮闘記Vol.46
季節によって、様々な魚種を狙えるのがカヤックフィッシングの魅力だが、『昨年』に続いて、今年もアオリイカにチャレンジしてみた。10月27日に逗子海岸を朝6時半に出船し、葉山沖を目指す。
アオリイカは水深15メートル前後の根(海底がごつごつしたところ)周りにいるので、魚探を見ながらめぼしいポイントを探す。怪しいところがあれば「エギ」というルアーを海底まで落とし、2、3度しゃくって、少し待つ。
「そんなんで釣れるの?」と思うかもしれないが、釣れるときは釣れる(釣れないときはまったく釣れないが)。この日は、3投目くらいで竿先に異変を感じたので、軽く合わせるとギュンギュンとした独特の引きが!来たか、アオリイカ。
今回はちょっとやりたいことがあった。というのは、昨年アオリイカを釣ったときに書いたが、生きたアオリイカは本当に「綺麗」なので、それをなんとか伝えるべく水中撮影に挑戦したかったのだ。針がかりが甘いとバレてしまう可能性があるが、とりあえずやってみる。
寄せてきたアオリイカ目がけて、防水カメラを水中に沈める。が、ファインダーを覗きながら撮影するわけにもいかないので、とにかく闇雲にシャッターを切りまくる。その画像が、こちら。
うーん、やはり難しい。そして、やはり写真より実際に見た方が断然美しい。釣り上げてからも撮影してみるが、実物はこんなもんじゃないんだよね。と、この子は小さいので、リリース。