水風船の作り方は2パターン
水風船には、『水と空気で膨らませたもの』と『水だけで膨らませたもの』の2種類があります。まずは、それぞれの作り方について詳しく見ていきましょう。
空気に水を加えて膨らませる
ヨーヨーのように弾ませて遊びたいときは、空気と水で膨らませた水風船を使います。
蛇口に水風船の口を取り付けて、先に少量の水を入れてから、息で膨らませて作ります。この方法だといくつも作るのは大変なので、ポンプを用意しておくとよいでしょう。
ポンプで少量の水を吸い上げてから空気を引き込み、水風船に注入すれば、簡単にたくさんの水風船を作れます。空気を多く含ませるほど風船が軽くなり、遊びやすくなります。
水だけで膨らませる
水だけを使って風船を膨らませる場合、蛇口に直接風船を取り付けて、十分な大きさになるまで水を流し込みます。蛇口に風船を固定する作業は幼い子どもには少々難しいため、保護者の手助けが必要です。
市販されている水風船の中には、注水アダプターがセットになった商品や、複数の水風船を一気に膨らませられるものもあります。簡単かつ迅速に大量の水風船を作ることができるので、大人数での水遊びには特に便利でしょう。
【幼児向け】盛り上がる水風船の遊び方3選
幼児を水風船で遊ばせるときは、シンプルな遊び方がおすすめです。ここでは、小さな子どもでも安全に楽しめる水風船の遊び方を三つ紹介します。
水風船プール
水を張っただけのプール遊びも楽しいですが、水風船を加えることでさらに特別な思い出づくりができます。
カラフルな水風船をたくさん作って、プールに浮かべてあげましょう。水風船を捕まえたり、優しく投げ合ったりしながら遊べます。
いったん水風船を水中に沈めてから手を離し、ポンっと勢いよく浮き上がる様子を観察するのも面白いでしょう。
なお、危険の少ない遊びですが、常に監視は欠かせません。小さなパーツが口に入ると危険なので、割れたり水が抜けたりした水風船は、すぐにプールから回収しましょう。
ヨーヨー釣り
日本のお祭りでおなじみのヨーヨー釣りも、家庭で簡単に楽しめます。用意するものは、水風船と釣り具です。
先端に小さい輪を作ったゴムと『こより』を使った釣り針でもよいのですが、切れやすいので幼児だと釣るのが難しいかもしれません。
そんなときは、たこ糸とS字フックを結び付けて、ぬれても切れない釣り針を手作りするのがおすすめです。S字フックと反対側の糸を割り箸にくくり付ければ、小さな釣り竿ができます。
赤ちゃんは、お玉ですくっても楽しいでしょう。好きな色の水風船をすくえたときには、格別の笑顔を見せてくれるはずです。
水風船落とし
水風船を割らないように遊ぶのも楽しいですが、あえて割ってみる水風船落としもおすすめです。足元で水しぶきが跳ねるたびに、子どもたちは大盛り上がりです。
まずは低いところから落としてみて、だんだんと高さを上げていきましょう。どれだけ割れずに弾むかを競うゲームは、子どもたちにとってはとても刺激的です。
『手を離すと落ちる』『落とすと割れる』という物理的な仕組みを学べるので、知育遊びにもなります。水風船遊びの最後は、水風船落としで締めるとよいかもしれません。
【子ども向け】盛り上がる水風船の遊び方3選
夏の暑さを忘れて楽しめる水風船は、アウトドアやイベントにもぴったりです。大人もつい本気になってしまう、子ども向けの水風船の遊び方を三つ紹介します。
キャッチボール
水風船を使ったキャッチボールは、手軽ながら盛り上がる遊びです。まず、たっぷりと水が入った水風船を用意し、二人以上で距離を取って立ちます。
一人が水風船を投げ、もう一人がそれをキャッチします。これを何回割らずにキャッチできるか、チャレンジしてみましょう。
空気が入っていない水風船は割れやすいので、優しくキャッチするのがポイントです。子どもだけではなく大人にも緊張感があり、家族全員で楽しめます。
最後には、水風船ドッジボールや水風船合戦をして、思い切り夏を楽しむのもよいでしょう。
水鉄砲
水風船の口を縛らずに指で押さえておけば、水鉄砲としても遊べます。相手に向けて指を離せば、水風船の口から水が勢いよく飛び出します。
水風船が空になったら、再び水を補充しましょう。同じ水風船を何度も使うので、コスパの高い遊び方といえます。水をかけ合えば、暑さも吹き飛ぶでしょう。
ただし、水鉄砲遊びはかなり白熱するので、走り回って道路に出ないように言い聞かせておく必要があります。水の力が思ったより強いこともあるため、小さい子どもがいるときは、近すぎず適切な距離を保って遊ぶことが大切です。
的当て
的当ては、ペットボトルや段ボールで的を作り、水風船を投げて当てるゲームです。的をバケツに変えて投げ入れる、バケツ入れゲームを楽しむのもよいでしょう。
的のサイズや設置する距離を変えることで難易度を調整できるため、さまざまな年齢の子どもが楽しめるのも魅力です。成功したときの達成感は大きく、何度もチャレンジしたくなる魅力があります。
繰り返し投げているうちに、どのくらいの力で投げるか考えるようになるため、体力と集中力を育てるのに役立つでしょう。
水風船遊びのルールとマナー
水風船遊びをする際は、周囲に配慮し、適切にルールやマナーを守ることが大切です。最後に、安全に楽しむために必要なポイントを紹介します。
着替えを用意しておく
キャッチボールや水鉄砲遊びをすれば、全身がびしょぬれになります。ぬれたままでいると体調を崩す恐れがあるため、水風船遊びをするときは着替えが必要です。
休憩中に小まめに水を拭けるように、タオルも何枚か用意しておくとよいでしょう。髪が長いと乾きにくいため、帽子のようにかぶれる吸水タオルがあると便利です。
また、車でどこかへ遊びに行くときは、替えの靴・サンダルも準備します。誰かの車に乗せてもらうときは、ぬれた服・靴を入れておけるビニール袋も用意しましょう。
投げて遊ぶときは広い場所を選ぶ
水風船を投げて遊ぶときには、十分なスペースが必要です。公園やキャンプ場など公共の場所では、他人に迷惑をかけない広い場所を選びましょう。
万が一、近くで遊んでいる人に当たったり、ほかの人のサイトに入り込んでしまったりすると、トラブルの原因になりかねません。
また、水風船は意外と重さがあり、体に当たると痛みを感じることがあります。特に、小さな子どもが参加する場合は、投げる力を加減するなど十分に気を付けましょう。
水風船が禁止の施設もある
遊ぶ前には、事前にルールを確認しておくことが大切です。公園やキャンプ場などでは、施設の規則で水風船が禁止されている場所もあります。
水風船が許可されている場所で遊ぶ場合でも、遊び終わった後は、割れた水風船の小さなかけらまでしっかり片付けましょう。ごみの放置が原因で、水風船遊びが禁止になることもあります。周囲への配慮と環境保護のためにも、きちんと清掃をすることが重要です。
まとめ
子どもから大人まで盛り上がれる水風船は、夏にぜひ取り入れたい遊びです。空気を含ませるか水だけにするか、作り方を変えればさまざまな遊び方ができます。
幼児には『水風船プール』『ヨーヨー釣り』『水風船落とし』、少し年齢が上の子どもたちには『キャッチボール』『水鉄砲』『的当て』がおすすめです。
水風船を楽しむ際は、周りの状況や施設のルールを確認しておくことが大切です。周囲への配慮を忘れずに、家族や友達とすてきな思い出をつくりましょう。