ラダック・ザンスカールの旅7
ザンスカール、ストンデ村。高台から見下ろすと、収穫の時を迎えつつある麦畑が、まるでモザイクのように美しい彩りを見せていました。この村には、30軒ほどの民家があります。
ストンデの村を見下ろす東の岩山の上には、ストンデ・ゴンパという古い僧院があります。この僧院には、かつて日本にしばらく住まれていたことのある僧侶の方がいらしていて、日本語で気さくに声をかけてくださったので、ちょっとびっくりしてしまいました。
僧院の中には、チャム(仮面舞踊の祭り)の時に使われる仮面が並べられていました。今にも息を吐いて動き出しそうな気配を感じます。
僧院の境内で、2人の僧侶の方が、お団子のような形をしたお供え物を作っていました。何だか、とてもゆったりとした時間が流れています。
ザンスカール特有の僧帽をかぶった、小坊主さん。まだこの僧院に来てからそれほど日が経ってないらしく、年長の僧侶の方に、ああしなさい、こうしなさい、とやさしく指南されながら、あちこちをちょこちょこと動き回っていました。