ベストは倍率6~10倍、レンズ30~50㎜
双眼鏡で天体観測したい。そんなとき、高倍率がいいと考えがちだが……、そうではない。三脚に固定して使う天体望遠鏡とは違って、双眼鏡は手持ちで使うことが多いので何十倍もの高倍率モデルはNG。野鳥観察にも活用するなら6〜10倍がお薦め。
対物レンズ口径は大きいに超したことはないが、大きくなればとうぜんサイズも大きく、重くなる。したがって、手持ちで使うことや携帯性を考えると30〜50㎜程度がベストだ。
上記を満たすモデルは1万円台~6万円以上と大きな価格差があるが、その違いは見える像のクォリティー。とはいっても、1万円台の初心者向けでも十分に星空観測は楽しめる。よりクォリティーの高い明るくクリアな像を求めるならば、それなりの投資が必要になる。
双眼鏡の部分名称を覚えよう!
※構成/坂本りえ 撮影/中村文隆