ほかのアウトドアブランドが作らないようなユニークな商品も作っていて、たとえばこの「キャンドルランタン」もそのひとつだ。
真鍮に照らされた明るい光に酔いしれる
キャンドルランタンに雨対策は必要か
アウトドア用のキャンドルランタンといえば、定番のUCO(ユーコ)に代表されるように上に笠(シェード)が付いているものが多い。雨を防ぐために当然といえば当然といえるが、笠があるとどうしても光が暗く感じられるし、なかにこびりついたロウをとるのに手間がかかる(めんどくさがってホヤにロウがこびりついたまま使うと、ぼんやりとした明かりになってしまう)。
また、火を燃やす以上、どうしても密閉はできないので、笠があったとしても雨は完全には防ぎきれない。たいていのキャンパーは雨のときはタープの下やテントのなか、コテージのなかに入るのだから、いっそ雨対策はしないと割り切ったっていいはずだ。
炎がのびのび燃えている
そこで出番となるのがこのランタン。笠のないオープンタイプだから、光が上方向にも広がって、とても明るい。こころなしか炎ものびのびしているように見える。しかも、笠を支えるための支柱がなく、ガラスのホヤがあらわになっているから、なおさら開放感が感じられる(フードは背面のみ)。
笠がないとはいえ、ガラスのホヤの背が高いので、風はしっかり防いでくれる。家庭用のお皿型のキャンドルホルダーとはその点が大きく違っていて、やはりアウトドア用といえる。
![ロウソクが燃えている](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/05/240425NASB_0862-scaled-e1716962206366.jpg)
ホヤをさえぎるものがないので、炎がきれいに見える。とくに目線より下に置いたときにその美しさが際立つ。
キャンドルでもオイルでも。置いても吊るしても
フードにホヤを置いただけのシンプルな構造なので、キャンドルはなかに収まればどんな形のものでもよいし、オイルランプを置いて使うこともできる。
ホヤは簡単に抜き取れるので掃除も簡単だ。底面の直径に対して背が高すぎないから、置いたときの安定感もよい。付属のチェーン(取り外し式)を付ければ、吊るしても使用できる。フードが真鍮製というのもポイントで、アンティークふうのたたずまいが心をなごませてくれる。
![全パーツ](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/05/240422NASB_0834-scaled-e1716962386180.jpg)
パーツはこの3つのみ(キャンドルは付属しません)。フード内側の小さな金具でホヤを固定する。笠は不要とは言ったが、工作が得意な人なら笠を自作できるかもしれない。リメイク心をくすぐるシンプルな構造も魅力だ。
![チェーンで吊るす](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/05/240422NASB_0824-scaled-e1716962269942.jpg)
チェーンで吊るした状態。
![フード背面](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/05/240422NASB_0827-scaled-e1716962330671.jpg)
フードの背面は、ペンギンとその足跡が打ち抜かれている。
![裏から](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/05/240425NASB_0885-scaled-e1716962475731.jpg)
打ち抜かれた穴から光がもれる。裏から見た姿もなかなかのもの。
※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」から購入できます。
キャンドルランタン/ペンギンゴーイング 4,180円(税込み)