
わずか1時間のフライトでアウトドア遊びのパラダイスへ
羽田空港から飛行機で約1時間。島に降り立つと、南国特有のフェニックスの並木が目に入る。「ここは宮崎か?」と勘違いするほど。デジタルマップを開いてズームアウトすると、緯度は宮崎・大分あたりと一緒。なるほど、南国っぽいわけだ。

小さな飛行機を想像していたが、案外、大きくてビックリ。しかも平日にもかかわらず往復とも満席に近かった。人気の島なのだろう。

釣りや海水浴はもちろん、ホエールウォッチングやサイクリングに訪れる人も増えているという。

今回走った、おもな道と立ち寄りポイントなど。
ルーフトップにクロスバイクを積んだクロストレックがスタンバイ
空港の駐車場には、スバルの試乗車がズラリ。なかには、ルーフトップにクロスバイクを積んだものも。なんだか気分が上がるぞ。試乗車は、クロストレック、アウトバック、フォレスター。用意されたアクティビティは、釣り、サイクリング、BBQ。手渡された島のマップには、各アクティビティを楽しむポイント、観光名所はもちろん、温泉や食事処までピックアップされていた。ワクワク。

このスタイルで走るクルマが珍しいのか、島の中学生たちにもウケていた。
最初に試乗したのは、クロストレック。ルーフトップにクロスバイク2台を積んだ美しいブルーのボディーが目を引くこと。ほぼ半日、自由に試乗しながら好きなときに自転車をおろしてサイクリングまで楽しめるというプログラム。最初は、島内の地形を把握するため、クロストレックでドライブを楽しんだ。

スマホのワイヤレス充電をはじめ、出力端子も充実。ちょっとしたところに便利さを感じる。
島の細い道をゆっくりと走り、ワインディングロードを気持ち良くドライブしながら八丈富士を上り、ふれあい牧場駐車場へ行ってみた。あいにくの曇り空だったが、海を見下ろす広い牧場に牛がのんびり。その向こうには太平洋と八丈小島を望んだ。なんだか癒される風景だ。
プログラムには、そこからクロスバイクに乗り換え鉢巻道路という八丈富士の中腹をぐるりと周回するルートが推奨されていたが、風も強く雨も降りそうだったので、そのままクロストレックで下山することにした。

座り心地が良い運転席。シート生地に撥水加工がされているので雨の日のドライブでも安心。

八丈島の隣にある八丈小島。
驚くほど静かな室内。ルーフに自転車2台を積んでいることを忘れるほど、風切り音も耳に入らない。自転車を高い位置に積んでも風やカーブのGで不安定な感覚を車内に伝えることも一切なかった。気をつけないと自転車を積んでいることを忘れてしまうほど。シンメトリカルAWDによる、地に足がピタリと張りついたような感覚は、運転するものに安心と心の余裕を生んでくれる。
アロエの群生地と昭和生まれの灯台
次にやって来たのは、景勝地としても知られる島の北側にある大越園地だ。目の前には1961年に使用が開始されたレトロな大越鼻灯台が。大越園地は道を挟んだ反対側にあり、少し歩いてみると、そこはアロエの大群生地だった。冬には赤い花を咲かせるそうだが、この日は、一面緑の広大なアロエ緑地を眺めることができた。そこから島の西側に移動。次なる景勝地、南原千畳敷の駐車場でクロスバイクを降ろすことにした。

八丈島といえば明日葉が有名だが、アロエの栽培にも力を入れているそうだ。

安全な航行を見守る大越鼻灯台。
クロストレックのラゲッジルームの使い勝手は?
リアゲートを開くと、広い開口部の向こうに貸し出し用のかわいいヘルメットがちょこんと置いてあった。荷室内には、樹脂製のマットが敷きつめられていた。これなら、汚れたMTBを積んでもあとの掃除が楽だし、多少マットが傷ついても気にならないだろう。マットは防水性とのことなので、ウインタースポーツや釣り道具、それに雨の中、撤収したキャンプギアをドサドサと積めるのもいい。

リアゲートが大きく開くから、遊び道具の積みおろしも楽々。

濡れた道具を遠慮なく積みこめ、さらに掃除もしやすい樹脂製のマット。
続いて荷室をチェック。リアシートを倒すことで、クロスバイクをそのまま積み込むことができた。ソロで遠くまでサイクリングに出かけたり、イベントに参加するようなサイクリストなら、わざわざルーフラックを装着しないでも十分そうだ。
ちなみにリアシートに座ってみたが、ヘッドクリアランスも余裕たっぷり。4人乗ってのドライブももちろん快適。乗車人数や目的によって、常に快適な使い分けができるところがスバルのSUVの大きな魅力だろう。

リアシートの片側だけを倒した状態。

リアシートを両方倒せば、クロスバイクのタイヤを外さず、そのまま積める。
八丈島をのんびりサイクリングしてみた

通学用?ちょっと変わったヘルメットとクロスバイクをお借りして、いざサイクリング。
南原千畳敷の駐車場にクロストレックを置き、そこから島の中心部を目指してサイクリングを楽しんだ。都心とは違い、車も少なく、スピードもゆっくり。きれいな空気を吸いながらのんびりポタリングを楽しんだ。途中のおしゃれな酒屋さんで、焼酎やお土産を購入。小さなレストランでランチをいただいた。厚みのあるアジフライの美味しいこと。
さらに島の東側に行くと底土港に出た。港の前には釣具店があり、丁度、店主さんがいたので釣りの情報を仕入れた。八丈島は、大物狙いができることで知られているが、防波堤から竿を出しても、美味しい魚がいろいろと釣れるんだとか。試乗車の入れ替え時間も迫っていたので、一度、ベースがあるホテルへと引き返した。

八丈島町役場周辺には飲食店も多く、気軽な地元料理を味わえる。この日は、気さくなレストランでフライセットをいただいた。

八丈島町役場を中心にした市街地周辺は、比較的、坂もユルいので、観光気分でポタリングを楽しめる。街の中心を外れると、すぐにこのような大自然のなかを走れる。
スバルのフラッグシップモデル=アウトバックにも乗ってみた

じつは、2007年モデルのアウトバックを愛用する筆者。その進化っぷりに愕然…。
14時からは、アウトバックに乗り換えて試乗を開始。せっかくなので、名所としてしられる大坂トンネルを目指した。クロストレックでも相当ゴージャスな乗り心地だったが、アウトバックの風格はさらに上をいくものだった。色鮮やかなレザーシートの座り心地の良さ、ドライブをしているときの安定感や包み込まれている安心感はさすがだ。
こういう車を所有していたら、きっと毎週、どこかに遊びに行きたくなるだろうな、なんて想像した。安全支援装置アイサイトが装備されているから遊んで疲れた帰り道も安心。シンメトリカルAWDだから、雨降りの高速でも心強い。さらに、荷室の広いこと。今どきの大掛かりなキャンプ道具でも十分積載できそうだし、フロアがそこまで高くなく、ゲートの開口部も広いからギアの積みおろしも楽そうだ。

乗った瞬間に高級感に圧倒される。大型のモニターも見やすい。

ずっと運転していたくなる座り心地のいいシート。目にも鮮やか。

荷室も広々。リアシートの肩の位置までの高さもあり、さらに奥行きもある。遊び道具をたっぷりと積んで出かけられそうだ。
貸し竿を使って2時間ほど釣りをしてみた
さきほどチェックした釣具屋さんへ移動。店の前にあった貸し竿をお借りして、いざ防波堤へ。

底土港の目の前にある釣具屋さんには、レンタルの貸し竿もある。釣り方やポイントも丁寧に教えてくれた。
餌を針につけて、強いうねりの入る海へ軽く投げる。「遠くへ投げるのではなく、軽く数メートル投げるだけで釣れるから試して」とのアドバイス通りにやってみた。深いブルーの美しい水に浮くウキ。1投目からアタリが…。すぐに餌を取られてしまった。
しかし、2投目でしっかり合わせると強い引きが。魚をあげるまで魚種がわからないのが海釣りの楽しみ。釣りあげると、それは25cmほどのウマヅラハギだった。その大きさにびっくり。そこからしばらくは、アタリはあるもののうまく釣れず。しかし、堤防の下にウミガメが現われたり、親子が楽しそうに釣りをしに来たり、のんびりとした空気感を楽しんだ。
1時間ほどたったころにきれいなメジナが1匹。その後、風が冷たさを増してきたのでおしまいとした。それにしても、レンタル竿でちょっとやっただけで、いいサイズの魚が簡単に釣れる八丈島の海。なんて素晴らしいんだろう。

1匹目のウマヅラハギ。

八丈島の海の色のように深く濃いブルーのメジナ。強い引きを楽しめた。
試乗車を返却し、ホテルにチェックイン。夜は、居酒屋さんで名物の島寿司や魚介料理などをいただいた。

島唐辛子を使った醤油で漬けた名物の島寿司。八丈島産の焼酎も美味しかった。
素敵なSUVに乗って、新しいことにチャレンジしてみよう
遊び道具を積んで、どこかへ出かけ、その土地の自然と触れ合い、美味しい地の食を楽しむ。キャンプをするのもいいが、ホテルに泊まるのもあり。ロングドライブが楽しくなるスバルのSUVがあれば、新しい遊びやスポーツにチャレンジしたり、思いのままの休日を楽しむことができるだろう。

お気に入りのSUVに乗ってどこに行く?
関連情報
- スバル/クロストレック https://www.subaru.jp/crosstrek/crosstrek/
- スバル/アウトバック https://www.subaru.jp/legacy/outback/
- 八丈島観光協会 https://www.hachijo.gr.jp/
