バーベキューで使う炭には種類がある?必要な量から火の付け方まで解説!
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    キャンプのコツ

    2024.07.18

    バーベキューで使う炭には種類がある?必要な量から火の付け方まで解説!

    バーベキューで使う炭には種類がある?必要な量から火の付け方まで解説!
    バーベキューに必須なのが燃料となる炭。本記事ではバーべキューで使用する炭の量や燃焼時間の目安、炭の種類とその特徴、炭に火をつける手順とおすすめの炭もご紹介します。炭の知識を深めたい方、バーベキューにチャレンジしたい方はぜひ参考にしてくださいね。

    バーベキューで使う炭について詳しく知ろう

    バーベキューの燃料としておなじみのものは、炭ですよね。

    しかしひとまとめに炭と言っても、さまざまな種類があり、燃焼時間、火力、着火のしやすさなどの特徴が異なります。

    炭に関する知識を深めれば、用途によって使い分けができるようになります。今までよりも効率よくバーベキューを楽しめるようになりますよ!

    バーベキューの炭の量はどの程度使う?

    炭の箱が積み重ねられている様子。

    炭にはさまざまな種類があります。

    時間あたりに使う炭の量

    バーベキューに使用する炭が燃焼する時間は、使用するバーベキューコンロの大きさによって異なります。

    一般的な4人用の炭コンロ(30×45cmほどの焼き面積)を使用した場合、1時間に2kgほどの炭が必要です。

    4kgもあれば、2時間使用できるため、家族がバーベキューを楽しむのには十分でしょう。

    グループでの使用に便利な6人用の炭コンロ(45×65cmほどの焼き面積)の場合、2時間で6kgほどの炭が必要になります。

    ただし、お伝えした時間はあくまで目安になります。当日の風の状況、炭の質によっても燃焼時間は異なります。

    また、スペアリブや塊肉などの厚めの肉を焼く場合には、長い焼き時間が必要になります。

    途中で炭が足りなくなってしまう事態は避けたいので、炭は余裕を持った量を用意しておきましょう。

    燃焼時間は炭の種類によって異なる

    燃焼時間は炭の種類によって異なります、以下は1kgあたりの燃焼時間の目安です。炭を購入する際の参考にしてくださいね。

    • マングローブ炭    1〜2時間
    • 黒炭(切り炭)   2~3時間
    • オガ炭        4〜5時間
    • 白炭(備長炭)   6〜7時間

    バーベキューで使う炭の種類とそれぞれの特徴

    黒炭・切炭

    黒炭とはナラ・カシ・クヌギなどの広葉樹を材料とした炭です。備長炭と比べて安く購入できます。

    また、火が付きやすく火力が強いのもメリット。強い火力で炙るように焼きたい場合にピッタリの炭です。

    形が均一なものが多く、火の周りがよいため、火力調節もしやすいです。最もスタンダードな炭ですので、迷ったら黒炭で間違いないでしょう。

    マングローブ炭

    ホームセンターなどで最も多く売り出されている、黒炭の一種です。火がつけやすく、値段が安いのがメリット。

    煙が臭いが多く、火が上がりやすいのはデメリットです。燃焼時間が短いため、多くの炭が必要になりますが、扱いやすいため初心者におすすめです。

    オガ炭

    オガ炭のアップ画像

    オガ炭は中央が空洞になっています。

    製材の際に発生するおがくずを圧縮、加熱成型したオガライトを材料にした炭です。捨てるものだったおがくずを再利用して作られていることから、キャンパーはもちろんのこと、自然愛好家の方に人気のある炭です。

    備長炭よりも安値で、一般的な黒炭よりも燃焼時間が長いため、コスパがよいのがメリットです。

    オガ炭は手でポキンと簡単に折れます。そのため、炭コンロのサイズに合わせてサイズ調整ができます。内部が中空になっているので、火がつきやすく扱いやすい炭です。

    ただし、オガ炭は硬めと柔らかめの2種類があります。硬めのものは中身がギュッと詰まっているため、火がつきにくいです。火がつきやすいのは柔らかめですので、ご注意ください。

    白炭

    白炭はカシやナラなどのブナ科の木を材料とした炭です。なかでもウバメガシを原料としたものが備長炭と呼ばれ、プロの料理人からも重宝されています。

    白炭は火持ちがよく、最初から最後まで安定した火力を得られる点がメリット。じっくりと時間をかけて行う炭火料理に向いています。

    デメリットは価格が高価なのと、火がつきにくい点。また、炭の中の水分がバーンという音とともにはぜることがあるので、扱いには注意が必要です。炭の扱いに慣れた方におすすめです。

    炭に火をつけるときの手順

    バーベキューコンロを使用して炭に火を点ける手順をお伝えします。

    手順① 炭を積み上げる

    着火剤の周りに炭を組んだ様子。

    着火剤の周りに炭を組んだ様子。

    バーベキューコンロの中央に着火剤を置き、空気の通り道を意識して、着火剤の周りに炭を積み上げます。もっとも簡単なのは「井」の字のように組むことです。10~15cmほどの高さに立体に組みましょう。

    手順② 着火する

    炭から炎が上がっている様子。

    炭に火がまわり、着火剤が燃え尽きても炎が上がれば、着火成功です!

    炭の中央に置いた着火剤に、点火用の柄の長いライターで着火しましょう。着火剤に火がついたら、「井」の字の上部にも、蓋をするように炭を置きましょう。団扇などで炭の内側に新鮮な空気を送り込んでください。

    手順③ 積み上げた炭を崩す

    組んでいた炭を崩した様子。

    炭全体に火がついたら、炭を崩してコンロの全体に広げましょう。

    着火剤の火が炭に移って、炭自体から火が上り、全体に火がまわったら積み上げた炭を崩して平らにしましょう。この状態で上に網を置けばBBQをスタートできますよ。

    手順④ 都度炭を追加する

    BBQがはじまったら、都度炭を追加しましょう。燃えている炭の上や脇に、トングで新しい炭を掴んで、火のついた炭のそばに置いておくだけで、自然に火が移ります。もしも、しばらくしても火が移らなければ、団扇などで空気を送り、着火をうながしましょう。

    バーベキューの炭でおすすめのもの

    炭職人 オガ備長炭

    備長炭と同じ製法で作られたオガ炭です。備長炭よりも火がつけやすく、一般的な木炭と比べて安定した火力が得られ、長く燃焼します。

    一般的なオガ炭は不純物が混じっているものがありますが、炭職人には含まれておりません。そのため、密度が高く高品質です。一般的なオガ炭よりも嫌なにおいや煙が少なく、破片や火の粉が跳ねることがないので、安心して使用ができます。

     

    岩手切炭

    黒炭の主要な国内生産地の岩手県、職人が手作業で製造しています。規格に合わせて均一なサイズに揃えられているため、着火時に積み上げやすく、火のコントロールがしやすいのがメリットです。

    燃焼時間が長く、不純物が混入していないため、いやなにおいがしません。肉などを調理する際は風味を損なうことがないでしょう。

     

    サウススカイ 紀州備長炭

    和歌山県の無形民俗文化財に指定されている紀州備長炭です。安定した火力を長時間維持できるため、食材にじっくりと火を通せます。

    小型なので、バーベキューコンロだけでなく、七輪や火鉢でも使いやすい大きさです。

    火がまわった後でも、火消壺に入れて消火すれば、消し炭となり、再度使用ができるため経済的。1㎏・3㎏と小分けで販売されているため、品質の良い炭が少量欲しい方にぴったりの商品です。

    サウススカイ
    紀州備長炭

     

    Weber ブリケット

    BBQグリルで世界的なシェアを誇るWeber(ウェーバー)社の商品です。広葉樹のおがくず、水、でんぷんを圧縮させて作られています。

    材料は、国際機関FSC(森林管理協議会)に認証された、持続可能な形で生産された木材からでたものを使用しています。

    100%自然素材を使用しているため、食材に余計な匂いが移らず、炭本来のスモーキーで自然な味わいを楽しめます。

    燃焼時間は小型ながら3時間もあり、表面に溝が刻まれているため着火も簡単。大きさが均一のため、火力調整がしやすい炭です。

     

    神鍋白炭工房 鍋白炭

    長時間燃焼し、赤外線で焼き物の表面はカリッと、内側はふっくらジューシーに焼ける白炭です。2.5kgで4人家族1回分のバーベキューに使用できます。

    火が起こしにくいため、着火用の炭が付属しているのがうれしいポイント。高品質な白炭をはじめて使う方におすすめの商品です。

    神鍋白炭工房
    鍋白炭

     

    炭を使いこなしてバーベキューを楽しもう

    炭の種類によっての特徴、燃焼時間や使用する量の目安がわかれば、食材やケースに応じて炭の使い分けができ、効率よくバーベキューが楽しめます。

    自分で炭に火をつけて、家族や仲間と味わうアウトドア飯は格別です!火傷をしないように安全に配慮して楽しんでくださいね。

    私が書きました!
    アウトドアライター
    のまどう
    行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。インスタはこちら

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