アウトドアギアの世界遺産「マグライト」を使ってキャンプタイムトラベルしませんか?
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    2024.09.25

    アウトドアギアの世界遺産「マグライト」を使ってキャンプタイムトラベルしませんか?

    アウトドアギアの世界遺産「マグライト」を使ってキャンプタイムトラベルしませんか?
    キャンプに使うライトは、ヘッドライト、ランタン、ハンドライト問わず、LEDを使った高照度でバッテリー時間が長いのものが主流になっています。みなさんの装備も、おそらくLEDが中心なのではないでしょうか? 液体燃料やガスを使用した明かりを楽しむ人は、今となっては少数派かもしれません。

    でも、だからこそ楽しい世界もあります。今回は、無骨だけど頼れるキャンプアイテム「マグライト」の魅力を5つ紹介します!

    クラシックな作りなのに現役投入したくなる丈夫さ

    「USA」の文字が、ギア好き心をつつかれます。

    僕が持っているマグライトは一番古い物でおよそ30年物。打ち所が良かったのもあるかもしれませんが、数メートル上から落としたり、車にひかれたり、無くして数日間放置されたり、海の中に落としたりと、本当に過酷な(雑な)状況で使われてきました。でも、電池を入れて、電球を変えればしっかりと暗闇を照らしてくれます。

    その丈夫さの理由は、全く無駄がないシンプルでメンテナンスがしやすい構造にあります。

    このシンプルな作りがマグライトの特徴。「海を流れて数年後にも使えた!」など数々の歴史的エピソードを生み出してきた。

    パーツは大きく分けてレンズ部分、点灯・調整用の頭、本体、電池挿入用のフタの4つ。どのパーツも削り出しでつくられており、重要部分はOリングがついていて防水性が高いのも特徴です。その丈夫さゆえ、常に過酷な環境で使用することが想定されるアメリカの警察や軍でも正式採用されてきた逸品です。

    弱点のリカバリーが完璧

    この心許ない電球にグッときてしまいませんか?

    マグライトの弱点は電球を使用していることと、そのせいで電球部分が衝撃で破損してしまう、または寿命が短いところです。

    でも、この弱点、本体およびサードパーティー製品でリカバリー可能です。代表的な方法がつぎのふたつ。

    ①電池挿入口キャップに予備の電球が入っている

    これほど隙間の有効活用が完璧なギアはないかもしれません。

    僕がはじめてマグライトを使ったとき、この機能に感動したことを今も覚えています。電池挿入口のキャップには電池のマイナス部分を当てる通電パーツがあり、そのパーツを外すと中にはしっかりと保護された予備電球が入っています。この、無駄な隙間が一切無い感じはまさに機能美という感じです。

    ②サードパーティー製のアイテムでLED化できる

    右がノーマル(クラシック)タイプ、左がLED化したタイプ。

    電球には寿命があるためLED化したい(現在はLEDタイプも販売中)。そんな時も安心です。世界で一番有名なライトといっても過言ではないマグライトだけに、サードパーティー製でLED化するためのパーツがたくさん販売されています。

    交換も簡単で、1分もあれば変更できてしまいます。このおかげで、クラシカルなまま使いたいときは電球を。明るさと電離寿命を優先したい場合はLEDパーツをといった感じで、好きな時に取り替え可能です。

    高照度では出せない明るさと安心感

    昨今のライトと比べれば暗い部類だが、必要最小限の明るさはある。

    照度でいえば、おそらく現行のライトには歯が立たないでしょうし、照度調整なんてできません。単三、単四電池タイプは頭部分を捻ればいきなり最大照度になり、頭をさらに回転させると照射範囲を変えることができるだけという、シンプルで使いやすい仕組み。まさに歴史的遺産といった感じです。

    でも、明るすぎないけど必要充分な照度、そして暖かみがある色と照射範囲変更機能は、現行品にはない味であり、歴史であり、そして魅力です。

    いまいちだけど使える機能が愛おしい

    テントの中で使うと意外とありがたいランタン機能。この状態で吊るして使う人も多い。

    いわゆるハンドライトというジャンルのマグライトは、頭に装着できるようになるベルトや口にくわえやすいパーツなど様々な多機能化パーツが販売されました。どれもそこそこの価格がしたのと、「マグライトの使用の幅を広げたい!」という意気込みのファン以外にはあまり人気が無かったような記憶があります。

    そんな中で、マグライトさえあればできる付加機能がランタン機能です。頭の部分を回して外し、電球むき出しにします。そのままだと安定が悪いので、取り外した頭の部分を底にはめて少し安定性を高めるという、無理矢理感がある機能ですが、裸電球が光っているだけに近いこの機能には愛おしさを感じます。もちろん地面が安定していれば便利な機能でもあります。

    この電球色、そして明るさが魅力!

    あの「映画持ち」ができる!

    この持ち方、憧れませんか?

    アメリカ映画などで、この持ち方をしているのを見たことがないでしょうか?真っ暗な建物内を警備員が単一電池タイプの大型マグライトを写真の様に持って捜索したり、単三電池タイプを持ち、反対の手には拳銃を握って狙った場所を照らしながら進むシーンなど…。そう、これがマグライト!

    だからといってどうということはないのですが、映画好きの方などはこの持ち方をすると少し心が躍るかもしれません。

    いかがだったでしょうか?機能だけで言えば現行品のライト類にはかないませんが、マグライトは使っていること自体に魅力を感じるアイテムです。久しぶりに道具箱を漁ったり、アウトドアショップで見つけるなどチャンスがあれば、ぜひ使ってみてください!

    長谷部雅一さん

    アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター

    1977年4月5日生まれ。株式会社ビーコン代表取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊。仕事の範囲は広く、アウトドアに関するプロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。

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