兵庫県峰山高原の魅力は森と満天の星!初心者でも安心なファミリーキャンプ体験レポート
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    2024.06.26

    兵庫県峰山高原の魅力は森と満天の星!初心者でも安心なファミリーキャンプ体験レポート

    兵庫県峰山高原の魅力は森と満天の星!初心者でも安心なファミリーキャンプ体験レポート
    都会の灯りから少し離れてみると、案外近くに「満天の星」を臨める場所があるかもしれません。また、鳥のさえずりを聞きながらのハイキングも気持ちいい。

    その両方が叶う場所、兵庫県神崎郡神河町にある峰山高原をご紹介します。

    自分スタイルの滞在方法が見つかる

    峰山高原ホテルリクレシア

    峰山高原ホテルリラクシアのホテル棟。おしゃれな建物です。

    森と星を求めて向かったのは、兵庫県のほぼ中央にある峰山高原ホテルリラクシア。播但道神崎南ICより約30分の場所にあります。峰山高原は標高900mにある高原で、到着して車から降りると爽やかな風が吹き抜けました。冬はスキー場、夏はキャンプ場になり、一年を通してホテルも営業しています。

    こちらでは5タイプのステイ方法が楽しめます。

    • テント持参の「フリーサイトキャンプ」
    • テント一式貸し出しの「楽×楽キャンプ」
    • テントでBBQを楽しみながら宿泊はホテルの「遊×泊プラン」
    • グランピング
    • ホテル宿泊

    今回私たち家族は「楽×楽キャンプ」を選択しました。世代が違う家族・お友達と一緒に来ても、それぞれのステイ方法を選び、食事や遊びは一緒に楽しむということが可能ですね。

     チェックインの際、キャンプサイトの場所を教えてもらいます。十数箇所ある場所には星の名前がついています。私たちは「スピカ」でした。スピカは乙女座の最も明るい星で、春の夜に青白く輝くんだそう。すでに夜が楽しみです。

    安心してください、スタッフがついてます

    テントを張る

    スタッフにレクチャーを受けながらテントを組み立てます。

    キャンプサイトに到着すると、2人のスタッフが迎えてくれました。「楽×楽キャンプ」とは、テント一式とBBQセット一式のレンタルが含まれます。テントは持っていないけれど、キャンプをしたい人にピッタリのプランです。

    テント設営に少々緊張気味の私たち家族でしたが、フレンドリーに話しかけてくれるスタッフのおかげですぐに打ち解けました。そして丁寧に設営方法を教えてくれるので、初心者でも安心して設営ができます。施設のこと、自然のことなどの質問にも快く答えてくれます。

    ペグを打つ

    優しく見守ってくれるスタッフたち。

    娘はペグハンマーを初めて使って、テントの組み立てに挑戦。ペグを打つ角度やロープの張り具合など、付き添って教えてくれるのがうれしいサービスです。実際、夜にはかなり風が強くなり、テントが揺れていたので、この過程はとても大切ですね。

    レンタルテント

    広々としたキャンプサイトを独占。

    あっという間に、テントとBBQスペースの完成!

    この日は平日ということもあって「楽×楽キャンプ」エリアは貸切。娘は早く遊びたくてじっとしていられません。お隣を気にせずバドミントンやテニスができました。

    遊具

    キャンプサイト真横の遊具で子どもは楽しく、親も安心。

    そして、キャンプサイトの端に写真のような遊具があります。もちろん本日は貸切り!

    森へのお誘い

    テント設営後は夕食までフリータイム。こちらの施設は、テニスコート、2,500mのコースを走ることができるバギー、サイクリングなど多くのアクティビティが選択できます。

    森と橋

    森の入り口。ここから隣の砥峰高原へも散策できます。

    そのなかでも、一度は体験して欲しいのが、森の散策です。光が降り注ぐ木々の間を歩いていると、キツツキが「コココココ…」と木をつつく音や、かわいい鳥の鳴き声も聞こえてきます。実際、バードウォッチングのグループも何組か見かけました。

    森の中を歩く

    吊り橋のようになっており、走ると揺れてアスレチックのよう。小さな橋も沢山あります。

    クリンソウ

    湿地やせせらぎに群生するクリンソウ。花言葉は「幸せを重ねる」。

    テントサイトのスタッフから、「クリンソウ」がきれいに咲いていることを聞いたので探してみると、緑の木々の下に可愛らしい花が群生していました。日本原産のサクラソウの一種で、白、薄いピンク、濃いピンクと華やかです。

    ノルウェイの森の看板

    映画「ノルウェイの森」のロケ地。

    少し進むと「ノルウェイの森」という看板が見えてきます。2008年に映画のロケ地になりました。村上春樹ファンならずとも「ノルウェイの森」を知っている方は多いはず。私も松山ケンイチさんと菊池凛子さんの一場面がよぎりました。

    森の風景

    光と影が幻想的な風景。

    森を歩くと、美術館のアート作品を見ているかのように、いろんな表情を見せてくれます。根っこの自由な伸び方や、光の差し方にも見惚れてしまいます。どこからか妖精が出てきそうな風景だと思いませんか。

    飯盒

    飯盒は吊るして調理するもではなかったか?

    テントに戻り、BBQの準備です。新しく買った飯盒、そしてコンロは持参しました。お肉と野菜を切りながら横を振り向くと、飯盒の上に大きな石が絶妙なバランスで載せられていて驚きました。が、美味しいご飯が炊き上がりました。

    マシュマロを焼く

    娘はBBQが待ちきれず、デザートのマシュマロを先に食べています。

    食材は「持参」と「注文」を選択できますが、持参した食材が足りない場合は、現地で追加注文できるので安心です。アルコールを含むドリンク類もあります。

    今夜は星が見えるかな〜

    BBQを楽しんでいると、気がつけば空は暗くなっていました。空を見上げましたが、少し薄い雲がかかってるのか、星は見えません。

    食後はお風呂へ。ホテル棟にある大浴場や露天風呂を利用できます。キャンパーながら、大きなお風呂に入れるのはうれしいポイントです。

    ホテルの受付横に「星空観察セット」が用意されていて、宿泊者は利用できます。星の早見表、懐中電灯、ヨガマット、ベンチコートがあり、外で寝転びながら観察できるセットです。昼間は半袖で過ごせましたが、夜は気温が10度C前後になり、寒くなったので持参のフリースとベンチコートを着ました。

    焚き火

    テントに到着して、BBQ後の炭火の上に薪をくべました。薪もホテルの売店で売っています。

    お風呂からの帰り道に空を見上げると、先ほどより少しずつ雲が動き、隙間から星が見え始めました。

    夜のキャンプ風景

    夜のキャンプサイト。

    まず見つけることができたのは柄杓の形をした北斗七星です。この柄杓の柄を南に延ばした先にあるのが1等星スピカで、偶然にも私たちのキャンプサイトの名前と一緒でうれしくなりました。このスピカを含む明るい星を結ぶと「春の大三角形」が見つかります。ひとつひとつ星を辿ると、無数にある星が描く物語が見えてきます。

    星空

    無数の星が見えました。(写真提供:峰山高原ホテルリラクシア)

    夜がふけるにつれ、空全体にかかっていた薄雲が取れてきて、星がクリアにたくさん見えるようになってきました。23時になると写真のような満天の星を見ることができました。私たちが訪れた日は新月の翌日ということもあり、月の光が少い分、星がたくさん見えました。

    星の早見表を見ても、どの星か分からないほど無数なので、ぼんやり眺めてるだけ。ときどき、シュッと糸が引くような瞬間があっても、願い事を唱える暇もないです。カエルの鳴き声と、焚き火のパチパチという音を聞きながら、贅沢な時間は過ぎていきました。

    ちょうど0時になり、焚き火の薪がなくなったのでテントに入りました。日常では味わえない星空に魅了されて就寝です。

    朝食

    朝食はロールパンのサンドイッチ。

    今回の滞在はお天気に恵まれて、森と星を堪能できました。ぜひ、晴れの日を目指して峰山高原へ遊びに出掛けてはいかがでしょうか。

    施設情報

    • 施設名:峰山高原ホテルリラクシア
    • 所在地:兵庫県神崎郡神河町上小田881-146
    • 電話 : 0790-34-1516
      電話受付時間/10:00~18:00、休館日は10:00~17:00
      電話受付時間外はフォームメールにてお問い合わせください
    • 料金:公式HPを参照
    私が書きました!
    インタビューライター兼ツアーガイド
    マエノメリ史織
    京都在住。休みになればどこかへ出かけ、新しいモノ、ヒトとの出会いを楽しんでいます。国内外問わず、子どもと自然の中へ出かけることが好きなので、家族とお出かけに良さそうな場所の情報などをお届けしたいと思います。 https://note.com/maenomerishiori

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