発酵カレーの素。カレー麹の基本のレシピから特製カレー麹の作り方
この夏、キャンプで発酵カレーを作ってみませんか?発酵カレーの素になるカレー麹。カレー麹は、発酵によるうま味とカレーの風味が一緒に楽しめるので、カレーライス以外にも料理の幅が広がります。
カレー麹の使い方いろいろ
カレー麹はさまざまな料理に応用できます。カレー麹が完成したら、普段のカレールーの代わりに使うのはもちろん、お出汁にカレー麹を適量溶かしてカレーうどんやそばに、炒め物や漬けだれにも使えます。また、カレー麹を薄めに溶かしてカレー風味のスープに。多めに溶かせばスープカレーになります。ほかにも、パンに塗ってトーストしたり、ドライカレーやカレー風味の焼きそばにしてもおいしそうです。
【カレー麹のレシピ】
【材料】作りやすい分量
- 玄米麹(米麹) 100g
- 塩 60g
- にんにく 20g
- しょうが 20g
- 玉ねぎ 120g
- トマト 120g
- セロリ(あれば) 50g
- カレー粉 20g
- スパイス類(好みで)
<作り方>
(1)麹と塩は塊がないようにしっかりとほぐします。
(2)にんにく、しょうが、玉ねぎ、トマトを適当な大きさにカットし、フードプロセッサーなどで攪拌します。
(3)(2)で攪拌した野菜を(1)としっかりと混ぜ合わせます。
(4)清潔にした容器に入れて、蓋は閉めず軽くのせ、常温で保存します。
1日に1度、清潔なスプーンなどでまんべんなく混ぜ合わせ、発酵させます。
急いでいるときは、ヨーグルトメーカーなど60度Cの温度で8時間保温します。また、麹もフードプロセッサーで軽く粉砕することで発酵を早めることができます。また、完成後、麹の粒が気になるようでしたら、フードプロセッサーで攪拌してください。
米麹と玄米麹について
麹には、主に米を原料に作られている米麹、麦を原料に作られている麦麹、大豆を原料に作られている豆麹の3種類あります。米麹は、白米から作られる米麹と玄米から作られる玄米麹があります。白米から作られた米麹は、香り、味ともに甘みが強い仕上がりになります。一方、玄米麹は、深みのある味、コクのある仕上がりになります。
スパイスをプラスしてより本格的な味に
カレー粉を入れるだけでもおいしいカレー麹になりますが、さらに自分好みの、家族好みの特製カレー麹にすることもできます。お気に入りのスパイスをプラスして、より奥深く、香り高い、本格的なスパイスカレー麹を作ってみましょう。
おすすめのスパイス
- クミン~スパイシーな香りと苦み
- コリアンダー~スパイシーで甘い香り
- ターメリック~ほろ苦い風味と土臭い独特の香り
- カルダモン~爽やかな香りと辛味
- シナモン~甘い香りと風味
- パプリカ~甘酸っぱい風味と香り
- ブラックペッパー~ピリッとした刺激的な辛味
- チリペッパー(赤唐辛子)~香ばしい香りと強い辛味
※スパイスはパウダーにして、スパイスの量は、スパイスの種類によりますが、ほぼ小さじ1以下程度にします。
カレー麹ひとつあれば、アウトドア料理にも便利に使えそうです。この夏、ぜひカレー麹を作ってみてください。