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アウトドアテーブルって自作できるの?
テーブルを自作(DIY)、と聞くと難しいと感じるかもしれません。
しかし、DIYは始めてしまえば意外と簡単で、夢中になるうちに難しいかどうかよりも楽しさが勝るものです。
自作アウトドアテーブルに必要な材料と道具
主な材料
テーブルを作るのであれば、材料は木材が最もポピュラーです。
木材にも数多くの種類があり、慣れてくると適材適所の木材を選ぶという楽しみもできるようになります。
必要な道具
今回の紹介するDIYアウトドアテーブルは、基本的な工具があれば製作可能です。
- 手ノコ
- メジャー・ものさしなど
- 鉛筆またはシャープペンシル
- モンキーレンチ
- 六角レンチ
- ドライバー
- 木工用ドリル刃
- 電動インパクトドライバー
- 刷毛
- サンドペーパー#240~#400程度
- 安全手袋
また、基本的な工具に加えてこれらの工具もあれば、より精度よく効率的に作業を進めることができます。
- 電動丸ノコもしくはジグソー
- 穴あけ用電動ドライバー
- クランプ
- ドリルガイド
基本的なアウトドアテーブルの作り方
簡単でいいので設計図を作る
まず木工DIYで肝心なのがメモ程度のクオリティでも良いので、設計図を作成することです。
必要な材料を揃える
今回は、以下のものを揃えました。
木材
- 桐集成材600mm×300mm×12mm……1枚
- 桧材1800mm×30mm×15mm…………2本
- 桧材600mm×30mm×15mm……………2本
- 米ヒバ丸棒材300mm×30mm…………4本
金物
- 木工用ビス30mm……………箱売りのもの
- オニメナットM6用……………………8個
- ジョイントコネクターボルトM6……8本
- ワッシャーM6用……………8個以上入りの小袋
- フランジナットM6用………………同上
塗料
- 北三「ワトコオイル」
- ターナー色彩「アイアンペイント」
天板の材料をカットする
手ノコでのカットに自信がなければ、木材カットをしてくれるホームセンターもあるので利用すると良いでしょう。
きれいな切り口で精度よくカットしてくれるので初心者におすすめです。
天板を組み立てる
ビスを使用し天板に梁を取り付けます。
ビスを打つと木材が割れることがよくあります。
上側の木材に「下穴」を空けておくことで、割れを防ぐことができます。
梁部分の四隅に脚を取り付ける穴を空けておきます。
脚部品の製作
今回は、以下のように加工しました。
- 脚(長)……240mm、端から90mmの位置に穴開け
- 脚(短)……135mm、端から15mmの位置に穴開け(両端)
- 米ヒバ丸棒……200mm
以下は、脚に使用する木材のカット・加工の手順です。
現物合わせで木材をカットし、実際にできた寸法を測定して記載しました。
脚には丸棒を取り付けたり回転の動きをするため、だいたいでいいので面取り(角を切り落とすこと)をしておきます。
ドリルガイドを使用することで真っすぐ正確に穴開けができます。
また、クランプを使用すれば複数の木材に一度に穴開けやカットを行えます。
M6用オニメナットを挿入するため9mmの穴開けが必要になりますが、最初から径の大きなドリルを使用すると中心点がズレやすいので注意が必要です。
また、端材などを下に敷くことで穴出口の割れを防ぐことができます。
脚(長)に丸棒を取り付けます。
塗装
木材同士が重なって塗装できない箇所があるため、組み立てる前の時点で塗装をします。
組み立て
塗装が乾いたらいよいよ組み立てていきます。
オニメナットを取り付けることで木材にネジ穴を設けることができます。
オニメナットとジョイントコネクターボルト(以下JCボルト)で、脚(短)を取り付けます。
JCボルトは締め込んだのち1~2周緩めると動きがスムーズになります。
天板を通るJCボルトは可動する緩さを持ちつつ、脚をオニメナットとフランジナットで挟み込み固定します。
これで、完成です。
続いて脚の固定と高さ調整の工夫を含めた、カスタム例を紹介します。
オリジナル性を高めるアウトドアテーブルのカスタム例
高さ調節可能な脚
上記までの工程でアウトドアテーブルとして形にはなりました。しかし、テーブルとして使うには可動する脚を固定する必要があります。
そこで「脚ストッパー」を裏面に取り付け、脚を突っ張らせるようにします。
「脚ストッパー」をさらに追加して突っ張らせる場所を移動することで、3段階に高さ調整可能になります。
独自のデザインアイディア
脚の塗装に使用した「アイアンペイント」は鉄のような質感にできてしまう塗料です。
脚部品の「米ヒバ丸棒」には木目がほとんどなく、下地が見える塗料を使うと木目の統一感が出ないため、「アイアンペイント」で覆い隠すように塗装することで統一感を出しました。
折りたたみ機能を追加
今回製作したテーブルの脚まわりの構造は少々複雑なものになっています。
というのも、脚を折りたたむことで天板の裏側にすっぽりと収めたかったからです。
収納スペースを設置
今回は、さらに収納スペースを追加で取り付けられるようにしました。
使用したのは、セリアの「ワイヤーラティス」です。
使わないときは天板裏のビスにグイッと引っ掛けてコンパクトにまとめられます。
オリジナルのアウトドアテーブルで気分を上げていこう!
自分で作成した道具は大変愛着が沸き、使用していて気分が上がります。
また、自分の使用方法にマッチした物を作れるのもDIYの魅力です。
難しく考えず、ぜひ挑戦してみましょう!