そんな、クルマの可能性をさらに高めるニューモデルが、日産から登場したキャラバンMYROOM。いったいどんな使いができるのかを、BE-PAL編集部員のトライアル体験を通じて紹介しよう。
キャラバンMYROOMを男性編集部員が使ってみた!
ソロ活のベース基地として活用!
「毎月のようにキャンプや登山、旅の取材をしているので、楽しそうに思う方もいるかもしれません。しかし、その実態は……」と、思わせぶりな告白を始めたのは、BE-PAL編集部のオーシタ。彼の言い分を聞いてみよう。
「いろんなソト遊びの提案をするのが仕事なので、まるで遊んでいるだけのように見えますが、それは仕事のほんの一部。実際は編集部でパソコンと向き合っている時間のほうが多く、締め切りが迫ってくるとそれはもう大変。そんなときは現実逃避……じゃなくて、ひとり旅に出たくなるんですよね~」
ようするにソト遊びだけしていたいってこと?
「いえいえ、仕事もしなきゃいけないので、ワーケーションスタイルで旅に行けるといいなあ、と」
そんな悩める(!?)オーシタにぴったりなのが、ローンチエディションが発売されて大反響の日産・キャラバンMYROOM。“部屋ごと出かけて憩うクルマ”をうたうだけあって、ベッドやリビングに展開できるように設えられたゆとりある室内空間は、オーシタの旅ゴコロを大いに刺激した模様。
「僕が感心したのは、そのコンセプト。いわゆるキャンピングカーと違って、キャラバンMYROOMには水回りやトイレ、ルームエアコンなどは付いていません。フル装備のキャンピングカーは魅力ですが、ソト遊びが目的の人にとって、すべての機能が必要というわけではないんです」
確かに料理はタープを張って外ですることが多いし、有料のRVパークを活用すれば、キャンプ場でなくても水回りやトイレ問題は解消できる。夏場は冷房がほしいところだが、そこは涼しい高原を目指すことでクリアしたい。
「そうなんです。つまり、キャンピングカー好きとアウトドア好きは必ずしも合致しないということ。ソト遊びを前提にしつつ、天候や体調、滞在地の状況に合わせて車中泊をしたりくつろげるクルマが、アウトドア好きにとっての理想のクルマ。キャラバンMYROOMは車名でおわかりのように、仕事グルマとして定評のあるワンボックスカー、キャラバンがベース。だから室内空間の余裕はいうことなしだし、目線の高い運転席は見晴らしがよくて長時間のドライブも快適。専用のカラーリングを施した外装は洗練された印象で、フィールドにも馴染みます」
キャラバンMYROOMを使いこなすオーシタのアイデアは写真でご確認いただくとして、注目は整然と整理された室内空間のみごとさ。
「僕は自他ともに認めるキレイ好きなのですが(編集部注:本当です!)、キャラバンMYROOMは豊富な収納空間をスマートに配置し、細部まで美しく仕上げられています。自動車メーカーならではのクオリティが、『アウトドア』『旅』『仕事』への好奇心をかきたてます。というわけで、夏が終わるまで高原を拠点に遊びながら仕事にまい進したいと思います!」
まあ現実にはそうは問屋が卸さないのだが、まとまった休暇がとれた暁には実行に移すことを密かにたくらむオーシタ。より機能的でスマートなソロ活が望まれる昨今、キャラバン MYROOMは皆さんの好奇心を大いに刺激するに違いない。
キャラバンMYROOMを女性編集部員が使ってみた!
「アウトドアは好きだけどアレが苦手で……」な女性グループにもぴったり!
ジェンダーレスなソト遊び提案にも余念がないBE-PAL.NET。そこで、女性による女性のための、キャラバンMYROOMの使いこなし術も考えてみた。登場するのはBE-PAL.NET編集長として辣腕をふるうマチダ、そして今年から新たにBE-PALに加わった新人・アカキの2名だ。
マチダ「BE-PALでアウトドアの楽しさを知った私ですが、ひとつだけ悩みがありまして…。何を隠そう、虫が大の苦手なんですぅ。野外活動中に虫に出会ったときは逃げればいいとして、困るのはテントやコテージなどの室内での遭遇。自然と友達になることを信条とするBE-PALだけに、虫たちの世界にお邪魔しているんだから…と自分で自分を説得してはいるのですが、苦手意識はなかなかとれずで…」
一方のアカキは悩みというほどではないにしろ、思うところがある様子。
アカキ「アウトドア初心者なので、BE-PALの現場では体験することすべてが新鮮。でも、まだ体が慣れていないので、テント泊はもうちょっと経験を積んでからにしたいです。それに、最近は女性のソロキャンパーが怖い思いをすることもあると聞いています。性差や年齢を問わずアウトドアを安全に楽しむためにも、初心者の気持ちに寄り添うスタイルを知りたいです!」
おふたりの意見も、わかる!という人も多いのでは。そんな女性の気持ちにもキャラバン MYROOMは応えてくれる。今回提案したのは、低山ハイクに車中泊をプラスした、『レディースわちゃわちゃ車中泊プラン』だ!
マチダ「クリーミーな色合いで、女性が運転しても違和感のないクルマですね~。そして、室内もナチュラルな雰囲気でGOOD! 木の表情を活かした温もりあふれるテーブルや壁はすがすがしく、そして走行中はもちろん、リビングのソファや車中泊のベッドとしての機能も備えた後部座席は、肌触りのいいファブリック生地でこれまたさわやか。しかもこの『2 in 1シート』、裏と表でクッションの硬さを変えてあるんです。だからアレンジに応じて適切な硬さを保ち、体に優しい。ハイキングの疲れを癒すには最高のシートですね」
アカキ「ほんと、快適です! しかも広い窓をブラインドで目隠しができるので安心感があります。室内に積んだポタ電から電源をとってヘアドライヤーやヘアイロンが使えるし、ロールスクリーンまで付いているのには驚きました。夜はBE-PALのYouTube動画を観ながら、マチダさんとわちゃわちゃ過ごせます」
アカキが重要なポイントと評価する家電の使用は、日産の電気自動車・リーフの使用済みバッテリーをリサイクルして生まれた『ポータブルバッテリー from LEAF』があってこそ。車内のソケットにつなげれば、各所に配置されたAC100Vコンセントを経由してスマートに家電を使えるうえ、エンジンをかけなくても車内の空気を排出する常時換気機能を実現している。
マチダ「冷房には及びませんが、換気ができるだけでも効果は大きいです。ドアを開けっぱなしにしなくてもいいということは、安全面に加えて虫の侵入を防ぐことにもつながりますから」
日があるうちに郊外へ移動し、涼しい夜は安全を確保しながら過ごす。そして、ふもと近くでの早めの睡眠は、夜明け前後からのハイキングを可能にする、といいことだらけ。女性だけのソト遊びにもフィットするキャラバンMYROOMで、アウトドアの可能性を広げよう!
【NISSAN CARAVAN MYROOM 】
- 全長×全幅×全高:4,695×1,695×1,975㎜
- 車両重量:1,930~2,220kg
- 乗車定員:5名
- 車両本体価格:折りたたみベッド仕様¥5,516,500~6,679,200、跳ね上げベッド仕様¥5,692,500~6,855,200
問い合わせ先
TEL:0120-315-232