ワークマンでも暑さ対策グッズを様々ラインナップしています。昨年登場したペルチェベストをはじめ、2024年仕様にアップデートしたアイテムなど、10月頃までは続きそうなこの暑さを無事に乗り切るためのグッズをピックアップしました。
休みを利用して旅行に出た人から必ずといってもいいほど聞くのが「東京の方が暑い!」という声。環境省でも熱中症予防情報サイトを開設し、暑さ指数(GBT)というものを公表しています。
上位5段階のうち、「危険」で運動は原則中止、「厳重警戒」は激しい運動は中止、「警戒」は積極的に休息を取ることを促しています。暑さ指数の過去5年間のデータを見ると全国主要都市のうち札幌を除いては、8月はほぼ毎日「危険」の赤に染まっている状況です。
地球温暖化により年々気温の上昇が進む中、熱中症が新たな死因の上位になりつつあるいま、自分の身体の危険信号を早めに察知し、予防する措置が必要です。
ワークマンではこの猛暑を、地震や水害などと同じ「災害」と位置づけ、防災グッズとして様々なアイテムを発売しています。
広報部の松重尚志さんによると、暑さ対策グッズは例年人気ではありますが、今年は早くから暑かったこともあり、例年より売り上げが伸びているそうです。
ついついがんばってしまう自分を止める熱中症アラート付きの暑熱バンド
暑さがどんなに身体に危険だと思っていても、予防に気をつけて水は飲んでいるし…なんて思っていても、その時点の自分の身体や環境との組み合わせで危険度は変わっていきます。
そんな危険度を自分仕様にカスタマイズし、警報を音と光で伝えてくれるのがこちらの「暑熱バンド」。
手首に装着しているだけで、熱中症のリスクをアラームで知らせてくれるアイテムです。まずは通常時がライトがイエローに変わることと、バイブレーションで「注意」をお知らせ。さらに計測した数値データにもとづき、レッドに点灯とバイブレーションで「警告」を知らせてくれます。
また運動中の心拍を本体裏のセンサーで計測し、身体の深部体温を独自のアルゴリズムで推定することによってアラートを出しています。9分ごとに4分間リスクを計算。1回の充電で約12時間使えるんで、帰宅後に充電し朝につけて出るというのが良さそうです。
デジタル製品の使い方に明るくない高齢者でも難しい設定がなく感覚的に使え、価格もお手頃なので、予防措置として持っておくのも良さそうです。
血流を冷やして熱中症を予防するペルチェベストもアップデート
2023年春に新登場し、送風機能からさらに上をいく冷却機能で暑さ対策を行うと話題になったのが「ペルチェベスト」。2024年度版は改良され、2つのタイプで登場しています。
ひとつは、昨年同様の「着る冷房」として最大マイナス19℃も冷やしてしまう「ウィンドコアアイスペルチェベスト」。昨年は最大マイナス10℃だったのですが、冷暖房対応から冷房に特化することでマイナス19℃まで可能に。
もうひとつは、「ウィンドコアアイス×ヒーターペルチェベストPRO」で、こちらは冷却部分が3つあり、より早く効果を体感できます。こちらはマイナス23℃まで冷却可能なのに加え、暖房機能では最大39℃まで温めることができます。
進化した「ウィンドコアアイス×ヒーターペルチェベストPRO」は、冷暖房両方で使えるので通年活躍するということに加え、なんといっても冷却/温熱面が3つあるため、効果的に身体を冷やしたり温めることができます。
中心デバイスとなる六角形の「ペルチェデバイス」の表面にアルミプレートがつけられ、そのなかに熱源チップを入れて電流を流すことにより瞬時に熱を移動するペルチェ素子を採用。熱暴走を検知し火傷を防ぐ安全装置も搭載されています。
駆動時間は付属のバッテリーとの接続ではICEモードの強で約4.5時間、弱で約 6.5時間、HEATERモードの強で約12.3時間、弱で約24.6時間使えます。
「夏本番になりペルチェベストや(扇風機機能がついた)ファンウェアなどの“ウェアラブルデバイス”が昨年比110%以上伸びております。ペルチェベストPROはほとんどの店で販売が終了しております。オンライン、またはオンラインからの店頭取り置きサービスを利用していただくのがおすすめです」(松重さん)
「過去最高気温」の更新がもはや驚きではなく、日常になってきた時代。アウトドアシーンでも気候条件の変化に対応すべく、アップデートされたアイテムにユーザー側も更新していかないといけないでずね。