偏光レンズとは?
偏光レンズとは
偏光レンズって何?
登山やレジャーにマストのサングラス。サングラスのレンズには様々な種類があるが、多くの人が使っているのは「偏光レンズ」だ。
偏光レンズとは「都合の悪い光」、例えば、水面や、葉っぱ、金属の人工物などに乱反射した光を、カットしてくれるレンズ。通常のカラーレンズより高性能なため値段も高価になる。
偏光レンズの見え方をチェック!
偏光レンズのイメージをカメラの「偏光フィルタ」を使って再現してみた。
偏光フィルタを使った方では、水面の映り込みが少なくなり、水中の水草が見やすくなったのが分かる。
おすすめの利用シーン
下記のようなシーンで使用するのが効果的だ。
・ゴルフ(芝に反射する光をカット)
・マリンスポーツ(水面の反射をカット)
・フィッシング(水面の反射をカットして魚影が見やすくなる)
・登山(余計な光の乱反射を防ぎ、眩しさを抑えより良い景色を楽しむことができる)
眩しさを抑えることで、目の疲れも大幅に軽減される。
こんな人におすすめ
乱反射の光をカットして、クリアな視界で景色を楽しみたい人には、偏光レンズがオススメ。特に、池や渓流などの水面周辺を中心に楽しむ場合は、偏光レンズが性能を発揮する。
そして、サングラスの脱着が苦にならない人。なぜなら、明るいところから樹林帯に入ったり、曇った天候では偏光レンズ(特に色の濃いレンズ)だと暗く感じる。その場合はサングラスを外すことがあり、これらが苦にならない人にはオススメ。
▼参考記事
偏光レンズを使ったサングラスの選び方
偏光度と可視光透過率をチェック
光をどれだけ抑えるかは、『偏光度』で表される。偏光度が高いほど反射光を遮断するが、その分視界が暗くなることが特徴。普段使いのサングラスであれば、偏光度はさほど高くなくてもよいが、アウトドアでは偏光度が高い方が使いやすいといえる。
可視光透過率は『可視光(人に見える光)をどれだけ通すか』を表す指標のこと。偏光度が高いほど視界がクリアになり、可視光透過率は低いほど光が入りにくい、つまり視界が暗くなる。
一般的に、偏光度と可視光透過率は対極の関係にある。言い換えると、偏光度が高くなるほど可視光透過率は低くなり、逆も然りということ。
偏光レンズの場合、偏光度は最高値の99%がおすすめ。可視光透過率は、高いものだと光が多く入り、見えにくく感じやすくなるため、30%以下を目安にすると景色を見やすくなるだろう。
▼参考記事
アウトドアアクティビティにぴったりの偏光サングラス
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
VLT | 価格 | |||
サンスキー ベロ ブラックローズ | 65% | 12,100円 | ||
モンベル PLチタン トレッキンググラス | 28% | 20,900円 | ||
レイバン CORRIGAN BIO-BASED | ― | 31,350円 | ||
F FJP-001 ウェリントン型 偏光サングラス | 15% | 29,700円 | ||
フロート RIGEL MATBLACK | 15% | 14,300円 | ||
サンスキー ディプシー ラストフォレスト | 11% | 8,470円 | ||
スワンズ ER1-0170 | 22% | 16,500円 | ||
サンスキー ベロ ブラックローズ
モンベル PLチタン トレッキンググラス
レイバン CORRIGAN BIO-BASED
CHECK POINT
ダークブラウンの偏光レンズはまぶしさを抑えて鮮明な視界をもたらしてくれる。
F FJP-001 ウェリントン型 偏光サングラス
CHECK POINT
後頭部に回り込む長さと形状のテンプルで、使わないときには首にかけておける。
フロート RIGEL MATBLACK
CHECK POINT
手を離すとテンプルが自動的にある程度閉じる、独自のアクティブテンプル。
サンスキー ディプシー ラストフォレスト
スワンズ ER1-0170
▼参考記事
こちらもチェック!おすすめ偏光サングラス
アウトランド BAATARA OL-107 GRY
サイドフードをはずすと細身のテンプルに
サングラスの中には横からの光や風、雨、雪、ホコリなどを防ぐためにサイドフード(サイドガード)が付いているモデルがある。ありがたい工夫だが、テンプルが幅広になるので、どうしても見た目がスポーティになりすぎたり、野暮ったくなったりする。その点、OUTLAND(アウトランド)の偏光サングラス「BAATARA」は、サイドフードを取り外しできる。細身のテンプルはスマートでファッショナブル。町歩き中や運転中にかけていても違和感のないフォルムとなっている。
雪も山も水中もくっきり見える
レンズはUVカット99.9%以上。偏光性能があり(偏光度90%以上)、色はアイスブルー。「晴天のまぶしさのなかでもくっきり見せる」ことを狙ったレンズである。見え方は下記2枚のイメージ画像を参考にしていただきたい。雪面の起伏や遠くの山々の稜線がくっきり見える。水面から反射する光をおさえるので水中を見ることもできる。スキーやスノーボード、登山、釣りなど、あらゆるアクティビティで活躍するはずだ。
▼参考記事
THE MONSTER SPEC(R) SUNGLASSES
光を操る偏光レンズで裸眼よりクリアに
裸眼以上にクリアに見えるのは、偏光レンズを採用しているから。偏光レンズを採用しているのは「SWANS」だけではないが、トップアスリートからの信頼が厚いことから、そのレンズのクオリティはお墨付き。
いつもの風景でも十分美しいが、サングラスをかけてみると景色の印象に変化が。
厳冬期の吹雪の中や、見渡す限り白い世界のわずかな地面の凹凸までとらえることができる。真夏の日差しや照り返し、水面のきらめきの奥の水中までクリアにしてくれる。
実は、デイリーの安全のためにも役立つ。交差点などで、クルマが止まっているとき、フロントガラスが反射して歩行者からは運転席がなかなか見えない。ドライバーが歩行者である自分の方を見ているかどうかがわからないと、危険なシーンもあるだろう。
乱反射を防ぐことで、ドライバーの様子を見ることができる。これで横断歩道を渡るときも安全!街中にも、光が反射して見えにくい場面は多くあるため、これは手放せなくなりそう。
▼参考記事
スワンズ er-3
CHECK POINT
縁のディテールがくっきり見える!
↓
レンズ両面に反射防止コートを施し、光による映り込みをカット。木々もはっきり見える。
▼参考記事