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ザ・ノース・フェイスのダウンジャケットの人気モデル
世界的なアウトドアブランドである『ザ・ノース・フェイス』は、さまざまな種類のダウンジャケットを販売しています。中でも高い人気を誇るのは、以下の3モデルです。
- ヌプシジャケット
- ヒマラヤンパーカ
- バルトロライトジャケット
各モデルの特徴や、人気の理由を解説します。
ヌプシジャケット
ザ・ノース・フェイスの『ヌプシジャケット』は、1992年に発売されたロングセラーモデルです。エベレストにある山嶺『Nuptse』が由来であり、その名の通り極寒の環境でも高い保温力を発揮する機能性が特徴です。
発売から30年以上たつ現在も不動の人気を誇り、通称「ヌプシ」として愛され、時代とともにアップデートしたり復刻版が販売されたりと、多くのファンを魅了しています。特に定番カラーのブラックは、毎年すぐに売り切れるほどの人気ぶりです。
機能性もさることながら、タウンでの着回し力も高く、キャンパー以外の人からも愛されるモデルです。
ヒマラヤンパーカ
ヒマラヤンパーカは、保温性に特化したハイエンドモデルです。登山家の三浦雄一郎氏が着用したことでも知られ、機能性はラインアップの中でも頭一つ抜けています。
中綿には人間の体温(遠赤外線)を利用して保温する光電子ダウンを使用し、繊細な体温調節が可能なのもポイントです。ヘルメット対応やアンテナホールなど、アウトドアでの使い勝手もよくなっています。
シルエットが少し太めのため、タウンユースでは好みが分かれるところですが、防寒性を重視する人には間違いのないモデルです。
バルトロライトジャケット
『バルトロ』の愛称で親しまれている、定番モデルの一つです。ヒマラヤンパーカと同じ光電子ダウンを中綿に使用し、文句なしの防寒性を誇ります。
表地には30デニールの『GORE-TEX INFINIUM PRODUCTS』を搭載し、防風性・防水性を高めているのも特徴です。小雨程度なら水分をはじいてくれるため、悪天候下でも機能が落ちず暖かさをキープします。
首元から侵入する冷気をブロックし、暖かく保つデザインも特徴です。シルエットはボリュームのあるフードが特徴で、アウトドアとタウンどちらでも活躍します。
ザ・ノース・フェイスのダウンジャケットの選び方
ザ・ノース・フェイスからは、多くのダウンジャケットが販売されているので、何を選べばよいか分からない人も多いでしょう。自分のニーズに合った1着を選ぶためのポイントを、三つ解説します。
用途に合った暖かさを選ぶ
ザ・ノース・フェイスのダウンは保温性能が幅広く、上着の下に着るミドルレイヤーに適したモデルから、極寒地を想定したモデルまであります。用途に合った性能を選ばないと、オーバースペックで暑すぎるかもしれません。
特に冬場の屋内は暖房が効いているため、タウンユースがメインなら、小まめに着脱しやすいものや屋内でも暑くなりすぎないものがおすすめです。
保温性を判断する際には、フィルパワー(FP)の値が参考になります。一般的には700フィルパワーが高品質ダウンの基準で、ザ・ノース・フェイスでは900フィルパワーのモデルもあります。アウトドアで使用する人は、特に保温性が重要です。
好みのシルエットで選ぶ
冬のファッションにおいてアウターは主役になるため、好みのシルエットかどうかも大切です。ダウンジャケットを着る際は、自分の体形や演出したい雰囲気によって、『Yライン』か『Aライン』シルエットを選びましょう。
『Yラインシルエット』は、大きめのトップスと細めのパンツなどを合わせるシルエットです。やせ型やぽっちゃり型の人でも体形をカバーでき、大人っぽいすっきりした印象になります。
『Aラインシルエット』は、細身のトップスと太めのパンツなどを組み合わせるシルエットです。安定感を演出でき、下半身ががっちりした人も体形をカバーしやすくなっています。
Yラインを作るならボリュームのあるダウンジャケットを、Aラインを作るならミドルレイヤー寄りのジャケットがおすすめです。
生地や中綿の素材で選ぶ
ザ・ノース・フェイスのダウンに使われている表生地の素材には、パーテックスやGORE-TEXなどがあります。パーテックスはナイロンをベースにした軽量生地で、速乾性や柔らかい肌触りが特徴です。
GORE-TEXは、水分をはじきつつ湿気は逃がす画期的な素材で、ザ・ノース・フェイスに限らず世界中のメーカーで採用されている人気素材です。
ダウンの素材には、光電子ダウンやCLEANDOWNがあります。光電子ダウンは、人間の体温(遠赤外線)を利用して保温をするダウンで、暑すぎず寒すぎないちょうどよい暖かさを保ちます。
CLEANDOWNは、徹底的に洗浄することで、ダウンのポテンシャルを余すことなく引き出した素材です。ダウンが持つ本来の軽量性・保温性を、高いレベルで感じられるでしょう。
ザ・ノース・フェイスのおすすめダウンジャケット【メンズ】
ザ・ノース・フェイスの、おすすめのメンズ向けダウンジャケットを紹介します。新色やオンライン限定カラーも、要チェックです。
サンダーフーディ
すっきりとしたシルエットのダウンジャケットです。ダウンと化繊のハイブリッドな中綿を封入し、軽さと暖かさを両立しています。中綿には光電子PROダウンが使われており、冷え込む季節でも体温を利用してしっかりと保温します。
Lサイズなら約320gの軽量設計で、ポケッタブル仕様により持ち運びも便利です。耐久性のあるはっ水加工で、突然の雨にも雨具代わりに使えます。
ミドルレイヤーとしてもかさばらず、タウンユースなら1枚で着てもおしゃれで、Aラインシルエットを作りたい人に向いています。新色としてアルジーブルーが追加され、さらに選択肢が広がりました。
- 商品名:ザ・ノース・フェイス「サンダーフーディ」
- 公式サイト:商品はこちら
ジップインジップアコンカグアジャケット
2002年に発売された定番モデルのデザインを、復刻したアイテムです。ジップインジップシステムにより、別売りのアウターと連結ができ、ミドルレイヤーとしても活躍します。見た目は光沢感のある滑らかな仕上がりで、シンプルながらどこか懐かしさを感じさせるデザインです。
20デニールのリップストップナイロン素材は、軽量でありながら耐久性も高く、はっ水加工が施されているため雨や雪でも快適に過ごせます。
カラーは、落ち着いたグリーン・グレー・ネイビー・ブラックから選べます。消耗しやすい袖口・裾はナイロンタフタ生地で補強されているので、頻繁に着用しても安心です。
- 商品名:ザ・ノース・フェイス「ジップインジップアコンカグアジャケット」
- 公式サイト:商品はこちら
ビレイヤーパーカ
クライミングのビレイヤーのように、長時間動かなくても寒くない保温性を重視したダウンジャケットです。中綿にはCLEANDOWNと光電子PROダウンを使用し、両者のいいとこ取りをしています。
ダウン室をアーチ状にすることで、ダウンの片寄りによる保温力低下を防ぐ『シェイプドバッフル構造』を採用しています。表地にはGORE-TEX INFINIUMを使用しており、高い防風性とはっ水性を持ち、さまざまな天候下で安心して着用できます。
オンライン限定の2色のカラーもポイントです。
- 商品名:ザ・ノース・フェイス「ビレイヤーパーカ」
- 公式サイト:商品はこちら
ザ・ノース・フェイスのおすすめダウンジャケット【レディース】
レディースモデルのおすすめを、四つ紹介します。レディースならではのシルエットもあり、ファッション性を求める人にもおすすめです。
ウーゼルフーディ
約900フィルパワーのダウンを使用した、防寒性と軽量性に優れたダウンジャケットです。表地にははっ水加工が施されたリサイクルナイロンを採用し、少しの悪天候なら耐えられる設計になっています。
さらに、中綿のCLEANDOWNにもはっ水加工が施され、雨にぬれても内部をしっかりと保温します。
フードはヘルメット対応で、両脇にはファスナー付きポケットもあり、収納性も申し分ありません。着ぶくれしにくく、ミドルレイヤーとしてもアウターとしても着用できる万能アイテムです。
カラーは、クレイグレー・カルサイトサンド・ハンターグリーン・ブラックと落ち着いたトーンの4色です。
- 商品名:ザ・ノース・フェイス「ウーゼルフーディ」
- 公式サイト:商品はこちら
サンダーラウンドネックジャケット
ラウンドネック仕様のダウンジャケットです。首元がすっきりと見えるため、重ね着やタウンユースにも適しています。CLEANDOWNと光電子PROダウンをミックスしており、効率よくウエア内を温めます。
カラーは、アースカラーの落ち着いた色合いに加え、アルジーブルーが新色として追加されました。Lサイズが約230gの軽量設計で持ち運びやすく、ポケッタブル仕様のため、秋から春先までいざというときに持っておきたいアウターとして活躍します。
また、左右にはハンドウォーマーポケットが備わっており、手袋がなくても手指を温められます。しっかりと保温はしつつ、ダウン以外のアイテムを主役にコーディネートを組みたい人にもおすすめです。
- 商品名:ザ・ノース・フェイス「サンダーラウンドネックジャケット」
- 公式サイト:商品はこちら
ウィンドストッパーゼファーシェルコート
お尻まですっぽり覆うくらいのロング丈ダウンコートです。首元が開いているラウンドネック仕様のため、マフラーやネックウォーマーを巻くなどおしゃれの幅が広がります。
表地にはGORE-TEX WINDSTOPPERを採用し、防風性を高めつつムレを防止しています。ロング丈にもかかわらず約315gと軽量で、コートのインナーとしても着られるコンパクトさが魅力です。
カラーは定番のブラックとフォールンロック(ベージュ)の2色展開で、着る人を選びません。アウトドアシーンではもちろん、タウンユースにも最適です。
- 商品名:ザ・ノース・フェイス「ウィンドストッパーゼファーシェルコート」
- 公式サイト:商品はこちら
ヌプシベスト
定番のヌプシシリーズのベストです。ヌプシの保温性はそのままに、ベストにすることで着回し力が高まっています。はっ水加工を施した50デニールのリップストップナイロンが、アウトドア環境でも高い耐久性を発揮します。
静電気の発生を抑える、静電ケア仕様なのもうれしいポイントです。裾にはアジャスターが付いており、フィット感の調整もできます。フードが収納できるビルトインフード仕様で、急な雨にも対応でき重宝します。
カラーは、キャバングレーと定番のブラックなどの落ち着いたラインアップで、1枚で着ても重ね着をしてもおしゃれです。
- 商品名:ザ・ノース・フェイス「ヌプシベスト」
- 公式サイト:商品はこちら
ザ・ノース・フェイスのおすすめダウンジャケット【キッズ】
子どものダウンジャケットを探している人に向けて、キッズモデルを二つ紹介します。しっかりと防寒対策でき、寒さを気にせず外で思いきり遊べるモデルをピックアップしました。
ライトヒートジャケット(キッズ)
軽量かつ保温力に優れたダウンジャケットです。重量は130サイズが約135gのポケッタブル仕様で、アウトドアや旅行で荷物を減らしたいときに活躍します。縫製はキルトデザインを採用し、中綿の片寄りを防ぎ安定した保温性を発揮します。
子どもに優しい静電気防止設計で、スタイリッシュなシルエットなので重ね着もしやすいでしょう。1枚持っておくと、アウトドアだけでなく、日常使いでも着回せる便利なアイテムです。
- 商品名:ザ・ノース・フェイス「ライトヒートジャケット(キッズ)」
- 公式サイト:商品はこちら
アコンカグアフーディ(ベビー)
定番のアコンカグアのベビー用モデルです。襟とフードにたっぷり詰まった中綿が大きめのシルエットを作り、着用したときのかわいさをアップさせています。フードは着脱可能なため、激しく動き回るときには外して身軽にできます。
静電ケアもしっかりとされているので、着脱もしやすいでしょう。生地には、はっ水加工が施されたリサイクルナイロンを採用しています。
高い保温力に対して、重量は80サイズが約270gと軽量で、持ち運びに便利なスタッフサック付きです。冬のお出かけが楽しくなる1着です。
- 商品名:ザ・ノース・フェイス「アコンカグアフーディ(ベビー)」
- 公式サイト:商品はこちら
まとめ
ザ・ノース・フェイスのダウンは、優れた機能性とデザイン性から、キャンパー以外からの人気も高い商品です。定番のヌプシやヒマラヤンパーカ、バルトロライトジャケットをはじめ、シーンやニーズに応じて幅広いモデルが展開されています。
多くのモデルにGORE-TEXやCLEANDOWN、光電子ダウンなどの高性能素材が使われており、アウターの主役となるものばかりです。1枚でコーディネートが決まるモデルから、インナーとして使えるモデルまであるので、お気に入りを探してみましょう。