ピリ辛で爽やか!青唐辛子で「さ・し・す・せ・そ」調味料
数年前から唐辛子を育て始め、生の唐辛子の美味しさにすっかりハマり、毎年種から育てています。
今年は暑さの影響なのか我が家で栽培している唐辛子は、実も小さめで、すぐに赤くなってしまい、青唐辛子を楽しむのは諦めかけていましたが、運よく新鮮な青唐辛子を手に入れることができました。この時期ならではの旬の味わいを活かし、万能に使える青唐辛子の調味料作りを紹介します。
青唐辛子を扱う際は、手袋の使用をすすめます。
さ・し・す・せ・その「さ」【青唐辛子の砂糖漬け】
【材料】
- 青唐辛子 40g
- 砂糖 20g
- 塩 少々
<下準備>
- 青唐辛子をきれいに洗い、水けをきり、ヘタは取り除きます。
- 砂糖と塩を混ぜ合わせます。
- 清潔な保存容器を準備します。
<作り方>
(1)青唐辛子を2mm程度の小口切りにします。
(2)保存容器に青唐辛子を入れ、その上から砂糖と塩を混ぜ合わせたものを入れます。
(3)青唐辛子全体が隠れるように覆います。
(4)蓋をして、冷蔵庫で1週間ほど漬けこみます。
おすすめの使い方~うま味と辛味をプラスしたいときに
- 細かく刻んで、スープやサラダのアクセントに。
- 酢の物やマリネ、ドレッシングに少量加えて。
- 和食や洋食など料理のジャンルは問わず、汁ものに入れるとグッとうま味、辛味が増します。
さ・し・す・せ・その「し」 【青唐辛子の塩漬けのレシピ】
【材料】
- 青唐辛子 20g
- 塩 青唐辛子に対して15~20%
<下準備>
- 青唐辛子をきれいに洗い、水けを切りヘタは取り除きます。
- 清潔な保存容器を準備します。
<作り方>
(1)青唐辛子を2mm程度の小口切りにします。
(2)保存容器に青唐辛子を入れ、塩と混ぜ合わせます。
(3)蓋をして、冷蔵庫で1週間ほど漬けこみます。
おすすめの使い方~味を引き締めたいとき
- 青唐辛子の塩漬けに、ニンニクのすりおろしやしょうがのすりおろし、ごま油を入れて、蒸し野菜などと和えたり。
- 薬味だれに加えて。
さ・し・す・せ・その「す」【青唐辛子の酢漬けのレシピ】
【材料】
- 青唐辛子 20g
- 酢(好みのもの) 青唐辛子の3倍量以上
<下準備>
- 青唐辛子をきれいに洗い、水けを切りヘタは取り除きます。
- 清潔な保存容器を準備します。
<作り方>
(1)青唐辛子を小口切り3mm程度にカットします。
(2)清潔な保存瓶にカットした青唐辛子、唐辛子が完全に浸るくらいの量の酢を加えます。
(3)常温で保存し、2~3日で完成です。
おすすめの使い方~酸味を加えてさっぱりとさせたいときに
- スープや麺類に数滴入れて。
- 揚げ物などのタレに。
さ・し・す・せ・その「せ」【青唐辛子の醤油(せうゆ)漬けのレシピ】
【材料】
- 青唐辛子 20g
- 醤油 青唐辛子の3倍量以上
- みりん(好みで) 大さじ1程度
- 昆布 5㎝角
<下準備>
- 青唐辛子をきれいに洗い、水けを切りヘタは取り除きます。
- 清潔な保存容器を準備します。
<作り方>
(1)青唐辛子を小口切り3mm程度にカットします。
(2)清潔な保存瓶にカットした青唐辛子、昆布を入れ、かぶるくらいの量の醤油を加えます。
(3)常温で保存し、2~3日で完成です。
おすすめの使い方~うま味と塩味を足したい時に
- 冷ややっこやお刺身など冷たいメニューに。
- 蒸し野菜、肉、魚などに。
- 焼きうどん、やきそばなどに。
さ・し・す・せ・その「そ」【青唐辛子の味噌漬けのレシピ】
【材料】
- 青唐辛子 20g
- 味噌 10g
- 砂糖 10~20g
- 酒 小さじ1
- みりん 小さじ1
- 油 少々
<下準備>
- 青唐辛子をきれいに洗い、水けを切りヘタは取り除きます。
- 清潔な保存容器を準備します。
<作り方>
(1)青唐辛子は小口切りにします。
(2)フライパンに油を熱し、合わせておいた調味料を加えて弱火で炒めます。
(3)青唐辛子を入れ全体になじませ、火を止めます。
(4)粗熱が取れたら保存容器に移し、冷蔵庫で保存します。
おすすめの使い方~コクやうま味を加えたいときに
- 温かいご飯にのせたり、焼きおにぎりにして。
- 野菜スティックにつけて。
- 野菜炒めなどの味付けに。
生の青唐辛子の保存方法
生の青唐辛子は旬の時期が限られているため、長期で保存したいときには、青唐辛子をよく洗い、水分をしっかりと取り除いたものをそのまま、または輪切りなどにし、密閉容器や冷凍用保存袋にいれて冷凍しましょう。冷凍しておくと6か月から1年程度保存可能です。このとき、空気をできるだけ抜いておくとおいしさが長持ちします。
ほんの少しで風味豊かに頼もしい調味料
ここで紹介した青唐辛子の5種類の調味料は、どれも簡単に作れるものばかりです。気になるものからぜひお試しください。また、おすすめの使い方を参考にしていただき、日々の料理に取り入れてみてください。自宅で楽しむのはもちろん、キャンプ料理の隠し味としても重宝します。