そのような中、1999年に発売され、ランニングを楽しめる機能やデザイン性などからヒットした「TIMEX(タイメックス)」のスポーツウォッチ「アイアンマン フリックス 100 」が復刻版として帰ってきた。
1999年発売。当時最先端の機能とデザインで人気となった「アイアンマン フリックス 100」
今年創業170年を迎えたアメリカのウォッチブランド「TIMEX」。「アイアンマン」は、世界で最も過酷なレースと称されるトライアスロンの「アイアンマンレース」の出場者向けに、1986年から開発、発売をスタートさせたスポーツウォッチだ。ビル・クリントン元アメリカ大統領が就任式で着用したことでも知られている。
その後、1999年(ミレニアム/Y2K期)にはオリジナルの「アイアンマン フリックス 100」が登場。
人間工学に基づいた設計とデザインが特徴の「アイアンマン フリックス 100」は、見た目からは想像できない約73gという軽さ、100ラップ計測機能や100mの防水性に加え、ランニング中などに腕を振ると液晶が発光するフリックス機能などを備えていた。
また、8文字 x 3行のアルファベットと数字や記号を組み合わせたメモを最大10件保存できるという、携帯端末でeメールが送れるようになる前後の時代の最先端機能を搭載。大人気のスポーツウォッチとなった。
「アイアンマン フリックス 100」のギミック機能をそのまま引き継ぐ
今回、復刻版として発売された「アイアンマン フリックス 100」は、1999年発売のレトロデザインやアナログな機能などもそのまま引き継がれている。
中でも特徴的な機能の一つである「腕を振ると文字盤全体が発光」するフリックス機能も残る。これは、腕を外側へヒュッと振る動作=フリックするとインディグロナイトが光るというもので、走りを邪魔することなく動作の流れで文字を確認できるため、ランナーにとってありがたい便利機能だ。
また、当時ランナー同士のアドレス交換で重宝されたメモ機能もそのまま。左下のモードボタン、右下のセットボタン、 右上のリコールボタンを使って、アルファベット、数字、記号を組み合わせたメモを打つことができる。(8文字×3頁を10件)
ミリタリーライクなコヨーテモデルも同時発売
また、復刻カラーに加えて、ミリタリーを彷彿とさせるコヨーテカラーも同時発売。
アウトドアシーンから日常まで、幅広く着用することができる。
価格:TW5M63200 復刻カラー;18,150円(税込)、TW5M63100 コヨーテ;18,150円 (税込)
発売日:10月20日
ケース素材:樹脂製
ケース径:42mm幅
ケース厚:9mmケース
バンド:ポリウレタンバンド
機能:100ラップ計測、インディグロナイトライト(フリックス機能付き)、アラーム、タイマー、セカンドタイムゾーン、カレンダー
防水:100m防水
駆動式:クオーツ(電池式)
懐かしさとともに新鮮さも感じる
アラームやタイマーなど、今では時計に話かけるだけでできそうな機能もあるが、1999年当時のアナログな機能に魅力を感じる人も少なくないだろう。
懐かしいと感じる人も、エモいと感じる人も、ぜひ一度手に取ってみてほしい。