キャンプに出かけたら、テントをきれいにたたみましょう。上手にたたんで収納しておかないと、テントが劣化する原因になるばかりか、次にキャンプに出かけるときに「設営に必要なパーツがなーい!」とあわてふためくことになりかねません。今回はスノーピークのドーム型テントを使って、基本のテントのたたみ方をご紹介します。
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フライシートのペグを抜く
まずは荷物を全部、テントの外に出してからスタート!
ペグの位置を確認し、ハンマーの先割れ部分を使って抜く。ハンマーがないときは、余ったペグを抜きたいペグの頭部(ロープやテントの端をひっかける部分)にひっかけて抜くと抜けやすい。
フライシートのフックをはずす
フライシートの端をテントポールに固定している金属リングをはずす。この部分に調整ストラップがあり、きつく締めてある場合は、少し緩めてから取りはずそう。
テントポールを抜く
今回使用しているテントの場合、テント本体の端に金属製のピンが付いており、このピンをテントポールの中空部に差し込むことでテントポールを固定する仕組みになっている。
まずはフライシートを支持しているテントポールを取り外す。ポールの端に差し込まれているピンを押さえながら、テントポールをゆっくり抜いていく。一方のピンが抜けたら、次は対角線側にあるテントポールのピンを抜く。
その後、テントポールをフライシートから押し出すようにして取り外す。
フライシートを裏返す
テントポールを抜いたフライシートは、内側が結露して湿っている。天地を逆向きにして、広い場所にひろげて乾かす。雨の場合は、表面も同様にして乾かす。
テント本体のポールを抜く
次に、テント本体を支持しているテントポールを抜く。そのときにテントポールは必ず押して抜く。引っ張って抜くと、ポールの途中で接合部が外れてしまい、うまく抜けないことが多い。逆サイドの人も引っ張らないように注意。
テント本体を乾かす
テント本体をひっくり返して乾かす。その際、1〜2個ペグを打ったままにしておくと風で飛んでいく心配がない。
ペグを洗う
土などが付着しているので、軽く洗い流す。水がないときは、太陽の下で乾かして軽くはたくとよい。
テントポールをたたむ
テント本体のスリーブから抜いたテントポールをたたむときには、真ん中からたたむとポール内部のショックコード(ゴムひも)が傷まない。
➡参考記事「テントやタープの寿命を延ばすにはポールのメンテが肝心!中のゴム、ちゃんと交換してますか?」
テント本体とフライシートをたたむ
きちんと角を合わせ、縦長に四つ折りにする。
収納バッグとテント本体、フライシートの幅とそろえる
収納バッグの幅と、たたんだテント本体・フライシートの幅が合っているかきちんと確認する。幅をそろえるのが、きれいに収納するためのコツ。
テント本体とフライシートを重ね、たたむ
空気を抜きながら、巻き込むようにしてコンパクトに巻く。
収納バッグは上からかぶせる
たたんだ本体とフライの状態が崩れないよう、バッグをかぶせていくときれいに収納できる。
➡こちらもチェック! 参考記事「テントの畳み方を解説。事前の準備やきれいに収納するコツも紹介