小型青物イナダなどを狙えるライトショアジギングとは?シンプル&手軽で海釣り初心者におすすめ!
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    2024.10.18

    小型青物イナダなどを狙えるライトショアジギングとは?シンプル&手軽で海釣り初心者におすすめ!

    小型青物イナダなどを狙えるライトショアジギングとは?シンプル&手軽で海釣り初心者におすすめ!
    数多くのジャンルがあり、少々難易度が高い印象を受けやすい海のルアーフィッシング(ソルトルアーフィッシング)。

    そんなソルトルアーフィッシングの中でもライトショアジギングは手軽に挑戦でき、初心者におすすめできるジャンルのひとつです。

    この記事ではライトショアジギングの入門の手ほどきをします。

    ライトショアジギングとは

    ライトショアジギングとは、もともとショアジギングという大型の青物(ブリやヒラマサなど)を過酷な自然環境そのままの磯などで狙う釣りを、手軽に楽しめるようにした釣りのことを指します。

    通常ショアジギングで使用する金属製のルアー「メタルジグ」は重いものでは250gにも達しますが、ライトショアジギングで使用するメタルジグは重くても60g程度です。

    ライトショアジギングの魅力

    ライトショアジギング最大の魅力はなんといっても、タックル(釣り道具)がシンプルなため手軽に挑戦できるということです。

    ショアジギングのように専用の大型タックルを必要とせず、シーバス(スズキ)のルアーフィッシングやエギングなど、他の釣りで使用しているタックルをそのまま流用できます。

    また主なターゲットであるイナダなどの小型青物はあらゆる場所に回遊してくる可能性があり、堤防や海釣り公園などアクセスの良い場所も釣りのポイントになります。

    必要な道具類

    シーバスロッドとエギングロッド

    筆者はシーバスロッドまたはエギングロッドを使います。

    ロッド(釣り竿)

    ライトショアジギング専用ロッドは9.6ft~10ft程度の長さで、50g程度のメタルジグを思い切りキャスト(ルアーを投げる)できる強度のものが主流になっています。

    メーカーのカタログなどを見て、他ジャンルのロッドでも同じようなスペックであればそのまま流用できますし、もっと繊細なロッドでも軽量なメタルジグを使用すれば楽しむことができ、コレという枠組みが少ないのもライトショアジギングの魅力です。

    リール

    10ft前後のロッドに装着するのであれば、国産リールの大手2社のシマノ、ダイワともに4000番のサイズが重量バランスの良い組み合わせです。

    波に揉まれて発生するラインのたるみを素早く巻き取れる、ハイギヤ(HG)またはエクストラハイギヤ(XG)仕様がおすすめです。

    ライン

    ライトショアジギングで使用するラインは断然PEラインがおすすめです。

    PEラインは、ポリエチレンの撚糸で引っ張り強度が非常に高く、その分ラインを細くして空気抵抗などを激減できるため、ナイロンラインに比べてキャストの飛距離を飛躍的に向上できます。

    またラインの伸びもほとんどないため、ルアーにキレの良いロッドアクション(ロッドを煽るなどしてルアーを動かすこと)を伝えることができます。

    一方でPEラインは結び目の強度が著しく低下したり、障害物へのスレに弱いという弱点があるため、先端にショックリーダーと呼ばれるナイロン製、もしくはフロロカーボン製の緩衝用のラインを取り付ける必要があるので注意が必要です。

    釣り糸「PEライン」って何? メリット・デメリットと使用上の注意を解説

    ルアー

    多数のメタルジグとジグミノー

    ロッドのスペックに合わせた重量のものを選びましょう。

    ライトショアジギングで使用する主なルアーはメタルジグです。

    また、長時間の回遊待ちとなることが多くなるため、メタルジグのロッドアクションに疲れたとき用に、キャスト後にリールを巻くだけで泳ぐ動作をする「ジグミノー」などを持っておくと釣りが楽になります。

    ウェア類

    ライフジャケットとスパイクシューズ

    バッグ等を持ち込めて足場の良い場所なら膨張式のライフジャケットが身軽でおすすめです。

    • ライフジャケット
    • フットウェア
    • グローブ

    海釣りではライフジャケットの着用は必須です。

    砂浜や磯では、ゲームベストタイプと呼ばれるものが釣り道具の収納にも大変便利でおすすめです。

    加えてライフジャケットと同等に大事なのが、足元の装備フットウェアです。

    ライフジャケットは万が一の落水後に活躍するウェアですが、そもそも落水しないことが大事なので、磯など足場の悪い釣り場では転倒を防ぐためスパイクシューズを履くようにしましょう。

    グローブをした指先にかかるPEライン

    グローブは保温や磯歩きの安全対策などの役目もあります。

    また、比較的重さのあるメタルジグのキャストを続けるライトショアジギングは、放たれるラインの勢いで指先を切ってしまいがちです。

    指先まで覆うしっかりとしたグローブを装着するようにしましょう。

    釣り場はどこ?

    漁港内の風景

    時として漁港の奥まったところまで青物が回遊してくることも。

    回遊魚をターゲットとするライトショアジギングは釣り場が多岐にわたることも魅力のひとつです。

    堤防をはじめ磯はもちろん、砂浜もポイントになり、釣り場に困ることがありません。

    夏場に海水浴場になるような砂浜は、駐車場からのアクセスも抜群で、手軽に釣りを楽しむことができます。

    釣りをしてみよう

    大海原に向かってキャスト!

    ルアーをキャストする筆者

    ロッドの反発力を活かすことが飛距離アップのコツです。

    ライトショアジギングの大きな魅力、それは思いきりロッドを振り抜き大海原にメタルジグをキャストすることです。

    30g~40g程度のメタルジグでも飛距離は100mに届くこともあり、自然環境そのままの磯や砂浜でのキャストは爽快そのものです。

    ルアー釣りの基本中の基本「キャスティング」とは?コツも解説

    メタルジグを魚にアピールしよう

    ロッドアクションをする釣り人の目線

    ロッドを1回煽るのと同時にリールを1回転巻くという動作をリズミカルに繰り返すのがコツです。

    キャストしたら次はメタルジグを数秒沈めたのち、ロッドアクションで魚にアピールします。

    ロッドアクションを繰り返していると次第にメタルジグが海面まで浮き上がってくるため再び沈めます。

    磯場の海底は根掛かり(ルアーや仕掛けを引っかけてしまうこと)のリスクがありますが、回遊魚を狙うのであれば海底まで沈める必要はありません。

    魚は突然食いつく!

    メタルジグをアクションさせていると、突如ゴツンと魚が食いついてきます。

    すぐにロッドを大きく煽ってアワセを入れます(釣り針をしっかり食い込ませる)。

    初めは魚の引きの強さに驚くかと思いますが、魚の抵抗に対し無理やり巻き取ったり、ロッドとラインが一直線になるとロッドの弾力を活かせず魚の口が切れて逃げられたりするので、落ち着いてしっかりロッドを曲げてやり取りしましょう。

    最後に

    釣り場では挨拶などのマナーを守るようにしましょう。

    ゴミの発生が少ないライトショアジギングですが、その分落ちているゴミを持ち帰るなど心掛けるようにしましょう。

    突然来る魚の食いつきと強い引きを経験すれば、ライトショアジギングのとりこになること間違いなしです。

    志田 こうたろうさん

    釣りの探究者

    30代、2児の子育て中の釣り大好きパパ。 幼少から釣りに触れていたものの、”趣味としての釣り”をするようになってからは10年を越えたところ。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を、可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 シーバス、ライトソルト、渓流・本流トラウトなどのルアーフィッシングを楽しみ、夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。

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