ハイキングや登山の充実感が全然違う!当日までにやっておくべき5つの事前準備とは
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    2024.10.24

    ハイキングや登山の充実感が全然違う!当日までにやっておくべき5つの事前準備とは

    ハイキングや登山の充実感が全然違う!当日までにやっておくべき5つの事前準備とは
    体力的にしんどい時はあれど、終わった後は充実感や達成感を得ることができる、登山。

    とはいえ、しかるべき準備をしていなければ「思い切り登山が楽しめなかった」と、不完全燃焼で終わってしまうことがあります。

    今回は、登山・ハイキングの出発までに準備すべき5つのことをご紹介します。

    ハイキングや登山はなぜ準備が大切?

    登山道

    北アルプス奥地へ向かう。

    山での活動は、さまざまな「かもしれない」が潜んでいます。

    突然の豪雨に見舞われるかもしれない、野生動物に襲われるかもしれない、怪我をして遭難するかもしれない、など。考えれば無限に出てきます。

    こうした「かもしれない」から身を守り、無事に下山をするためには事前の準備が必要不可欠です。

    全てに細かく備えると大変なので、今回は大まかなポイントを5つ紹介します。以下のことを参考にして、当日までの準備をしましょう。

    ハイキング・登山前にやっておくべき5つのこと

    1、通行止めや公共交通機関を確認する

    瑞牆山荘

    凍結するとスタッドレスやチェーンが必須。

    登山のスタート地点である登山口は、街に近いこともありますが、山中の林道の奥地ということもあります。

    筆者が登山を始めた頃、台風の影響で登山口へ続く林道が封鎖されていたことがありました。また、走っていたバスが期間限定で運行されていなかった、なんてこともありました。

    そのほか、冬には路面凍結や積雪の影響で、登山口までの道は悪路に対応できる車種でないと通れない、などということもます。

    このようなことがあるため、登る山が決まったら、そこに向かうための交通手段をまず調べる必要があります。

    マイカーの場合は道順だけでなく、最新の道路状況を確認するのがおすすめです。

    特に林道を通る場合は、林道を管轄する自治体のホームページなども確認しておきましょう。

    バス会社のHPなどで現地の運行状況を確認しておくのもおすすめで、登山前日に悪天候で道が荒れた場合などは、当日に改めてチェックしておくと安心です。

    2、睡眠をしっかり取っておく

    テント泊

    登山中も睡眠は重要。

    ハイキング・登山において基本でありながら、特に大事な要素が、睡眠です。

    十分な睡眠が取れていれば、フィールドで発生するさまざまな危険を回避することができます。

    転倒による捻挫などの怪我、ルートを外れる道迷いなど、集中力が下がっていると起きてしまうトラブルは多いものです。

    また、富士山をはじめとした標高が高い山に登る場合は、睡眠不足による高山病のリスクも出てきます。

    かく言う筆者も、今でこそしっかり睡眠を取るようになりましたが、ほとんど睡眠を取らず登山に突入していた時期がありました。

    歩き始めからフラフラで、見れば分かる大きな木の根に引っかかったり、寝不足で体力がもたず山頂まで行けずに引き返したりなど、散々でした。

    登山前はアルコール摂取は避け、十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。

    3、降水確率だけでなく、風速・雷・噴火・降雨量などを確認しておく

    山並み

    澄み切った空気は眺望が良い。

    誰もが確認する現地の天候。しかし、雨が降るかだけではなく、この他に起こり得る気象にも留意する必要があります。

    例えば朝は快晴でも、昼には歩けないほどの強風が吹き荒れていることがあります。気温の急上昇で雲が発達して雷の恐れが出てきたり、付近の火山の警戒レベルが上がり入山困難になったりなども起こり得ます。

    山の天候の変化は急なので、天気予報では小降り予報でも、現地では大雨になることも珍しくありません。

    登る山の天候を確認する場合は、ひとつのサイトで確認せず、複数のサイトから情報を取得するのがおすすめです。

    雨・雷・風などは一般的な天気予報サイトでも確認できますが、さらに詳しい情報は登山向けの天気予報サイトで確認するとより安心です。

    継続して登山をする人は、有料でもそのようなサイトを利用しておくと安心です。なお、噴火警戒レベルは気象庁のホームページでも確認できます。

    4、持っていくものの充電をしておく

    登山道

    ヘッドライトが点灯しないと前にも後ろにも動けない。

    筆者が登山を始めた頃は、山に充電器を持ち込むのは携帯電話の充電目的、しかも宿泊登山の時だけ、という感じでした。

    しかし、今ではそのようなことはなく、スマートフォン・時計・カメラ・ヘッドライトなど、沢山の端末の充電をする必要があります。バッテリーも小型になったため、乾電池を持ち歩くなんてことも少なくなっています。

    その結果、各機器の充電確認は登山前の必須事項となりました。これを忘れると、大袈裟ではなく登山できなくなる状況になります。

    特にスマートフォンは現在地の確認から緊急連絡手段など、万が一の事態から命を繋ぐための大切なツールです。

    各機器は必ず充電しておき、またモバイルバッテリーの充電も忘れずに行ないましょう。

    5、道具の劣化や破損箇所がないか確認しておく

    ストック

    使用頻度の多い道具は入念に。

    先日、山でモバイルバッテリーからスマートフォンを充電しようとした時、モバイルバッテリーが反応せず、スマートフォンが充電できなかったことがありました。

    日帰りでスマートフォンの残量もまだ余裕があったのでバッテリー切れにならずに下山できましたが、宿泊登山だったらと思うとゾッとします。

    大丈夫だろうと思っていた道具の破損が現地で発覚したとき、その後の対処はとても大変です。

    靴のソールが剥がれたらテープで補修しなければなりませんし、テントが破けていたら補修テープを貼ったりしなければならないなど、リペアキットを持っておかなければ対処できない、という事態もあり得ます。

    登山前には、ヘッドライトが点灯するか、燃料缶は残量は十分か、ボトルの水漏れがないかなど、道具の状況を細かく確認しておきましょう。

    ハイキング・登山を楽しむために事前準備を万全に

    金峰山

    頂上の岩場で風を逃れる。

    いかがでしたか。山では時に想像していなかった事態が起こることもあります。

    少しでもそのリスクを減らし、安全に楽しく登るために、事前準備を行なうことは非常に大切です。

    ぜひ、万全の状態で登山を楽しんでください。

    北村 一樹さん

    アウトドアライター

    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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