No.1アウトドア雑誌『BE-PAL』が厳選したテントから、4人以上用のおすすめテントをピックアップ。2ルームタイプや便利な前室つき、コスパに優れたもの、初心者でも設営が簡単なモデルなど、さまざまなテントを紹介する。BE-PAL編集部による設営レビューや、全国アウトドアショップの店員さんのおすすめ、アウトドアの達人たちによる検証も必見だ。
テントの種類をおさらい
スタンダードな「ドーム型」
ドーム型は天井に丸みを持たせた形の、最もオーソドックスな形状のテント。丸みを帯びた形は四方からの風を受け流し、山間部の変わりやすい天候にも耐えることができる。
柱となるポールをまっすぐに立てるのではなく、湾曲に反らせることでテントの居住空間を広げている。大人1人が立っていられるほど頭上にゆとりのあるタイプもあり、窮屈感を感じにくい作りになっている。中で簡単な作業や着替えも可能な点など、使い勝手の良いテントであると言えるだろう。
ドーム型は設営も簡単で、メインポールを2本クロスさせてスリーブに差し込むことで立ち上げることができる。慣れると1人でも設営できるため、ソロキャンパーからの人気も高い。
室内が広い「トンネル型」
トンネル型は、フレームをアーチ状に並べて設置するのが特徴のテント。独特な形状をしていることから、『イモムシ型』『カマボコ型』と呼ばれることもある。
トンネル型テントの特徴としては、タープが必要ないことが挙げられる。多くのトンネル型テントは『前室』『寝室』の2部屋を確保できるため、テント一つだけでリビングと寝室両面の役割を備えている。もし雨が降っても、テントの開口部を閉じてしまえば中に吹き込むことがないため、天気が変わりやすい山の中でも快適に過ごせるだろう。
山小屋のような「ロッジ型」
ロッジ型は、山小屋のようなフォルムをしたテント。1970年代に流行したデザインだが、SNSで取り上げられることが増え、再度人気が高まってきている。デザイン性が高く、まるで絵本の世界から飛び出してきたようなフォルムは、写真映えすることだろう。
切り妻屋根のような形状で、正面から見ると縦に長い五角形になっているテントが多い。普段生活している住宅のように、壁と天井が分かれているので、他のテントよりも居住スペースが広く感じるのも特徴だ。ソファやテーブルなどの大きな家具も置きやすく、リビングルームをまるごと外に持ってきたような配置にもできる。家族やグループでのキャンプに向いているといえる。
とんがり屋根の「ティピー型」
ティピー型は、横から見ると三角形、真上から見ると丸・多角形という、円錐型の構造になっている。もともとは、アメリカの先住民が住居用として草原に立てていたため、インディアンティピーと呼ばれることもある。
ティピー型テントの特徴として挙げられるのは、組み立てが簡単なこと。『ワンポールテント』とも呼ばれる通り、ポール1本で設営可能なため、キャンプ初心者やソロキャンパーにも向いている。周囲をぐるりとペグで打ち付けることで突風や強い風にも耐えることができ、風を受け流しやすいことも利点の一つだ。
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基本的なテントの選び方
設営のしやすさ
キャンプの中でも、テントの設営は時間を取られる作業のひとつ。多くの人は、テントはサクッと設営して、ほかのアクティビティに時間を取りたいと思うだろう。そのため、設営に時間がかからないかもチェックしておく必要がある。
キャンプ初心者や、テント設営に慣れていない人には、ドーム型がおすすめ。ティピー形(ワンポールテント)も設営・撤収が迅速にできるが、ペグの打ち方で張り具合や強度が変わるので、ちょっとしたコツが必要だ。ドーム型のテントなら、初心者でも確実に強度の高い形で張ることができ、突然の強風や強雨の際にも安心できる。
防水性・通気性
キャンプに行く時期によっては、湿気や雨に悩まされることもあるため、機能性も忘れずにチェックしよう。特にチェックすべきは、防水性と通気性だ。 ほとんどのテントには防水加工は施されているが、モデルによって程度や防水加工がされている部分が異なる。テントの防水性能は『耐水圧』で表すが、強い雨にも耐えるテントが欲しいなら、耐水圧1500mm以上のものがおすすめ。
通気性については、インナーテントにメッシュ素材が使われているか、ベンチレーション機能が搭載されているかを確認しよう。テントは防水加工が施されているため、通気性が犠牲になるケースがある。通気性が悪いと、夏場の寝苦しさにつながるので、通気性もチェックするのがおすすめだ。
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BE-PALスタッフが検証!4人以上で使えるおすすめテント13選
BE-PALスタッフが厳選したおすすめのファミリーテントから、5人用以上のモデルをピックアップ。すべて張ってみて、ペグダウンの数や大きさ、就寝時の最大人数、主だった特徴などをまとめてお伝えする。
(※「MAX」は付属インナーテントの最大就寝人数を、「ペグダウン」は外幕全閉時に最低限必要な本数(ガイラインの本数)を示す)
LOGOS(ロゴス) プレミアム エーコン PANEL EVER DOME L | | | ¥198,000 | 4人 |
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Snow Peak(スノーピーク) リゲル Pro. | | | ¥605,000 | 4人 |
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Coleman(コールマン) コクーン 2024リミテッド | | | ¥199,290 | 5~6人 |
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ZANEARTS(ゼインアーツ) クク2 | | | ¥59,800 | 4人 |
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Coleman(コールマン) タフ2ルーム DX/3025(グレージュ) | | | ¥98,780 | 4~5人 |
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ogawa(オガワ) ソレスト | | | ¥198,000 | 6人 |
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TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト) ウィングフォート | | | ¥99,800 | 4人 |
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ZANEARTS(ゼインアーツ) ギモーグ | | | ¥89,980 | 4人 |
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LOGOS(ロゴス) neos PANEL スクリーン ドゥーブル L-BD | | | ¥74,800 | 4人 |
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ogawa(オガワ) グロッケ12 T/C-II | | | ¥126,500 | 6人 |
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ogawa(オガワ) オーナーロッジタイプ 78R T/C | | | ¥184,800 | 5人 |
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POMOLY(ポモリー) DOME X4 | | | ¥79,599 | 4人 |
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QUECHUA(ケシュア) AIR SECONDS 5.2 FRESH&BLACK | | | ¥99,900 | 5人 |
LOGOS(ロゴス) プレミアム エーコン PANEL EVER DOME L
先が尖った形状の「エーコンフレーム」が、天井を押し広げ高さを確保。内部はかなり広々としている。インナーを取り付けた状態で、リビングスペースが520×300cmもあり、テーブルとチェア4脚をセットしてもゆったりと過ごせる。
●最大長:730cm
●MAX:4人
●ペグダウン:10(12)本
クロスポールを組み込んだ正面パネルは張りがあり、雨天時も水がスムーズに流れ落ちる。高さも180cmと十分。
害虫の侵入を防ぐ独自のメッシュ地は、UVカット、遮光機能を兼ね備えている。
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Snow Peak(スノーピーク) リゲル Pro.
雨の吹き込みを軽減しながら通気性を確保できる左右の張り出し可能なパネル、すべてがメッシュ窓になるサイドパネルなど、機能性てんこ盛りのモデルだ。ペグダウン箇所が多く、完成形までに少々手間はかかるが、この広さは大きな魅力。長期滞在にお薦めだ。
●最大長:700cm
●MAX:4人
●ペグダウン:12(12)本
●重量:35.4kg
張り出しサイドの三角マチパネルは、付け根のジッパーを開けると巻き上げられるようになっている。
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Coleman(コールマン) コクーン 2024リミテッド
極太(直径約19mm)のアルミ合金メインフレームを採用。ポールの交点が12か所もあり、大きいのに優れた剛性を併せ持つのが最大の強みだ。外幕下部全周にペグループ付きスカートが施され、雨天時は雨や泥の浸入を、冬場は冷気の侵入を防ぐことができる。
●最大長:670cm
●MAX:6人
●ペグダウン:14(12)本
●重さ:約34kg
天井には透明窓が! 昼間の日の光を取り入れることができ、内部が暗くならず居心地◎。
幅400cmもあるリビング。テーブルやチェアをセットしても、4人家族がゆったり過ごせる広さだ。
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ZANEARTS(ゼインアーツ) クク2
自立するフレームに幕体をフッキングし、アーチポールをセットするだけで設営は簡単。インナーの後ろには後室があり使い勝手も◎。高品質を維持した爆安モデルの2ルームテントだ。
●最大長:660cm
●MAX:4人
●ペグダウン:16(8)本
●重さ:15.5kg(ペグ別)
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Coleman(コールマン) タフ2ルーム DX/3025(グレージュ)
サイドのメッシュパネルと上部の換気窓の連動でスムーズな換気が可能。また内・外幕ともに、別売りのリバーシブルファンベンチレーションが取り付けられる。
●最大長:640cm
●MAX:5人
●ペグダウン:16(8)本
●重さ:約18kg
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ogawa(オガワ) ソレスト
6人まで就寝可能な大型インナーテントとルーフフライ(写真では未装着)を装備。別途ポールを用意すれば前後左右のパネルを跳ね上げられ、張り方のアレンジも思いのままだ。
●最大長:600cm
●MAX:6人
●ペグダウン:20(16)本
●重さ:約14.1kg(幕体一式)、約7.1kg(ポール)、約3.45kg(付属品)
すべてメッシュにするととても開放的! インナーをはずせばグループのベース基地にも。
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TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト) ウィングフォート
パネルを跳ね上げた状態でも、フルクローズ、オールメッシュにできる独自機能を搭載。天井部には遮光、遮熱効果のある加工が施され夏場も快適に過ごせる仕様だ。
●最大長:600cm
●MAX:4人
●ペグダウン:8(12)本
●重さ:約18.3kg
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ZANEARTS(ゼインアーツ) ギモーグ
3本のアーチフレームを、2本のリッジフレームで固定する剛性に優れた構造。狭くなりがちな最後部もポールで立ち上げられ、インナーテントの居住性もバッチリだ。別売りのアップライトポール150は150、160、170cmの3段階調節式。
●最大長:545cm
●MAX:4人
●ペグダウン:10(8)本
●重さ:12.0kg
正面パネルの両サイドに、日よけ、雨よけ効果を高める三角マチ付き。巻き上げも可能だ。
昼間はパネルを全開して開放感満点に、夜はフルクローズしてプライベートを確保できる。
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LOGOS(ロゴス) neos PANEL スクリーン ドゥーブル L-BD
火の粉が付着しても燃え広がらない難燃素材の幕体は、雨水を弾きやすいエンボス加工済み。クロスフレーム2組で簡単に立ち上げられ、キャンプビギナーにもお薦めだ。
●最大長:530cm
●MAX:4人
●ペグダウン:8(6)本
●重さ:約13.5kg
跳ね上げたパネルを車とジョイントするための吸盤も標準装備されている。
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ogawa(オガワ) グロッケ12 T/C-II
通気性に優れたT/C素材に加え、出入り口を含めた各辺の立ち上げ部分には、生地パネルと二重構造のメッシュパネルを装備。上部のベンチレーターと連動して換気調節も自在だ。薪ストーブがセットできるのでオールシーズン活躍してくれる。
●最大長:405cm
●MAX:6人
●ペグダウン:15(10)本
●重さ:約11.85kg(幕体)、約3.85kg(ポール)、約2.85kg(付属品)
6人まで収容可能なたっぷりサイズ。
正面のヒサシは、左右別々に巻き上げもできる。
着脱可能なグランドシートが標準装備。トグル式だから就寝人数に応じて簡単にサイズ調節ができる。
後部には薪ストーブ用煙突ポートを装備。煙突が触れる部分には耐熱素材が施されている。
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ogawa(オガワ) オーナーロッジタイプ 78R T/C
4面に大きなメッシュ窓がある5人用インナーテントを備えた、ロッジ型2ルーム。幕体にはT/C素材が使われているので、通気性が良く夏場も快適に過ごせる。
●最大長:360cm
●MAX:5人
●ペグダウン:18(6)本
●重さ:約13.46kg(幕体)、約14.0kg(ポール)、約3.35kg(付属品)
内部に取り付けるライナーシートは結露が滴るのを防ぎ、強い日差しを和らげる効果も。
POMOLY(ポモリー) DOME X4
5本のポールで12か所ものポール交差点があり、剛性の高さはバツグン。しかもすべて同じ長さなので迷うことなく設営でき、キャンプ初心者にもお薦めだ。薪ストーブ用煙突ポート付き。
●最大長:350cm
●MAX:4人
●ペグダウン:6(8)本
●重さ:9.4kg
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QUECHUA(ケシュア) AIR SECONDS 5.2 FRESH&BLACK
設営はアーチ状エアフレーム3本にインフレートするだけ。遮光性の高い独自素材により、寝室内は暗く内部の温度上昇も軽減される。
●最大長:560cm
●MAX:5人
●ペグダウン:12(10)本
●重さ:21.8kg
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全国アウトドアショップの店員さんおすすめ!4人以上用テント7選
全国アウトドアショップの店員さんが"本当に推したいファミリーテント"を徹底調査!いわば、プロの目で選出されたベストバイギアの数々。お店の売れ筋はもちろん、マストバイな"推し"まで、魅力的なモデルばかりだ。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ランダー6 | | | ¥93,500 | 6人 |
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mont-bell(モンベル) ムーンライト キャビン4 | | | ¥129,800 | 4人 |
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ogawa(オガワ) ファシル | | | ¥129,800 | 4人 |
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Snow Peak(スノーピーク) アメニティドーム M | | | ¥52,800 | 4人 |
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ogawa(オガワ) ティエラ ラルゴ | | | ¥217,800 | 5人 |
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ogawa(オガワ) アポロン | | | ¥187,000 | 5人 |
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Coleman(コールマン) 4Sワイド2ルームカーブ | | | ¥134,400 | 4~5人 |
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ランダー6
フライを立ち上げてからインナーテントを吊り下げるアウトフレーム構造。幅290×奥行き250cmの広さを誇るインナーは天井高が約2mもあり、内部でも快適に過ごせる。
●対応人数:6名
●サイズ(フライ装着時):幅315×奥行き545×高さ205cm
●サイズ(インナーのみ):幅290×奥行き250×高さ190cm
●収納サイズ:27×72×27cm
●総重量:約9.70kg
●素材:インナー/75Dポリエステルタフタ インナーフロア/150D ポリエステルオックス 10,000mmPUコーティング フライ/75D ポリエステルタフタ 2,000mmPUコーティング
推しコメント
「天井が高いので立ったままで着替えられ、着替えが多くなるファミリーにお薦めです!」(アウトドアショップ・ベースキャンプ)
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mont-bell(モンベル) ムーンライト キャビン4
4人用インナーテントに加え、幅275×奥行き300cmもの広いリビングスペースがある。しかも付属ポールでヒサシを大きく張り出すことができ、お値打ち感は満点だ。
●対応人数:4人用
●サイズ(フライ装着時):幅275×奥行き580×高さ213cm
●サイズ(インナーのみ):幅250×奥行き210cm
●収納サイズ:幅70×奥行き27×高さ31cm
●総重量:13.0kg
●素材:フライ/68デニール・ポリエステル・リップストップ(耐水圧1,500mmウレタン・コーティング、難燃加工) インナーテント/68デニール・ポリエステル・リップストップ(撥水加工、難燃加工) フロア/70デニール・ナイロン・タフタ(耐水圧2,000mmウレタン・コーティング、難燃加工) ポール/アルミニウム合金
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ogawa(オガワ) ファシル
フロアサイズ265×495cmだが、同じ長さのポール4本で迷うことなく立ち上げられるのが魅力。ウォール全面に大型メッシュパネルがあり通気性調節も思いのままだ。
●対応人数:4人
●サイズ:フライ/495×265×H180cm、インナー/250×200cm
●収納サイズ:72×32×32cm
●重量:13.6kg、付属品/約3.1kg
●素材:ルーフフライ/ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)、インナーテント/ポリエステル68d、グランドシート/ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、フライ/ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)、ポール/6061アルミ合金直径14.5mm、7.9mm
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Snow Peak(スノーピーク) アメニティドーム M
4人家族にぴったりなサイズで設営も簡単。テント高を抑えたデザインのため、風の影響を受けにくいのも特徴。懐にやさしい価格帯で、エントリーキャンパーにお薦めだ。
●対応人数:4人
●設営サイズ:280×505×H150(室内高)cm
●収納サイズ:74×22×25cm
●総重量:8kg
●素材:フライシート/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・テフロン撥水加工・UVカット加工、インナーウォール/68Dポリエステルタフタ、ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム、フレーム/ジュラルミンA7001+A6061(直径12.8mm+直径12mm・前室直径11.8mm+直径12mm)
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ogawa(オガワ) ティエラ ラルゴ
フライには開閉可能な大型メッシュパネルを随所に装備。夏は涼しく冬は暖かいT/C素材のインナーテントが採用され、オールシーズン快適に過ごせるモデルだ。
●対応人数:5人
●サイズ:フライ/310×620×H210cm、インナー/300×220×H182cm
●収納サイズ:80x45x40cm
●総重量:22kg
●素材:フライ/ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、インナーテント/T/C、グランドシート/PVC(耐水圧10,000mm 以上)、ポール/アルミ 直径16mm
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ogawa(オガワ) アポロン
両サイド、前後のウォールは全面メッシュパネルにすることができ、全開すれば涼しく、全閉すれば暖かく過ごせる。遮光性を高め、結露を防ぐルーフフライは標準装備。
●対応人数:5人
●サイズ:フライ/320×585×H205cm、インナーテント/300×210×H188cm
●収納サイズ:80x45x35cm
●総重量:約23kg(付属品除く。付属品/約3.8kg)
●素材:フライ/ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、インナーテント/ポリエステル68d、グランドシート/ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、ルーフフライ/ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)、メインポール/アルミ合金 直径19mm×2、アルミ 直径17.5mm×2、リッジポール/アルミ合金 直径14.5mm×3
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Coleman(コールマン) 4Sワイド2ルームカーブ
風に負けない剛性、雨や雪に対応する素材や作り、盛夏でも快適に過ごせる換気&通気性能を併せ持つ最高峰モデル。前面の張り出しには雨風の吹き込みを防ぐマチ付き。
●対応人数:4~5人
●サイズ:フライ/350×580×H200cm、インナーテント/300×225×H185cm
●収納サイズ:83×34cm
●総重量:約24kg
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BE-PAL編集部のビギナー女性が設営レビュー!4人以上用の大型テント3選
収容人数4人以上の大型テントは、なんといっても設営が大変!というイメージが強い。そんなファミリー向けテントのテスターに任命されたのは、ビギナーの女性編集部員。BE-PAL編集部員が実際に使ってわかったおすすめのテントを紹介する。
キャンプビギナーの女性編集部員がレビュー!
編集部 カジハラ
Coleman(コールマン) タフスクリーン2ルーム TX/MDX | | | ¥103,290 | 4~5人 |
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ogawa(オガワ) ピレウス | | | ¥145,200 | 5人 |
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ZANEARTS(ゼインアーツ) ロロ | | | ¥164,890 | 4人 |
Coleman(コールマン) タフスクリーン2ルーム TX/MDX
コットンのような風合いを持つ、耐久撥水加工済みのポリエステル生地「テックスファイバー」を使用した2ルームテント。広々としたリビング、4~5人が寝ることができる寝室があり、ファミリーキャンプにぴったり。
●対応人数:4~5人用
●設営サイズ:約560×340×H210cm
●収納サイズ:直径約35×74cm
●重量:約20.5kg
●耐水圧:約2,000mm(フライ・ルーフ・フロア)
ファミキャンデビューにはコレ! オールシーズン対応の入門モデル
【設営時間:2人で33:00】
リビングの天井が寝室より高い!
「TexFiber」というコットンのような風合いの新素材を幕体に使ったモデル。重くて車から取り出すのは大変だったけど、設営してみたら広いリビングと、高さ173cmの寝室があって、ゆったり団らんできる快適さ満点のスペースのでき上がり。
封筒型寝袋を4つ並べられる。
テープは収納ポケットへIN
足を引っ掛ける心配のあるグランドテープは、設営後に片側をはずしてポケットに収納可能。
フルスカート仕様で巻き上げもできちゃう
フライ裾のスカートは、季節や天候などの状況に応じてトグルで留めておくことができる。
直感的な設営を助ける色分けパーツ
スリーブ先端の色に合わせてポールを挿入すれば間違える心配なし。親切な工夫がありがたい。
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ogawa(オガワ) ピレウス
フライシートの外側にポールをセットするアウタークロスポール構造を採用した。内部にポールがないため、スペースを広々と使うことができる。フライシートのみでシェルターとして張ることも可能。さまざまな張り方を楽しめる。
●対応人数:5人
●設営サイズ:約340×413×高さ240cm
●収納サイズ:70×34×32cm
●重量:約17.56kg(付属品除く)
●素材:フライ/T/C(耐水圧350mm)、インナー/T/C、グランドシート/ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、メインポール/6061アルミ合金(直径32mm)、フロントポール/スチール(直径22mm)
シェルター利用もできる自由度の高さが魅力
【設営時間:2人で20:30】
ポールがないとこんなに広い!
外側にセットするアウタークロスポール構造。何がいいって、内部にポールがないからスペースを広々と使えること。幕体はT/C素材だから通気性がいいし、フロアは着脱式。さまざまな張り方を楽しめるので、グループやカップルキャンパーにもお薦め。
ポールが2本だけなのも助かる!
外側にポールがある生成りの幕体というだけでインパクト大。この個性的なシルエットも魅力のひとつ。
インナーのフロアは着脱式で、サイズ調節も可能。フロアをはずせばシェルターとしても使える。
ポール要らずのひさしで手軽に涼しく!
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ZANEARTS(ゼインアーツ) ロロ
個性的なシルエットがキャンプ場で目立つこと必至のワンポール型ツールームシェルター。センターポールを突っ張るだけで立ち上がるので設営もスムーズ。両サイドのブリッジフレームのおかげで剛性が高く、耐候性にも優れた安心感バツグンのモデル。
●対応人数:4人
●設営サイズ:約530×435×高さ285cm
●重量:17kg
●素材:【本体】75Dシリコーンポリエステルリップストップ・遮光PU加工(耐水圧1,500mm) 【インナーテント】ウォール/68Dポリエステルタフタ、ボトム/150Dポリエステルオックス・PU加工(耐水圧1,500mm) 【センターポール】A6061/直径32mm/全長285cm 【フレーム一式】A6061/直径14.5mm・直径16mm・直径17.5mm 【ロープ】ポリプロピレン 【キャリーバッグ・ポールケース・ロープケース】150Dポリエステルオックス
開放感バツグンの前室が遊び盛りのキッズにぴったり!
【設営時間:2人で49:45】
ジッパーの引き手にポールが付いているのでスムーズに開閉可能。
後部のベンチレーターは斜めになっていて雨でもメッシュにできる。
傾斜のあるサイド開口部には止水ジッパーが使われ雨漏りしにくい。
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現役スペシャリストがチェック!ファミリーテント2選
アウトドアギア開発に携わる現役スペシャリストが、ファミリーテントをチェック!
アウトドア用品デザイナー佐藤裕一郎さん(左)大手テントメーカーで23年のキャリアを積んで独立。現在は準フリーランスとして、テントをはじめとしたギアの開発に携わるツワモノ。
アウトドア用品プロデューサー影山盛太さん(右)国内のみならず、海外ブランドのテントや、ギア、パーツ類のデザインを手がける専門家。豊富な知識と分析力は日本一といっても過言ではない。
SABBATICAL(サバティカル) ギリア | | | ¥59,800 | 5人 |
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MSR(エムエスアール) ハビチュード6 | | | ¥95,700 | 6人 |
SABBATICAL(サバティカル) ギリア
アーチフレームに独自のブリッジフレームをプラスした変形トンネル型。2人用と5人用インナー標準装備。2人用インナー使用時のリビングスペースは、(横から見て)幅が約370cm。テーブルやチェアをセットしてもゆったり過ごせる。
●サイズ(約):520×300×H170cm(2人用/280×150cm、5人用/280×250cm)
●収納サイズ(約):67×35×H30cm
●総重量(約):13.8kg
ブリッジフレームで3本のアーチポールを固定。アーチポール間にテンションがかかり、テントとしての剛性がアップ。
「通気性が良く、自由度の高い使い勝手がいいですね。開放感があり、風、日射し、雨など、自然からの〝贈り物〟を素直に喜べて、まるで伝統的な日本家屋のよう」(佐藤)
インナーをはずせば広~いシェルターに。
「もう少し高さが欲しい気もするけど、このコスパ、最強ですね!」(影山)
MSR(エムエスアール) ハビチュード6
悪天候でも安心して使える6人用の大型ドームテント。パッと見、複雑そうに見えるフレームワークだが、じつは、3つのクロスポールを組み合わせたシンプルな構造。6人用のビッグなサイズなのにとても立てやすいのが印象的。圧倒的に広い室内空間が魅力だ。
●サイズ(約):254×427×H195cm(254×305cm)
●収納サイズ(約):58×25cm
●総重量(約):6.35kg
クロスフレームで押し広げられた室内は、「高さも広さも文句なし。出入り口が1か所なのが玉に瑕」(影山)
緊急時にテントから脱出するときも安心な、閉めたときにスライダーが1か所に集約されるタイプのドアジッパー。
「荷重点が上に集中しないように設計されてるから、高さがあるのにかなり風に強いですよ、コレ」(佐藤)
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アウトドアの達人が徹底検証!4人でも快適なファミリーテント4選
アウトドア用品デザイナー・佐藤裕一郎さん。テントをはじめ、さまざまなアウトドアギアのデザインを手がけるスペシャリスト。その鋭い観察眼から発するコメントの説得力はピカイチだ。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ノーチラス4×4 | | | ¥170,500 | 4人(最大8人) |
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NEMO(ニーモ) オーロラ ハイライズ 4P | | | ¥63,800 | 4人 |
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Nortent(ノルテント) ギャム4 | | | ¥170,500 | 4~5人 |
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CHUMS(チャムス) ブービー キャビン テント 4 | | | ¥162,800 | 4人 |
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ノーチラス4×4
アウトフレーム構造で、フライに吊り下げ式インナーを付けたまま立ち上げられるので、設営は意外と簡単。また、ウォール全体が三角形のパネルで構成されているのも見逃せない。付属インナーは左右どちらにでも付けられ、別売りインナーも装着可能だ。「三角を基調としたこのトラス構造というのは、剛性を高くするメリットがあります」(佐藤さん)。
●収容人数:4人(最大8人)
●サイズ:310×220×高さ235cm
●重量:20.9kg
たくさん設けられた開閉可能なメッシュ窓に加え、下からもしっかりと通気できるベンチレーターがあり、換気性能はバッチリだ。
メインのクロスポールと左右のアーチポールをガッチリ留めるリッジポール(露出した黒いポール)が、剛性を高めている。
寄りかかろうが、押し倒そうとしようがビクともしない。「このサイズでこれほど高い剛性があるテントは珍しいよね」(佐藤さん)
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NEMO(ニーモ) オーロラ ハイライズ 4P
クロスポールの前後にセットするリッジポールが、テントの両サイドを大きく押し広げる構造。実際に内部に入ってみると見た目より空間が広く、高さも十分にあるので着替えなどもしやすい。フルフライではないが、インナー両サイドのウォールは防水地なので雨が染み込む心配はない。このサイズで6kg強という軽さも大きな魅力。
●収容人数:4人
●サイズ:254×229×高さ191cm
●重量:6.25kg
フライの出入り口が広く、ヘッドクリアランスもいいので出入りが楽。予備のポールが2本あれば、張り出すこともできる。
インナーには通気性を考慮してメッシュパネルを多用。フロアにはチェック柄のプリントが施されている。
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Nortent(ノルテント) ギャム4
ノルウェーの先住民、サーミ族の伝統的な住居である「Gamme」をイメージして開発されたモデル。薪ストーブ用煙突ポートや裾全周にスノーカートを装備し、過酷な気象条件下でテント泊をする研究者からも高く評価されている。インナーは別売り。
●収容人数:4~5人
●サイズ:直径315×高さ160cm
●重量:5.8kg
換気窓の連携はバッチリ!
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CHUMS(チャムス) ブービー キャビン テント 4
フラッグがなくても十分に存在感のある2ルームテント。4人がゆったり寝られる寝室に加え、広いリビングルームが備わり、張り出しをセットすればとても開放的だ。リビングには印象的な赤い格子のTPU(サーモプラスチックポリエチレン)製窓が付き、インナーのドアには小物ポケットを装備。
●収容人数:4人
●サイズ:約300×500×高さ200cm
●重量:約24.7kg
軽くて扱いやすいポリエステル素材仕様。
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Snow Peak(スノーピーク) ランドロック | | | ¥217,800 | 4~5人 |
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Snow Peak(スノーピーク) エントリー2ルーム エルフィールド | | | ¥87,780 | 4人 |
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CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) モンテ スクリーンツールームドームテント | | | ¥88,000 | 6人 |
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Coleman(コールマン) BCクロスドーム/270 | | | ¥29,480 | 4~5人 |
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yozora(ヨゾラ) kohaku(コハク) | | | ¥89,870 | 4人 |
Snow Peak(スノーピーク) ランドロック
4~5人用のインナーテントが付属した4シーズン対応2ルームテント(寝室部とリビング部を持つテント)。インナーテント使用時でも幅405×奥行き約310cmものリビングが確保できる大型モデルだ。風に強いフレームワークと快適な居住性により、オールシーズンでキャンプを楽しめる。
●サイズ:405×625×H205cm
●収納サイズ:キャリーバッグ/75×33×36(h)cm、フレームケース/72×17×22(h)cm
●総重量:22kg(付属品含む)
●素材:本体/150Dポリエステルオックス・遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム(ルーフ部)・UVカット加工・テフロン撥水加工・150Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム(ウォール部)・UVカット加工・テフロン撥水加工・フレーム/A6061(直径19mm)、インナールーム/68Dポリエステルタフタ(ウォール)・210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム(ボトム)
前後はもちろん、両サイドにも大きな出入り口があり、大人数でも使いやすいデザイン。大型だが優れた剛性を発揮するフレーム構造が採用されているので、悪天候下でも安心して過ごせる。
冬場のキャンプも含めてオールシーズン使えるスペックもうれしい。本体の裾全周にスカートを装備しているので寒い季節でも寒気の流入を防ぐことができる。天井部を覆うようにセットするオプションのシールドルーフは、夏の強い日差しによる温度上昇を軽減するのに有効だ。
インナーテントは十分な広さが確保されており、大人2人と子ども3人が並んで横になれる。高さも約190cmあるので、着替える際もストレスを感じにくい。インナーテントを外してシェルターとして使う場合は、6人で使うのに適している。
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Snow Peak(スノーピーク) エントリー2ルーム エルフィールド
リビング・ベッドスペースとして使用できる2ルームシェルター。エントリーモデルながら快適なリビングを生み出すルーフシート付き。広くて開放的なリビングは、6~8人ほどの大人数でも利用できる。
●対応人数:4人用
●設営サイズ(約):380×600×H210cm
●収納サイズ:83×34×30cm
●重量:15.5kg
●素材:フレーム/A6061、フライ/75Dポリエステルタフタ、インナー/68Dポリエステルタフタ、フロア/210Dポリエステルオックス
シンプルな設計でアウトドア初心者にもおすすめ。付属品が充実していてコストパフォーマンスも優秀だ。 インナールームを取り付ければ、あっという間にリビングがベッドスペースに早変わり。寒いシーズンには外側にルーフシートを取り付ければ、防寒と結露防止に役立つ。インナールームとルーフシートはセットで搭載されており、環境や時間帯によってアレンジが利く仕様。
インナールームは吊り下げ式なので、装着も簡単。また、パーツの接続部分は色分けがされており、組み立て箇所が判断しやすくなっている。一般的なテントやタープと比較して短時間で設営できるため、その分アウトドアの時間をより長く楽しむことができる。
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CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) モンテ スクリーンツールームドームテント
テント前面に開放的なリビングスペースを備えた、ドーム型の2ルームテント。連結したインナーテントは6人程度まで収容でき、グループでのキャンプでも十分な収容力を発揮する。
●対応人数:6人用
●設営サイズ(約):280×620(前室280)×H190cm
●収納サイズ:70×20×20cm
●重量:16kg
●素材:フレーム/グラスファイバー、フライ/70Dポリエステル、インナー/70Dポリエステル・ポリエステル1mmメッシュ、フロア/150Dポリエステル
前面にリビングスペースを装備したツールームドームテント。インナーテントは前後に大型ドアパネルを搭載しているうえ、リビングは3方向を開放できるため、大人数での利用時に便利。また、たくさんの荷物を入れた状態でもテント内へのアクセスもイージーだ。
キャノピーポール2本が付属しているので、サイドのパネルを張り出せば、明るいベージュカラーと相まって開放感バツグンのリビングが生まれる。
リビングとインナーテントの出入口はメッシュ生地で全面カバーでき、通気性を確保しつつ、虫の侵入を防ぐことができる。テントのサイド面には、雨水を逃がせるフラップ、リビングの左右には、よりスペースを広げるためのひさしを装備している。
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Coleman(コールマン) BCクロスドーム/270
BCは“ベーシックキャンプ”の略。Colemanの数あるテントの中でも、特にキャンプ初心者の方に向けた作りとなっている。設営方法や内部の構造もシンプルで、非常に使いやすい万能型テント。
●定員:4~5人用
●使用時サイズ:約270×270×175(h)cm
●収納時サイズ:直径約25×75cm
●重量:約10kg
●耐水圧:約1,500mm(フロア:1,500mm)
キャンプが趣味のアウトドアライター。時間や場所に縛られずに働くことを目標にライターを始め、現在はアウトドアや健康系の記事を主に執筆。休日は趣味に奔走するため、外にいる時間が長い。
3人分のマットを敷いている様子。マットはもう1枚敷けそう。4人で寝る際も狭さは感じない。
広い床面積に加え、高さも175cmあるため、立ったまま着替えをすることができる。背の大きい方でも圧迫感を感じることはないだろう。
前室はコンテナも楽々収納できるほど、広さがある。
テントの前方にはキャノピーを立てることができる。テントを設営した状態から2本のポールをたてて、それぞれ1本のロープで固定するだけ。
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yozora(ヨゾラ) kohaku(コハク)
クリエイティブ集団「ほぼ日」のキャンププロジェクト「yozora(ヨゾラ)」のファーストプロダクトとなるワンポールテント。共同プロデュースをしているのはアウトドアメーカー「ゼインアーツ」。ワンポール型の正統派テント。フロントとリアに組み込まれたフレームによって内部の空間を高く広く確保しており、特にフロントからの出入りはしゃがんだり避けたりといったストレスがほとんどない。
フロントバイザーは「軒」であると同時に、タープの役割も兼ねている。
入り口部分のフロントパネルを巻き上げると、リビングスペースはバイザーの下まで拡張することが可能。
広い視界を確保できるフロントメッシュ。
メッシュとパネル生地との2層構造の「空を見る窓」。
美しいシルエットを持つテントが陥りがちな複雑な設営工程を極力排除し「ビルディングテープに沿って4つのペグを打ってしまえば、どなたでも美しく張れる」ように工夫している。目安としてふたりで設営した場合、慣れれば15分ほどで美しくテント張ることが可能だ。
サイドに羽根を伸ばしたような美しいシルエット。
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