SNTIAGO DE COMPOSTELEAの旅でまず聞いたのは「ゴアテックス サラウンド」という耳慣れないテクノロジーでした。
まずは、ゴアテックス サラウンド® プロダクトがどのようなテクノロジーなのか知らなければなりません。少し勉強してみたいと思います。
防水耐久性、防風性、透湿性を支えるキモになるのがGORE-TEXRメンブレンで、どの様な生地を接着するかで用途を変えることが出来ることを前回勉強しました。
さて、すでに、フットウエアもGORE-TEXの製品が数多く販売されています。従来の製品とは何が違うのでしょうか?
従来のGORE-TEXの靴やブーツは、アッパー部分をGORE-TEXでおおうスタイルでした。
アッパー部分から足の蒸れは防ぐことが出来たのですが、実際にソールに触れている足の裏についての蒸れは、十分に解消することが出来なかったのです。
ゴアテックス サラウンド® プロダクトは、簡単にいえばフットウエアをまるごとGORE-TEX メンブレンで包んでしまう発想です。
GORE-TEXメンブレンで包むことにより、ソール側からの水の混入を防ぐばかりではなく、ソール側からの蒸れを解消することもできるのです。
また、足の裏の蒸れを逃すために、各製品にはソール側からも蒸れを逃がすための工夫が施されています。
まさに靴を包み込み、ソールに工夫をすることによって、360度全方向の防水耐久性可能にして、を360度全方向からの蒸れ解消が可能になったという画期的な製品なのです。
嬉しい事に、このゴアテックス サラウンド® プロダクトのテクノロジーは2種類に分類されます。
カジュアル・ビジネス用
アウトドア用
常にブーツを履くのに足元まで汗っかきな僕にはピッタリの製品です。
登山やトレッキング時の蒸れの問題もありますが、皆さんはビジネスシーンにおいて、カジュアル靴やビジネス靴を履く機会の方が多いと思います。
特に、これから梅雨から夏に向けての不快な足元は非常に苦痛ですよね。こんな時、ビジネスシーンでも使えるゴアテックス サラウンド® プロダクトテクノジーはBESTです。
このテクノロジーを利用した、ビジネス、カジュアル、アウトドア製品の一覧もありますので、ぜひ一度ご覧ください。(なんとゴアテックス サラウンド® プロダクト テクノロジーを利用したリーガル商品があるのには驚きです。)
ゴアテックス サラウンド® プロダクトの一覧
https://www.gore-tex.jp/products/gore-tex-footwear/gore-tex-surround-footwear
もちろん、山形に住む私には、実際に色々な種類のブーツを見比べる環境もお店もありません。
ちょうど打ち合わせで上京した際に、Gore社さんから頂いたリストを元に終電までの3時間を利用して、まわれるだけアウトドアショップを巡ったのでした。
そして実際に履き比べて私が選んだのが、「MERRELL 「CAPRA VENTURE MID GORE-TEXRSURROUNDR」です。
CAPRA VENTURE MID GORE-TEXRSURROUNDR
ttps://www.merrell.jp/product/men-capra-venture-mid-gore-tex-surround/
履き心地の軽さと、僕の足に一番フィットしたのがこのモデルでした。そして決め手は、ビブラムソールのメガグリップを使用していた点です
今回のSNTIAGO DE COMPOSTELEAは、古い街並みの石畳を歩くこともあります。春は気候が安定しない事もあり、石畳やコケは雨で滑るというシーンも考えられました。
そんなこともあり、ソールにメガグリップまで使用しているこのブーツはSNTIAGO DE COMPOSTELEAで最適だと考えセレクトしたのでした。
何気なく道具を選んでいるようで、僕の場合は歩く場所や行程・期間、気候条件などを加味して最適な道具選びをする事を考えています。(適当に決めるときもありますが)
さて、SNTIAGO DE COMPOSTELEAの旅にはこの他に僕はどんな道具を持っていくのでしょうね!
【Profile】斉藤正史
山形県在住
LONG TRAIL HIKER
NPO法人山形ロングトレイル理事
トレイルカルチャー普及のため国内外のトレイルを歩き、山形にトレイルを作る活動を行う。
ブログ http://longtrailhikermasa.blog.fc2.com/
山形ロングトレイル https://www.facebook.com/yamagatalongtrail