大人も楽しめる「キャンプでせんべい」
子どもにとってキャンプの定番と言えば食後のマシュマロです。焼いたマシュマロは香ばしく、甘くて美味しいものですが、大人の中には苦手な方もいるのではないでしょうか? そんな方におすすめしたいのが、手焼きせんべいです。マシュマロのように炭火や焚き火の熾火を使って作れるできたてのせんべいは、おやつとしても酒の肴としても格別!
ただ出来合いのおやつを食べるよりも楽しく、子どもたちと楽しむ新しいアクティビティとしておすすめです。
手焼きせんべいとは?
手焼きせんべいとは、その名の通り、自分の手で焼いて食べるせんべいのことです。いろいろなメーカーから、せんべいの生地が売り出されており、炭火や焚き火の熾火の上で焼いて、味付けするだけで食べられます。ほとんどの商品が味のついていない状態で販売されており、醬油などで自由に味付けをして楽しめます塩加減などで、さっぱり味やこってり味に自分で調整できるのも魅力です。
今回、実際に焼いてみたのは、三真から販売されている「CAMP DE SEMBEI」(以下「キャンプでせんべい」)。次項で必要な道具と、焼き方をお伝えします。
手焼きせんべい作りにトライ
必要な道具
- 炭コンロ
- 炭
- 着火剤
- チャッカマン
- トング
- 皮手袋
- キャンプでせんべい 1袋
手順
1.炭を熾す
「キャンプでせんべい」はガスを使ったバーナーでも焼けますが、せっかくキャンプで楽しむならば、すこしこだわって炭火で焼くのがおすすめ。焼く過程もアクティビティとして楽しみましょう。着火剤を炭コンロの中央に置き、炭を着火剤の周りに組んで積み上げます。その際に、空気の通り道ができるように、隙間を意識して積み上げましょう。
3~4段ほど積み上げたら、着火剤に火をつけて、炭全体に火が回るまで放置しましょう。
2.炭を広げる
火が炭の全体に周り、炭の表面が半分ほど白くなったら、積み上げた炭をトングで崩し、炭コンロの全体に広げましょう。
3.網をのせてせんべいを焼く
炭を広げたら、網を設置してその上にせんべいをのせ、焼きましょう。
火加減にもよりますが、だいたい30秒以内に生地が膨らみ、片面がきつね色に焼けます。裏返してさらにもう片面を30秒以内を目安に焼きましょう。焼いている最中はせんべいの傍について、目を離さないようにしましょう、火がすぐに入るので、タイミングが遅いとこげる恐れがあります。
4.味付けして完成
焼きあがったせんべいは醤油などに浸して味付けしましょう。出来たてのせんべいはあたたかく、普段食べるせんべいよりも香ばしさを感じられるはずです。ひと手間かけた分だけ、美味しく召し上がれます。
手焼きせんべいのポイント
せんべいを焦がさずに焼くポイントは火加減。熾したての炭よりも、温度が下がった終わりがけの炭のほうが向いています。直接炎があたると、せんべいはすぐに焦げてしまうからです。熾したての炭を使用する場合は、炭と網の間に5cm以上の十分な距離を取りましょう。薪を使う場合は、熾火にしてから焼くのがおすすめです。
また、醤油など液体のトッピングで味付け後に、網の上に戻してサッとあぶれば、香ばしさがまして美味しく召し上がれます。ただし、液体をつけると、焦げやすくなるため注意してください。
おすすめの味付けやトッピング
砂糖×醤油
世代を問わず定番の砂糖醤油。醤油に砂糖をお好みの量入れて混ぜるだけで用意できます。せんべいの香ばしさを満喫できる味付けです。
柚子胡椒
ピリッとした辛さと爽やかな柚子の香りがせんべいとマッチします。おつまみとして食べるときにおすすめです。
焼き肉のたれ
焼き肉のタレは意外なほどせんべいに合います。大人も子供も大好きな味。駄菓子感覚で食べられます。
食べるラー油
フライドガーリックやオニオンのザクザクとした食感とピリ辛風味が魅力の、食べるラー油。焼きたてのせんべいの香ばしさをさらに高めてくれます。
おろしポン酢
さっぱりとした味がお好みならおろしポン酢を上に乗せて食べましょう。ヘルシーで体にもやさしいトッピングです。
チーズ×サラミ
チーズとサラミを乗せればクラッカー感覚で食べられます。サラミの代わりに生ハムもよく合います。
出来たてアツアツのせんべいをぜひキャンプで!
手焼きせんべいはうるち米のみが原材料のシンプルな食材のため、味付けやトッピング次第でさまざまな味に変化します。意外と何をつけても合うので、お気に入りの味付けを探してください。
何よりも自分で焼くのが楽しく、子どもと一緒に調理を楽しめます。できたてアツアツの香ばしいせんべいを、次のキャンプでぜひ!